トップ > PICK UP > 松岡茉優 映画初主演『勝手にふるえてろ』暴走ラブコメ!?第30回東京国際映画祭

2017年10月31日 16:19

松岡茉優 映画初主演『勝手にふるえてろ』暴走ラブコメ!?第30回東京国際映画祭

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

芥川賞作家・綿矢りさの恋愛小説を実写映画化した『勝手にふるえてろ』が第30回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出され、10月30日(月)ワールドプレミア上映と舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には、映画初主演の松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、大九明子監督が登壇した。さらに、舞台挨拶終了後には、同一メンバーによる記者会見も行われ、大勢の報道陣が詰めかけた。

180A8736s

24歳のOLヨシカ(松岡茉優)は中学の同級生“イチ”(北村匠海)へ10年間片思い中!過去の“イチ”との思い出を召喚したり、趣味であるアンモナイトなど絶滅した動物に没頭したりと忙しい毎日であるが、ある日、会社の同期で熱愛してくれる“リアル恋愛”の彼氏“ニ”(渡辺大知)が突然現れた。“脳内片思い”と“リアル恋愛”の2人の彼氏、理想と現実、どっちも欲しいし、どっちも欲しくない・・・。本作は「ラブコメ史上最もキラキラしていない主人公の暴走する恋の行方を、最後まで応援したくなる痛快エンターテインメント」であるとポスター(チラシ)などに記載されている。

180A8689s

舞台挨拶では、「茉優ちゃーん、かわいい~」という女の子たちの歓声のもと、松岡は照れながら挨拶。「忘れられない思いや忘れられない人の葬式になるような映画だと思っています。何か今思いを抱えている皆さんはその忘れられない記憶を今日この場で葬り去ってください」と強く訴えた。

180A8789s180A8769s

彼氏“ニ”役で主題歌も担当した渡辺は「茉優ちゃんの魅力が爆発していて、男のボクでも共感できるところがポイント」、そして彼氏“イチ”役の北村匠海も「松岡茉優という素敵な人に飲み込まれて欲しい」といずれも松岡を絶賛した。

大九明子監督は、本作について「主人公ヨシカは変わり者ですので、いろんな人に届けるという欲は捨てて、ヨシカ的な人をめがけて作ろうと思った。まさか本映画祭のしかもコンペティション部門に招かれるなんて、生きていてヨカッタ!(笑)という思いでいっぱいです」と喜びを表現した。

180A8362s

松岡が「ポスターにラブコメ!って書いてあるんですよね。でも、私はラブコメと思って撮っていなくて」と主張すると、大九監督も「私もなのよ」。松岡が「誰が書いたんですか?」と問いかけ、会場は大爆笑となった。さらに松岡は「結果的にラッキーだったんですけど、(心掛けた点は)ヨシカ一人のシーンもたくさんあるので、一人で波長の上げ下げなど舵取り(運転)が難しかったです」と続けた。

大九監督は「好き放題シナリオを書き、好き放題撮らせていただいた。ヨシカ的なものは全部私の脳の中。誰が何を言っても『いや、私がヨシカだ。黙れ』みたいな、ずっと突っ張らせてもらった映画です。上映後、『私がヨシカ』、いや『オレがヨシカだ』という言葉を、いろいろな方から聞けたらうれしいですね」と語ると、すかさず松岡が「私がヨシカですね。ずっと言いたかったですけど」と口を挟むと、監督が「いや、私よ」と。最後は『ヨシカ』、『ヨシカ』・・で終了した。

180A8636s

舞台挨拶終了後の記者会見では、松岡が「普通の女の子を普通の物語として演じました。その普遍的な物語が、本映画祭を通して、世界の女の子に届くことを願っています。ヨシカ的な女の子が世界中にいると思うので、その方々に届くように」と挨拶した。

180A8843s

そして監督は、舞台挨拶を補足するカタチで「20代のとき置いてきた、何か閉じ込めてきた思いみたいなものをぶちかますように書いて、3年間おつきあいのある松岡茉優さんだからこそ、これは絶対やれるとプロデューサーを説得。松岡さんには大丈夫だからと言って、見事に演じていただいた。彼氏“ニ”役の『君を見つけ、オレはなかなかいいセンスをしている』というセリフがあるんですが、東京国際映画祭が『勝手にふるえてろ』を見つけてくれて本当にありがたいなと思っております」と感謝の辞を述べた。

『勝手にふるえてろ』
出演:松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、古館寛治、片切はいり
監督:大九明子
配給:ファントム・フィルム
© 2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会
公式サイト:furuetero-movie.com/
12月23日(土・祝)新宿シネマカルテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー

 

トップ > PICK UP > 松岡茉優 映画初主演『勝手にふるえてろ』暴走ラブコメ!?第30回東京国際映画祭

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています