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2018年4月26日 23:51

岩田剛典、河瀨組初参加で「誇りに思います」 映画『Vision』

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

河瀨直美監督の長編10作目となる映画『Vision』の完成報告会見が、426()にホテル雅叙園東京にて行われ、河瀨監督のほかに主演の永瀬正敏、共演の岩田剛典、夏木マリ、美波が登壇した。河瀬組に初参加となった岩田剛典 (三代目 J Soul BrothersEXILE)が参加の感想を聞かれ、「とても美しい映画になりました、参加できて誇りに思います」とコメントした。

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本作は、フランスの名女優・ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏がW主演。世界中を旅しながらエッセイを執筆しているフランス人女性のジャンヌ(ビノシュ)は、あるリサーチのため奈良・吉野を訪れる。そこで暮らしている山守の男・智(永瀬)と出会い、ふたりが大自然のなかで言葉や文化の壁を超えて心を通わせていくさまが描かれる……。

河瀨監督の生まれ故郷である奈良県吉野でオールロケが敢行され、会見ステージには吉野山から切り出されたという切り株や木々で吉野の森が再現されており、美しい木々の緑がすっかり森林浴の気分を味合わせてくれた。

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主演の永瀬は、昨日初号試写を観たばかりだと明かし、「河瀨監督の作品参加は3作目(『あん』『光』)で、いつもは試写を観終わった後は、感動して席から立ち上がれなかったり、監督や樹木希林さんのことを抱きしめたりしたのですが、今回は家に帰ってから感動で心が震えてしまって……。そのまま眠れず、今日ここに来ました。河瀨監督は異次元からいらっしゃったんだと思います」と溢れる作品への思いを吐露した。

長編劇映画10本目となった河瀨監督も「30年の歴史のなかで、この時代にこの映画を誕生させたことを誇りに思っています」と胸を張った。

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今作で、森の山守の青年・鈴(リン)役で出演した岩田は河瀨監督から「撮影前に森の中で生活するように言われたり、作品の中で出会うまでは他の共演者たちと衣装合わせなどで会っても挨拶をしない、目も合わせてはいけない」などと言われたという。そんな河瀨監督の徹底した作品へのこだわりについて驚きの様子で「そんな人は他にはいない。監督からいろんな洗礼を受けました。演じるのではなく、生きるということを監督から教えてもらった。演じるのではなく、根付いて暮らすことを切り取る” 河瀨メソッド”を体験しました。そんな撮影手法は本当に刺激的でした」と感心しきりだった。

クランクインの1カ月前から森の中で生活することを河瀨監督から求められた岩田だったが、「丁度ツアー中で1カ月前からは物理的に無理だったが出来る限り監督の意に添うように心がけたものの、途中で体調を崩し(風邪)、下山せざるをえなかった」ことも明かしていた。

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終盤、音楽を担当したジャズピアニストの小曽根真氏が生演奏を披露して会場を魅了した。小曽根氏は「弾いているうちに映像が次々と浮かんできて、思わず即興でも弾いてしまった。自分で弾きながら感動した」と興奮気味に語っていた。

映画『Vision
配給:LDH PICTURES
©2018 VisionLDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.
68()全国ロードショー

 

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