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2020年2月2日 13:40

【前編】早霧せいな(元宝塚歌劇団雪組トップスター)、「脳内会議は、まさに自分の頭の中で起きていることです」 舞台『脳内ポイズンベリー』インタビュー

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

水城せとな原作の漫画『脳内ポイズンベリー』が、2015年の映画化に続き、2020年、映画と同じく佐藤祐市監督により舞台化されることが決定し、314日から行われる公演を前に<ネガティブ思考>池田役の早霧せいなさんに意気込みや見どころなどをうかがった。

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原作の「脳内ポイズンベリー」は、一人の人間の頭の中で擬人化された5つの思考が “脳内会議”を繰り広げるというラブコメディで、そのユニークな着想が大きな共感を呼び、読者の心を鷲掴みにした。

舞台『脳内ポイズンベリー』で“脳内会議の議長”を務める吉田役に市原隼人、現実世界を生きる、脳内会議の脳の持ち主、いちこ役は蓮佛美沙子が演じる。いちこの脳内<ネガティブ思考>池田役は元宝塚男役トップスター早霧せいな。脳内の<記憶>であり脳内会議の書記、岸を演じるのは、グァンス(SUPERNOVA)。<ポジティブ思考>石橋役は本髙克樹(7 MEN /ジャニーズJr.)。<瞬間の感情>ハトコ役は元乃木坂46の斉藤優里が演じる。演出は、映画化の時にもメガホンをとった佐藤祐市監督で、初の舞台作品となる。

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――お話が来た時の率直な感想をお聞かせください。

漫画原作の舞台化に今まで携わることが多かったので、まったく抵抗は感じませんでした。ラブコメディというジャンルの漫画には初挑戦なので、率直に嬉しく楽しみだなと思いました。

――もともと原作はご存知だったのですか?

いえ、漫画の存在は知っていたのですが先に映画を見ていて、出演が決まってから、あらためて読みました。

映画、漫画の順になったので、それぞれの印象の違いを比べながら、舞台化はどうするのだろうと思いながら読み、映画の演出をされた佐藤さんが舞台の演出もされるということで、舞台ならではの演出がどのようになるか、想像を膨らませていました。

――「ネガティブ思考」役についてはいかがですか?

私自身、わりと「ネガティブ思考」なんです。行く着くところまで落ちて、このままじゃやっていられないよ、って自分に逆切れをして、ポジティブの方に向かっていくので、思考としてはとても共感できる部分があ、(「ネガティブ思考」)池田役で良かったなって思っています。

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――いちこさん(蓮佛美沙子)の頭の中で会議が行われることについてはどう思われましたか?

まさに自分の中で起きていたことが漫画になっていたんですよ。最初に漫画を読んだ時にこの状況は私の中でも起きている、と思いました。仕事現場の時も、いろいろな場所で選択する事案ができた時に“こっちに行った方がいいんじゃない?”というポジティブ思考と、“いやそっちは危ないよ”というネガティブ思考が出てきたりとか。自分の中でごく自然に起きていることが、まさか擬人化された状況で描かれているとは。だって日本人の名前がついていること自体おかしくないですか?

――そうですよね()

池田とか()、議長がいたのだとか。私の中ではもしかしたら議長はいなかったかもしれませんが、個性豊かな思考は確実にいるのでそれを漫画化された水城先生には“やられた”と思いました。(笑)

女性の頭の中を覗いているという感覚という見方もできますし、女性だけではなく、人が一生懸命になる姿だったり、必死になって相手の気持ちを掴もうしたり、物事に挑戦する姿も描かれていて、ラブコメディという枠には収められないような、内容も含まれているなと思いました。

――共演の方たちとは初めてですか?

みなさん初めましてです。舞台となると約一か月間稽古を共にして、本番で更にということなので、このチームワークを深めていく段階も私としては楽しみです。

ジャニーズの方がいたり、元アイドルの方がいたり、もちろん俳優さん、女優さんもそうですけれど、バラエティに富んでいます。「議長」の市原(隼人)さんを筆頭にラブコメディでポップなところを失わずにそれぞれのキャラクターを際立たせていくことにより力を注いで、みなさんとのコミュニケーションを深めていけたらなと思います。

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◆『脳内ポイズンベリー』
日程:2020年3月14日(土)~29日(日)
会場:新国立劇場 中劇場

原作:せとな(集英社クイーンズコミックス)
脚本: 新井友香・今奈良孝行
演出: 佐藤祐市(共同テレビジョン)
出演: 市原隼人 蓮佛美沙子 早霧せいな グァンス(SUPERNOVA) 本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.) 斉藤優里  白石隼也 渡辺碧斗 河西智美

公式サイト https://www.nounai-poison-berry.jp/

主催・企画・製作 フジテレビジョン
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~18:00)

 

 

 

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