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2017年9月19日 15:47

映画『ミッドナイト・バス』第30回東京国際映画祭特別招待作品出品決定!

映画『ミッドナイト・バス』

深夜バスの運転手とその家族 それぞれの再出発を描く感動の物語

第30回東京国際映画祭特別招待作品出品決定

「ミッドナイト・バス」ポスタービジュアル_small1

作家・伊吹有喜が2014年に発表し、第27回山本周五郎賞、及び第151回直木三十五賞の候補となった長編小説『ミッドナイト・バス』(文春文庫刊)が映画された。新潟と東京を行き交う深夜高速バスの運転手を主人公に、別れた元妻、息子、娘、そして現在の恋人との葛藤のなかで、一度壊れた家族がもう一度向き合い、それぞれの人生の一歩を踏み出して再出発していく姿を描いた物語。

今年の3月、新潟を中心に撮影された『ミッドナイト・バス』は、来年1月20日より新潟先行ロードショー、1月27日より有楽町スバル座ほか全国ロードショーとなる。また、第30回東京国際映画祭の特別招待上映作品として、ワールド・プレミア上映される。

このたび解禁されたポスタービジュアルには、バスの運転席に座っている主人公の高宮利一と、利一がバスの運転で行き交う関越トンネルを挟み、彼を取り巻く家族や恋人たちの姿が描かれる。離婚後16年ぶりに偶然会った元妻、仕事を辞めていきなり家に戻ってきた息子、友人たちとシェアハウスに住む娘、怪我をして入院している元妻の父、東京に住む恋人。それぞれが何かを抱えて日々を過ごしている。家族の幸せとは何か。父親として生きるとはどういうことなのか。闇の向こうにはどんな「夜明け」が待っていて、それぞれがどんな答えを見つけ、選択していくのだろうか――。トンネルの向こうに見えるヘッドライトの光が希望を思わせるビジュアルになっている。

主人公には、俳優としても活躍する原田泰造。本作では、家族の要となる「父」、恋人の前では「男」の2つの顔をもつ、不器用な利一を繊細に演じている。そして、撮影に先立って大型自動車免許を取得し、実際に関越道をバスで走行することにも挑戦した。

主人公の元妻・加賀美雪に山本未來。日々の生活に疲弊していた時に、利一と偶然再会し、かつて残してきてしまった子どもへの負い目を感じつつも、彼の優しさに心が揺れてしまう美雪をしっとりと熱演。また演技派の小西真奈美が、天真爛漫な一面を持ち、ひたむきに利一を想う東京の恋人・古井志穂を切なく演じている。

利一の息子・高宮怜司には若手俳優の七瀬公(『SCOOP!』、舞台「あさひなぐ」)。利一の娘・高宮彩菜にNHK朝の連続ドラマ小説『わろてんか』の主演に抜擢された注目株・葵わかな。優しさが空回りして言いたいことをうまく伝えられない兄、親と上手く向き合えない妹をそれぞれ好演。そしてベテラン・長塚京三が、軽い認知症を患う美雪の父・山辺敬三を重厚感たっぷりに演じ、存在感を発揮している。

監督は、東陽一、藤田敏八、大林宣彦、原田眞人、エドワード・ヤン、根岸吉太郎といった錚々たる名匠の作品で助監督経験を積んできた竹下昌男。原田とは自身の長編映画初監督作品にして原田の映画初主演作『ジャンプ』以来、2度目のタッグとなる。音楽は『北のカナリアたち』で第36回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞したヴァイオリニストの川井郁子が担当。竹下監督からの「風景や心情が込められた曲を」という要望をもとに、余白を感じさせる音楽を目指して制作。穏やかで優しく、そして憂いのある旋律は、人物に寄り添い、物語を包み込むような曲調となった。他、撮影スタッフもベテラン陣が集結。良質な感動のある大人向けの作品がここに誕生した。

映画『ミッドナイト・バス』
出演:原田泰造 山本未來 小西真奈美 葵わかな 七瀬公 長塚京三 
監督:竹下昌男
原作:伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文春文庫刊) 
配給:アークエンターテインメント
2017/日本/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/157分
(C)2017「ミッドナイト・バス」ストラーダフィルムズ/新潟日報社
http://midnightbus-movie.jp
2018年1月20日(土)より新潟先行ロードショー

1月27日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショー

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