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ドラマ『のだめカンタービレ』などの演奏や俳優もこなすピアニスト清塚信也&謎のピアニストに単独インタビュー!

2014/9/25 12:21

取材:2014.09 /記事・写真 RanRan Entertainment

 

人気ドラマ『のだめカンタービレ』にて玉木宏氏演じる千秋真一や、映画『神童』では松山ケンイチ氏演じるワオの吹き替え演奏を担当し、2013年公開の映画『さよならドビュッシー』では岬洋介役で俳優デビューするなど、マルチな活躍をするピアニスト清塚信也。2014年9月に朋友、高井羅人と連弾ユニットを結成し、アルバム『KIYOZUKA☆LAND(キヨヅカランド)』を発売し、9月3日は完成披露ライブを行った。そのリハーサル前に、RanRan Entertainment(ランランエンタメ!)のインタビューにじっくり答えていただきました。インタビュー後半では高井羅人さんも加え、ユニットについても伺いました。

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―本番前のお忙しい時間にありがとうございます。ではご本人から簡単に自己紹介をお願いいたします。

清塚信也:いえいえ、本番前が一番忙しくないくらいなんですよ(と余裕の表情で笑って)ピアニストですが、弾く内容はクラシックからポップス、ジャズと何でもやりたい曲をやるという感じです。元々はクラシックの専門教育を受けていました。でも最近は逆にクラシックは窮屈かなとも思ってるところもあります。あとは芝居がとても好きなので、昔から音楽を聴くより芝居を鑑賞することのほうが多かったりします。映画、舞台、ミュージカルなどを観ることがとても好きなので最近では映像に音楽を提供する作曲活動などもさせていただいております。

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―小さい頃より英才教育を受けられたのは、どういった環境の中で音楽を始められたのでしょうか。

清塚:母親の音楽への憧れが強く、自分が全くできなかったものですから(母親が)それを子供に託したということでしょうか。典型的なタイプですね。二つ上の姉がヴァイオリンをやっていましたから、当時は姉がメインで僕はおまけ程度でした。5歳から始めました。言われるがままにやっていたのです。

―そのように言われるがままに始めて、ご自分が音楽でやっていこうと目覚められたのはいつ頃だったのですか?

清塚:そうですね~、自分が出来るとは未だに思っていないんですよね。ホントに!でも母の狙い通りかどうかはわかりませんが、学校も思うように行けなかったし、友達とも遊べないくらい練習が大変でした。そして気がついたら思春期を通り過ぎていたくらいで、子供ながらにもう音楽しかない、これで食べていけなかったら人生どうしようという危機感が先にあったくらいです。音楽って楽しいなということを感じるよりか、先に危機感がありました。

―本当に厳しいレッスンの中、ずっと過ごされてきたわけですね。

清塚:はい、本当に厳しくてレッスンの帰り道でも母親から叱られていました。親のエゴだとその当時は思いました。しかし、最近になって(自身の子供ではない)子供の演奏を聴いて欲しいとよく言われるのですが、(コンクールなどで)そうすると、「おっ!(この子は凄いな)」と思う子のお母さんは皆そうですよ。皆、本当に厳しい。放任主義でやりたいように(音楽を)やっているお子さんでは、(凄いと思える子が)ほとんどいない。上手くなりたいのであれば、リスクを背負ってでも母親は厳しいほうがいいのではないかと思います。でも僕は今、2歳になる子供がいますが同じような道には行かせたくないですね。自分が教えることも、ピアニストにすることも。親子で教えることは難しい。

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―中村紘子さんのような著名な先生に師事されていらっしゃいましたが、いきさつを教えてください。

清塚:中学校の時に中村紘子さんの浜松のピアノアカデミーに参加して、目をつけていただいたのです。コンクールなどで弾く機会もあって優勝しました。

―中村先生といえばショパン、というイメージですが、清塚さんの中でもショパンという作曲家は特別な存在でしょうか。

清塚:いや、全然そのようなことはありませんよ。僕の中でピアノを弾くということは、世の中に求められていることに答えたいという気持ちが強いのです。だから、日本のピアノコンサートにおける需要はショパンの需要がかなり高いので、人気があるので、その結果ショパンを弾くのです。あまり他人の作品に憧れるということはなく、このピアニストのファンだということも無いです。

―クラシック界の貴公子という異名を持っていらっしゃいますが、学生時代はどのように過ごされましたか?音楽高校時代は周りが女性ばかりだったので(100人中男子は10名程度)かなりモテていたのでは?

