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2017年9月29日 17:58

高橋一生出演映画『リミット・オブ・スリーピング・ビューティー』 25歳監督商業映画デビュー!

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

10月21日公開の映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング・ビューティー』の完成披露上映会が、東京・新宿武蔵野館で9月28日に行われた。客席には3175人応募のうち、約30倍という高倍率の選ばれた若き女性で埋め尽くされた。上映前の舞台挨拶には、主役の桜井ユキ、女性たちの熱い視線を集める高橋一生、さらには佐々木一平、阿部純子、満島真之介、そして、二宮健監督が登壇し、映画の魅力、撮影時のエピソードなどを語ってくれた

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本作は、弱冠25歳、二宮健監督の商業映画デビュー作で、原案・脚本も自分で書いており、注目の作品となっている。主人公アキ(桜井)は女優を夢見て上京したが、今や29歳、サーカス団でマジシャンの助手をしている。アキの精神は摩耗し、現実と妄想の境界が破綻を迎えようとしていた。唯一アキの中で美しい思い出として残るのは恋人・カイト(高橋)との時間だった・・・・。

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 「とても素敵な映画になっていると思います。ビジュアルとか、見せ方とかは、二宮監督の世界観や頭の中に入っていることがバーっと出てきた感じ。なによりも登場人物の造形がしっかり作り込まれている。アキという人間を通して、一人の人間の成長譚であり、皆さんがどのようにシンクロして観てくださるか楽しみ(高橋)」。「複雑な設定で情報量がつまっているが、観ると頭の中にすっと入ってる不思議な感覚を覚えた(佐々木)」。「私もこの作品を観て、迷宮の中に迷い込んだ感じ(阿部)」。そして、「二宮健監督は25歳、日本映画界の中で一番若いと言われている監督。何か日本の映画界に希望の光が差しました、この映画で!(満島)」と、それぞれ感想を述べた。
二宮監督は「すばらしいキャストととても自由に作らせていただいた皆さんのおかげ。そして、今日の皆さんが初めてのお客様です」と感激ひとしお。

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17歳から現在までを演じた桜井は「(印象に残った点は?の問いに)アキは裸足で踊っているシーンが多くて、こんなに人生で踊り狂うことは二度とないだろうな。監督から『後悔のないよう、踊って欲しい』と言われたことが印象に残っています」。

高橋「(非常に癒やされる表現は監督からどのようなオーダがあったのか?という問いに)現場に入って、まずお芝居を見せて、どういうふうにやっていくか話していくという感じ。都度都度、話はするが、細かい作り込みはなかったですね。二宮監督はそういうところはうまいので、少しずつ道を作っていくという作業をされる方。」

佐々木「オーディションから入ったんですが、そのとき演技を見てもらったんですが、『その目!』って言われました。(二宮監督「ずっと、トム・クルーズっぽくって言ったんです。ボクの言ったことを一生懸命やってらっしゃるなと思っていました」。)二宮監督は現場で一番楽しそうでした。監督が楽しいものを撮っているという気持ちが現場全体に広がって、気持ちよく仕事をさせてもらいました」に対し、二宮監督は「こういう時って、こんなに褒めてもらえるんですね。本音は後で・・・(笑)」とご満悦の様子。

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満島は「“ときめきチャーリー”っていう日本映画には全く出てこない役。ナニ人なんだ?っていう謎の男。ボク自身、若松孝二監督、蜷川幸雄監督・・・といった年配の監督とやっているが、同年代の監督とそろそろやっていきたいし、これから一緒に映画界を背負っていきたいなと思っているなかでいい出会いをさせていただいた。これから第2ステージ入っていくんだなという作品!と、勝手に思ってますけど」などと、しゃべり出したら止まらない。「こんなに楽しく映画をとっている監督がうれしいし・・・」まだまだ続き、「高橋さんも、参加してください。高橋さんがいないと、本当に客が入らないですよ」。やっと、高橋が「ボクだけ置いてけぼりをくったのかと思いましたよ」で、ようやく一段落した。

二宮監督「(監督のアタマの中はどうなっているんだろうな?どんどん出てくるんですか?の問いに)ボクがお客さんだったらこういうのを見たいとか、お客さんの立場でやっているつもり。今まで見てきた映画とか好きだった映画に支えられている感じです」。

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「アキの29歳の最も輝いている時間が切り取って描かれる。皆さんにとって最も輝いていたときは?」の問に、

満島「ボク自身、今この瞬間を常に切り取りたい人生を生きたいです。・・・・・」

高橋「ボクは今です。常に、今を更新しておこうと思います。今が輝いていると思います。舞台に登壇させていただいて、(MCからマスコミに対し)『フラッシュがあまりにきついから、フラッシュをたかないで』って、アナウンスを聞いたのは初めてなんで(笑)。どんどん更新していきたいなと思ってます」と、笑いを誘っていた。

阿部「初めて映画に出演し、そのスクリーンを観た瞬間、なんとも言えない居心地の悪さと、夢に見たものが現実になったときの胸にときめく感じが今も忘れられないです」とそれぞれが答えた。

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最後に、桜井は「自分の持っているストーリー、世界観が観てくださっている方々によって変化していくものだと思います。自由に解釈できる映画なので、1度ならず2度、3度観ていただければと思います」。また、二宮監督は「本作で目指していたのは映画館で観る喜怒哀楽のジェットコースターみたいな映画を撮りたいなと思って作りました。でも、皆さんの日常だったり、普遍的なところに届くものもちゃんとある映画だと信じています。皆さんに届く作品になっていると信じています」と結んだ。

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公式サイト:http://sleepingbeauty-movie.com

1021日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

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