9月19日、東京・渋谷C.C.Lemonホールにて『韓流ミュージックフェスティバル 2011』が開催され、2AM、イム・ジョンヒ、8eight(エイト)が出演した。今年で4回目となる同イベントは、NPO法人日韓文化交流会主催のもと、音楽を通じて日韓両国の交流を深め、アジア貧困地域子供教育支援(Good Friend Save the Children)のチャリティーイベントとして、2008年より毎年9月に行われてきた。
今回は、「GFSC希望の和太鼓プロジェクト、K-POPの祭典 “Drum HOPE!~奇跡のコラボ!~”」と題し、音楽の力で、疲れた心、傷ついた心の傷を癒してほしい、元気になって夢と希望を取り戻してほしいと気持ちを込めて開催。東日本大震災で被災した、宮城県石巻市雄勝中学校の生徒たちが叩く和太鼓の演奏で幕をあけた。生徒たちは、太鼓の大半が津波で流されてしまい、拾ってきたタイヤにビニールを張り、太鼓の代わりに叩き練習しているという。希望に向かってたくましく生きる子供たちの、和太鼓(タイヤ太鼓)の力強い音に心を打たれ、観客の頬に涙がこぼれていた。続いてステージを飾ったのは、日本初登場となった男女3人組の8eight(エイト)。「初めての来日ステージで、みんなノリノリになってくれて嬉しい。素晴らしい主旨のもと公演に参加できて本当に感慨深い。」と伝え、“心臓がない”など3曲を披露。歌唱力とパフォーマンスの高さを見せつけた。ずば抜けた歌唱力で、聴く人を感動させる天才アーティスト、イム・ジョンヒは、「皆さんから熱いものを感じます。心をオープンにして楽しんでほしい。」と挨拶。自身が大好きだという中島美嘉の“雪の華”やヒット曲“Music is my life”などを熱唱。2AMのチョ・グォンとのデュエット“別れに行く道”も披露し、会場からは割れんばかりの拍手が送られた。また、2AMのチャンミンと、8eightのイ・ヒョンのプロジェクトグループ『Homme』も日本初披露となった。「僕らはビジュアルグループで~す!」と言って会場の笑いを誘い、“ご飯だけはよく食べて”“男だから笑うんだ”で、素晴らしい歌声とハーモニーで会場を圧倒。まさに奇跡のコラボを実現した。そして、トリを務めたのは、2AM。昨年の「韓流ミュージックフェスティバル」で初めて日本の舞台に立った彼らは、よりパワーアップしたステージを披露!「意味の深いステージに立てて嬉しい。被害を受けた方々に希望を与えられるように一生懸命歌います。僕たちの歌が少しでも力になればいい。」と熱い気持ちを語り、“狂ったように”“死んでも離さない”などのバラードはもちろん、“どうしよう”や“LOVE”のダンス曲でも本領発揮(笑)。チョ・グォンのはじけっぷりにメンバーからも笑いがこぼれ、思いっきりステージを楽しんでいる様子がうかがえた。さらに、チャンミンとジヌンがダイエット中、スロンとチャンミンは前日に原宿や新宿でショッピングを楽しんだことも明かされ和やかなトークも展開。また11月に日本デビューを控え、日本語を一所懸命勉強中とのこと。アンコールでは、“この歌”をファンにプレゼントした2AM。
最後は、出演者全員で“No.1”を合唱し、温かな雰囲気のなか終演となった。< セットリスト >
8eight
- 心臓がない
- さようなら私の愛
- その唇を塞いでみる
イム・ジョンヒ
- Golden Lady
- 別れに行く道 (with チョ・グォン)
- 雪の華
- music is my life
- 本当のはずがない
Homme
- ご飯だけはよく食べて
- 男だから笑うんだ
2AM
- 電話に出ない君へ
- 狂ったように
- 死んでも離さない
- 悪かった
- With or without U
- どうしよう
- LOVE
アンコール
- この歌(2AM)
- NO.1(全員)