清塚:僕はね~かなりモテてましたよ!(爆笑)羅人(横でスタンバイしている高井羅人を見て)もね、同じクラスだったのですが。あいつはそんなにモテてなかった(笑)。モテてるのかもしれないけれど(高井は)奥手すぎてね、女子達は「私のことには興味ないのね。」って思われていたかもしれないな。僕の彼女は同じピアノ専攻だったので、最後はライバルになってしまうんですよ。コンクールで自分が1位とかで彼女が3位になったりしてるうちに上手くいかなくなったりしちゃいました。大学はモスクワに留学しました。

―清塚さんといえば、やはり『のだめカンタービレ』『神童』などのピアノ演奏吹き替えが有名ですが、そのような仕事をするきっかけがありましたらお聞かせください。

清塚:自分がそういうことをしたかったので、積極的にアピールしていきました。その頃はモスクワから帰国したばかりだったので、事務所にも所属していませんでしたから。のだめより神童のほうが全然先でした。僕の場合、業界でそのような事を求めている方がいらっしゃらないかな?というところの情報集めから始めて、たどり着いたところが『神童』で、(業界では)一つ成功させると簡単ではないけれど、繋がっていったのです。

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―俳優さんたちとのエピソードはありますか?

清塚:彼らは俳優さんなので、ほとんどピアノに関しては素人なので余計な専門知識を与えない、ということが大事でした。例えば(松山)ケンイチなんかにも最後のこの部分は音楽的なことでなく、何回動かすという数字を覚えて貰うようにしました。「8回、腕を動かしてね。」というふうに。やはり演者なので、そこがもし本番でカメラが回ったときに熱のこもった感じになると8回なのに9回になっていたりする。平気でそういうことをしたりするのですよ。そうなると確かに雰囲気はいいけれど、音楽的におかしくなっちゃったりするので、そのようなところに気を使いました。

―ゲーム音楽の即興演奏の映像も拝見しましたが、ご自身のゲームの腕前は?

清塚:相当上手いと思います(笑)。世界レベルのランキングで上位に入るほどなのですが、子供が生まれてからは時間をゲームに取られてしまうのはもったいないし、戦闘シーンなどがあって影響がよくないので、ゲームはあまりしなくなりました。

―ジョブチューンなどでも歯に衣着せぬトークで話題を呼んでいらっしゃいましたよね。日頃からご自分のキャラクターはフランクさが良いと思っていらっしゃいますか?

清塚:僕は裏表で表現できないのです。すべてが本音で、例えば俳優さんやら人気の方々はやはりそれ(かっこよく見せること)が売りなので自分達の魅せ方を知っていらっしゃるでしょう。でも僕はわざわざ作ってとかそういうことはできない。クラシックの音楽家といえばかしこまって誠実な・・みたいなことはできないのです。

―プライベートでは、どのような時間が一番リラックスできますか?

清塚:やはり子供と過ごすときが一番楽しいかな?昔は西武ライオンズのファンだったので、野球も好きでバッティングセンターでバッティングすることが好きで、行くことがあります。

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【ここから高井羅人さんにも加わっていただいて】

―今回のライブとCDで共演なさる高井羅人さんとの馴れ初めを教えてください。

清塚:幼なじみだったのです。小さい時(桐朋の音楽教室)から知っていましたし、勿論、音楽高校時代も仲が良かったです。でも7年くらい失踪していたんですよ!全然連絡もなくて。それが一昨年の冬、ピアノをやめてサラリーマンになるって突然帰ってきたんです。

高井羅人:帰国して、10ヶ月ほど就職活動をしてサラリーマンになって。そして声をかけて貰ったのです。(清塚をはじめ)友達がとても助けになって、就職も新卒でないし大変な事でしたが、とても僕は運が良かったと思います。7年海外で勉強しているときは、何をしていたと言われても自分自身はあっという間だったように感じます。練習で手を腱鞘炎で故障させてしまったりして苦労しました。(清塚が)誘ってくれて、是非やってみようと思って今に至ります。

5 ―お二人での練習の時間と方法は?

