取材:記事・写真/RanRanEntertainment
――ところで、『焼肉プロレス』のエンディングテーマに決定したシングル「Be the change」についてもお聞かせください。この楽曲はドラマに合わせて書き下ろされた曲なんでしょうか?
SHISYO はい、1話の台本を読んで、5曲くらいデモを作ったうちの1曲です。
Yu 「プロレス」をテーマにしたドラマということだったので、疾走感がある、力強い楽曲にしようという思いから作りました。あとは、誰が聞いても聴きやすいように、あまり難しいことはしないということは意識しました。
SHISYO ロックな楽曲に仕上がってはいますが、作りたかったものがたまたまこれだったという感じです。
Yu 私たちは、いい意味でいろんなことをやっているバンドだと思います。ジャンルが定まっていないとも言えるかもしれませんが(苦笑)、それも私たちの良さだと思いますし、一つに固執しないで、いろいろなものを作り出す。そういうバンドとして聴いてもらえたら嬉しいなと思います。
それから、今回の楽曲の歌詞では加藤諒さんが演じている主人公の気持ちを書きました。今まで何も成功できなかったけれども、それでもどんな人間でもいいじゃないかって思いを乗せていますので、そこは注目して聞いてもらいたいです。
――楽曲を作られるときは、意識して色々な音楽を入れようとされているんですか? それとも自然に?
SHISYO 曲を作る時は、Yuから「こういうのがいい」という題材をもらうことが多いですね。それを意識しながら、歌以外のパートを作って渡して、歌を乗せてもらう。
Yu 題材を決める時に、「これとこれをミックスさせてみよう」と考えることもあります。そこに自分たちの色を加えていくというイメージです。その時にやりたい感情の曲や、今はこれが合うというのをピックアップすることもあります。
SHISYO そうして作った曲に、僕のアウトプットからちょいちょい漏れ出しているものが乗っているんだと思います。ただ、Yuは先週までは「激しいのがやりたい」と言っていたのに、今週になったら「ミュージカルみたいなもの」と言ったりするので、そこは臨機応変にしていかないとな、とは思っています(笑)。
Yu 移り気なんで、やりたいこともコロコロ変わったりするんです(笑)。
――今回、ドラマにはゲスト出演もされたそうですね。
SHISYO そうなんです。第6話にヤミ金業者の社長と部下で出演しました。
――ドラマの撮影現場はいかがでしたか?
Yu 撮影してみて初めて知ったんですが、SHISYOは演技がめっちゃうまいんですよ。音楽よりそっちやったほうがいいんじゃないかって思うくらい(笑)。
SHISYO いやいや、でも、めちゃくちゃ緊張しましたよ。
Yu 今後、SHISYOにできるような役があったら、色々と出てみたらいいんじゃない?
――今、ミュージシャンの方でも俳優もされる方いらっしゃいますもんね。
Yu そっちやったほうがいいんじゃないって言ってるほどですよ(笑)。闇の業界の役とか、SHISYOにできる役があったら、ぜひお願いします!
SHISYO 僕もまだ見れていないんですが、どうなっているか楽しみにしていただければ。
――ドラマで主演をされていた加藤諒さんは、「Be the change」のPVにも出演されていましたね。
SHISYO PV撮影では、加藤さんにかなり頑張っていただいたので、ぜひ見ていただきたいです。
Yu 撮影当日に振り入れをして、その場で全く違う自分を演じられていたので、本当にすごいな、と。勉強になりました。
――PVではYuさんもダンスを踊られていて、格好良かったです!
Yu いや…体が重くてもう踊れなくなってきてますよ(笑)。ダンスは、習ったことはないんですが、踊れるんですよ、なぜか。
SHISYO Yuは学生の子を教えていたんですよ。
Yu もともと、体を動かすのは好きで、学生時代は12年間サッカー部だったんですが、踊れるということで母校のダンス部のコーチをやってくれと言われて(笑)。それで、なぜか6~7年はコーチをやってました。
――振付もされていたんですか?
Yu やりました、やりました。そのダンス部の教え子の一人にAKB48の武藤十夢がいるんですが、妹みたいな関係で、今も仲が良いですよ。
――現在、「Dire Wolf」としては、ライブを中心に活動を展開されていらっしゃるんでしょうか?
Yu そうですね。本数的には以前よりも減ったかとは思いますが、一つ一つは大きくなったと思います。あとは、私は個人でメディアにもよく出ています。
SHISYO 僕は僕で演奏のサポートだったりもしています。
Yu お互いに個々もやりながら、バンドとしても活動しています。ライブは一回一回を大事にしていますね。
――ライブはかなり盛り上がるものになりそうですね。
SHISYO 僕たちの音楽にハマってくれる人がいるとかなり盛り上がると思います。
Yu お客さんも踊ってくれたりしてね。
――ライブをする上で一番大事にしていることは?
Yu 自分たちが楽しむこと。
SHISYO それが、絶対だよね。もちろん、お客さんの様子も見ながらですけどね。楽しむことは大事なんだけれども、それに没頭せず、周りは見ようとは思っています。まあ、でも時々訳がわからないような行動をしている時は、無心になっているんだと思いますが(笑)。急に客席にいたりね(笑)。
――客席!? それって、どういう状況なんですか(笑)?
Yu 急に客席にいるんですよ(笑)。ボルテージが上がると、夢遊病みたいに歩いて行って、客席に降りて行って、急にこけて、急にベースを壊す(笑)。自分の体型を分かってないんですよ、SHISYOは(笑)。
SHISYO その瞬間に面白いと思ったらやっちゃってるんでしょうね(笑)。
Yu お客さんはこんなに大きいのが客席に降りてくるんだから、ただただ引いてる(笑)。私はそれをステージの上から、笑いながら見てます。止められないので。
SHISYO 僕がこけて、誰かを下敷きにしちゃったら、その人が死んじゃうから、気をつけないと(笑)。
Yu 本当だよ、殺人事件だからね、それ(笑)!
――最後に、今後のバンドとしての目標を教えてください!
Yu 人とは違うものを見せたいと思っています。ここまで色々なジャンルをやっているバンドもないと思うので、これから先、違う面でも注目されていきたいなと思います。
SHISYO そうして、出られる場所をだんだんと大きくしていければいいなと思います。
前編
ドラマ『焼肉プロレス』は8月3日より毎週●曜●時〜東京MXテレビほかで放送。
エンディングテーマ曲「Be the change」は配信中。
「Music Lab.濱書房おめでタイタイタイ2MAN!!」
9月1日(日) 17時開場/17時30分開演
横浜Music Lab.濱書房
に出演決定。
公式サイト http://www.teichiku.co.jp/artist/direwolf/