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『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督、常盤貴子ほか豪華キャストが登壇!第30回東京国際映画祭

2017/10/29 07:00

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

1216日より全国公開される待望の大林宣彦監督作品『花筐/HANAGATAMI』が、第30回東京国際映画祭の<Japan Now部門>作品に選出、1028日(日)上映後に、大林宣彦監督、および豪華キャストとして主演の篠塚俊介、常盤貴子、矢作穂香、山崎紘菜、長塚圭史、村田雄浩、岡本太陽の8名が登壇した。

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『この空の花』『野のなななのか』に続く本作は、余命宣告を受けながら完成させた大林宣彦的戦争三部作の締めを飾る魂の集大成として、3年ぶりの作品に非常に期待が高まっている『花筐/HANAGATAMI』。戦争の時代に生きる若者たちを主軸に、心が火傷するような凄まじい青春群像劇が、圧倒的な映像力で描かれる。原作は三島由紀夫がこの一冊を読み小説家を志したという檀一雄の純文学「花筐」。尾道三部作をはじめ数多くの古里映画を撮り続けてきた大林宣彦が選んだ佐賀県唐津市を舞台に、唐津の魂「唐津くんち」が映画史上初の全面協力をしている。

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主人公・俊彦の叔母を演じる常磐は「初めに原作を読み、次に撮影台本を読ませていただいたとき、大林監督の脳内のフィルターを通すと純文学ってここまで行間が拡がるのかと。さらに完成した映画を見たとき、なんてやんちゃな監督だと思いました。自由に、やんちゃ、好き放題にすごく感激しました」と、大林監督を褒め讃える。

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物語の主人公・榊山俊彦(実は檀一雄)に扮した窪塚は「常盤さんの話を繋げて、監督のやんちゃな話をしますと、榊山俊彦16歳、ボク36歳。キャスティングもこんなに自由度があるのかと。話をいただいたとき、戸惑ったんですけど、長塚圭史(40歳)さんも同級生として参加されているので、ボクの勇気の源です。ボクも、今日3度目を見させていただいたんですが、緊張感が全シーンに漂うというのは、ウソじゃないなって。大林監督の表現される、この緊張感の時代を知らないし、正直こういう緊張感の中では生きたくないなと思いました」と感想を述べる。

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死に至る病気を患った美那を演じた矢作は「大林監督と初めてご一緒させていただいたとき、今より8キロ太っていて、『5キロ痩せてください』と言われ、私も命を懸けようと(笑)。私も、この映画を4回ほど見ているんですけど、初めは何が何だか分からなくて。でも、もう一回見てみると、また違った魅力が出てきて毎回いろんな魅力が出てきたので、いろんな楽しみ方ができる映画かなと思いました」と本作の楽しみ方も解説した。

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女性では唯一生き残ったと思われるあきねを演じた山崎は「青春というのは、こんなにまぶしくて、美しく儚いものなんだなということを学ばせていただいたので、今青春を謳歌している若い人たちこそ、この映画を次の世代に伝えていってほしいと思いました」と若者へのすすめを説いた。

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大林監督がなぜ本作を40年間温めていたか?について、「40年前に撮っても誰も見てくれなかった。当時は高度成長時代で、僕たちは平和難民になっていた」などと説明、また、「戦争が終わった後、せめて自分が平和に役立てるには、自分が信じる映画くらいは自由に作らせて欲しい。でも、そういう映画は今後作れなくなるんじゃないかとおびえています。今こそ、自由に人間の尊さを表現したいということでこさえたのがこの作品であります」と、今撮った理由を力説した。さらに「この映画は戦争の知らない若い人たちのために作った。僕が正直に感じたことを描いて、僕が理解したことは描いていません。皆さんが実感をもって見てくださればうれしいです」と、この映画に詰め込まれた思いを語ってくれた。

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その他、「40歳を過ぎている自分よりが彼(吉良)より幼い気がする」という長塚圭史、「なんでオレだけ教授?」という村田雄浩、そして「演技経験もない」という岡本太陽さんは、ぜひ若い人に見てもらいたいと口を揃えた。

<ストーリー> 1941年の春、アムステルダムに住む両親の元を離れ、佐賀県唐津に暮らす叔母(常盤貴子)の元に身を寄せることになった17歳の榊山俊彦(窪塚俊介)の新学期は、アポロ神のように雄々しい鵜飼(満島真之介)、虚無僧のような吉良(長塚圭史)、お調子者の阿蘇(柄本時生)ら学友を得て“勇気を試す冒険”に興じる日々。肺病を患う従妹の美那(矢作穂香)に恋心を抱きながらも、女友達のあきね(山崎紘菜)や千歳(門脇麦) と“不良”なる青春を謳歌している。しかし、我が「生」を自分の意志で生きようとする彼らの純粋で自由な荒ぶる青春のときは儚く、いつしか戦争の渦に飲み込まれてゆく。「殺されないぞ、戦争なんかに!」__俊彦はひとり、仲間たちの間を浮き草のように漂いながら、自らの魂に火をつけようとするが……。 

映画『花筐/HANAGATAMI』
窪塚俊介 満島真之介 長塚圭史 柄本時生 矢作穂香 山崎紘菜 門脇麦 常盤貴子
監督:大林宣彦 原作:檀一雄「花筐」より(講談社・文芸文庫)
脚本:大林宣彦、桂千穂
配給・宣伝:新日本映画社
©唐津映画製作委員会/PSC 
公式サイト http://hanagatami-movie.jp/
Twitter:@hanagatamimovie

Facebook:facebook.com/hanagatami.movie
12 月 16 日(土)有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー

 

 

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