清塚:いや、全然二人での練習時間は無いですよ。合わせは一回か二回。編曲は僕が楽譜にして、それを各自が練習し、気をつけることなどを話してまたちょっと合わせてというくらいです。

―心が通じているので、何度も合わせなくても大丈夫なのですね。

清塚:心だけでなく一緒にバッティングセンターにも行ったりしているから、どれぐらいのスタミナがあって運動神経があるのかな?ということもわかりますよ。気を使わないということだけでなく、そういう匙加減がわかるということも、やはり編曲する上では大きいですね。

―CDの曲(『Kiyozuka☆LAND』)の選曲はお二人でしたのですか?

清塚:だいたいは僕が選んで、承諾してもらった感じかな?好きという以外も連弾にするのにいい曲ということも選曲するときに考えました。好きな曲は洋楽のカバーで『Forever Man』や『Smooth Criminal』はやはりピアノでやってみて良かったなと思うし、元がギターをベースとしたバンドの方たちの曲なので、楽器としての特性が違いましたね。そして『agitato!』は完全に僕のオリジナルなので、僕ら二人だから演奏できるものだと思いました。

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―『Somooth Criminal』をピアノ演奏で表現するときにリズムや二手にしたときにどういったところを表現したかったのでしょうか。

清塚:そうですね~、やはりライブでするとき躍動感ですとか、連打も多いので激しさを見せて「わ~、凄く速いな。」と思ってくれたらいいですね。マイケルの曲というのは勿論、曲もかっこいいのですが彼のパフォーマンスあっての曲なので、ライブで見てもらうということを意識した編曲であります。生の躍動感を見てもらうことは、歌と器楽では違うと思います。それがインストの一番の強みであり、生身をただ披露するだけでなく、楽器というひとつのアイテムを音で表すという、誰も真似できない技術でありますよね。だからライブで観ていただくことは、全然ピアノを弾けない方が観ても「わ~、凄い」と感じられると思います。

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では最後に今後の活動についてと、9月3日にリリースされたアルバムについてメッセージをお願いいたします。

清塚信也:一台のピアノを二人で弾いているというところが特徴で、ピアノは88鍵あって基本的には本当は一人では弾ききれない楽器だと思います。どこかが余っているはずなので、それを4本の手で弾くということで新たなニューサウンドをお届けできると思います。あとはDVDも付いているので見ても面白い部分をお見せできると思いますのでどうぞよろしくお願いたします。

高井羅人:今回いろいろなジャンルの曲が入っているので、そういう曲を二人ですることによって色々な色彩感なども楽しんでいただけるのではないかと思います。よろしくお願いいたします。

清塚信也:やはり音楽の表現というものは、食べていくものとかそういうこととは違ってある意味余分な部分ではあります。そこを少しでも僕らの音楽を聴いていてくれる時間を特別なものにできるような努力をこれからもしていきたいと思います。

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インタビュー後記

終始楽しい語り口で、自分自身をそのまま語って下さった清塚さん。そして幼ななじみの高井さんとのトークに及ぶと、実際に小さい頃からずっと、素敵な友達関係が続いてきた事が羨ましくなるような雰囲気を、肌で感じられるようでした。そんなお二人の感情溢れる表現を堪能することができるアルバム『Kiyozuka☆LAND』は2014年9月3日にリリース!必聴のアルバムとしてチェックしていただきたい。

コンサート情報などはこちら!

清塚信也OFFICIAL WEBSITE http://shinya-kiyozuka.com

清塚信也Twitter         http://twitter.com/ShinyaKiyozuka

清塚信也と謎のサラリーマンピアニスト、高井羅人による初の連弾CD+DVD

『Kiyozuka☆LAND・キヨヅカ☆ランド』2014.09.03RELEASE!

[CD+DVD]¥3,600(+tax)COZQ-956/7

 

写真撮影:Yasuhiko Akiyama

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