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2017年7月16日 10:19

門脇麦主演、映画『世界は今日から君のもの』公開初日舞台挨拶 印象に残っているシーンは「セーラー服と機関銃」!?

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

715日(土)都内渋谷シネパレス・において、映画『世界は今日から君のもの』の公開初日舞台挨拶が行われ、主人公真実を演じた門脇麦、会社の上司・矢部を演じた三浦貴大、真実の同居人・恵利香を演じた比留川游、真実の両親役マキタスポーツとYOU、そして尾崎将也監督の6名が登壇した。

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引っ込み思案で自分の世界に閉じこもってきた主人公・真美は父親・栄輔と二人暮らしを送っていた。そんなある日、娘の将来を心配していた栄輔がアルバイトを見つけてくる。会社主催のサバイバルゲームにいやいや参加し・・・真実がどう自分のカラを破っていくかという物語で、尾崎将也監督自らによるオリジナルストーリーである。「ヒロインは自分の昔の姿を投影している。3年前に門脇とドラマの仕事で知り合い、この人ならできるんじゃないかなと。そこから舞台化していきました」と映画化のいきさつを語ってくれた。

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真実との共通点について聞かれた門脇は、「私は、真実とは真逆な性格。高校生の時は、朝晩走り込んだりとか。この(俳優という)仕事が視野に入っていたので、レンタルDVDを“あ”行から順に、4、5本借りてきて悶々と見るという(違った意味での)引き籠もり方をしていました」と過去を振り返る。どこまで見れたのかの問いには「“さ”行くらいまで。それは効率が悪いので、監督の名前で見た方がいいじゃないかって。最初“愛・・”ばかりで、つらかったですね」と笑いを誘った。

この映画で印象に残っているシーンは?の質問に対し、門脇は「三浦さんの会社に乗り込んで、らららら~~って(銃を)乱射するところ」と『セーラー服と機関銃』の歌を口ずさみ、会場内は大盛り上がり。

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三浦は、もし役者にならなかったら?の質問に「昔、花屋になりたかったという覚えがあります。小さな花屋で一生を終えられたら幸せなんじゃないかなと思っていたときがあって。あんまり目立つのが好きじゃなくて、未だになんですけど、あんまりカメラに写るのが好きじゃないんで・・・」という珍回答。マキタが「病んでんじゃないの」とツッコミ、会場大爆笑。さらに、印象に残っているという質問には「マキタさんと一緒に屋台で飲んだときのヤキトリかな。ビール飲みたくなっちゃって。ヤキトリがおいしかったなというのが一番の印象」と、またもや珍回答。

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「恵利香は結構“熱きくん”で相手にはっきり伝えたりするタイプ」で、そういう点は「似ている」という比留川の一番気に入っているシーンは「サバゲー。ピタピタのレザーのお洋服はなかなか着ないので、楽しかったです」と回答した。

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マキタ、YOUの夫婦関係について、マキタは「私生活でも飲みに連れてってもらったりとか、親しくなりすぎて、ボクのことを『スポーツ』って言うんです。『スポーツさあ』とか、オレも『はい』って答えて。YOUさんがそこにいれば大丈夫って感じ」と私生活では仲の良いところをアピールしたが、映画では離婚の間柄なので、「ある種のやりづらい面」があるようだ。

マキタは「スタッフからいただいたスマホで真実とやりとりをするシーンで、カメラが回っていないとき、ずっとLINEをし続けても既読状態で寂しかったが、たまに一発ドーンと返信があって、涙が出るほどうれしかったです」と回想した。それに対し、門脇は「本編の中なのか分からなくて。本当はすごく返事したかったのですけど、役としてやっていただいているのであれば、私がスタンプを押しまくるのはちょっと違うなと」返信しなかった理由を説明した。マキタが「『気を使われたのよ』とYOUさんがオフマイクで・・・。記事にしてください」と訴え、彼もようやく納得したようだった。YOUは、「ダメな女でしたねえ。昔から子供を捨てたり、そういう役に呼ばれるんですけど」と笑わせた。

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続いて、「真実が矢部さんと出会ったことが転機となったように、皆さんの転機は?」の質問に対して、皆さんの回答は次のとおり。門脇は「バレエをやめて、この仕事を始めたこと」。三浦の「高校生の頃ライフセービングに出会ったこと。あれをやっていなければ、なんとなく一生を終わっていたのでは」に対し、またもやマキタが「とにかく不器用ね。二代目高倉健!」とツッコミを入れると、三浦が「恐れ多いです」と返答した。比留川「23歳で留学。語学の勉強をしたことで自信がついたこと」。マキノ「役者の仕事をいただき始めたのが転機」。最後にYOUは「味覚の転機はドクターペッパーを飲んだこと」と、会場の方々への参考になったかは微妙である。

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そして最後に、門脇が「尾崎監督の人柄がギュギュっと凝縮されたやさしい映画になっていると思います。撮影を始める前に体調を崩して、撮れるか撮れないかという話にもなり、たくさんの方にご迷惑をお掛けした。初日を迎えることができてほっとしていています」と結んだ。

 

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