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2018年8月22日 06:00

映画『寝ても覚めても』プレミア上映舞台挨拶 東出昌大演じる麦も、唐田えりか演じる朝子も怖かった!

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

91()より全国公開される映画『寝ても覚めても』のプレミア上映&舞台挨拶が8 21()東京・テアトル新宿にて行われ、東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、および濱口竜介監督が登壇した。

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本作は、世界三大映画祭初出品にして第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され大きな反響を呼んだ。二人の男とその間で揺れ動く女の物語で、濱口監督自ら熱望した芥川賞作家の柴崎友香の同名小説の映画化。主演・東出は同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・亮平と麦(ばく)という一人二役に挑み、新星・唐田えりかがヒロイン・朝子を演じる。

いきなりの質問は、本作に出演しまた本作を観て、自身の恋愛観をどのように揺さぶられたか?東出は「感想は千差万別だが、僕は疼きのようなもの感じがして、ヒリヒリした」と答える。続く瀬戸は「怖いピュア!ピュアって、いいイメージを持っていたんですけど、唐ちゃん演じる朝子は、とても怖く感じた。ピュアって幸せなことだけじゃないと感じました」と同様の感想を述べた。一方の唐田は「朝子と私自身そんなに変わらない気がしていて、さらに自分に嘘をつきたくないと思った」と、亮平と麦の間で揺れ動く恋心についての心情を語った。

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渡辺は「tofubeatsの主題歌が象徴しているように時間を意識させられる。周りは時間とともに変わっていくけれど、相変わらず残っている強い思い。恋愛ってそういうことかな」と述べ、監督も「観ていて驚くと同時に深く納得する。こんなことが起こると思わなかったけれど、そういうことが起こるしかないような・・・」とそれぞれ朝子の恋愛観に同意するようなコメントを残した。そして瀬戸が「僕らはそう思ったけれど、(皆さんは)ひとりひとり人生があるわけで、それによって捉え方が違う」と結び、監督は「なるほど!」と瀬戸の言葉に感心していた。

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ちょっと固めの話の後は、どのような現場だったのか?監督は「皆さんがこんなに仲良くなってくれて。普段(撮影では)仲良くならない」と切り出す。「(皆と)波長が合う」と言った瀬戸が伊藤に振ると「本当に(瀬戸は)ふざけていますよね。ずっと!一生涯」。さらに「ものまねやってほしい」とねだると、唐田も「平泉成さんで」と注文。瀬戸はやる気満々で「平泉成さん見ていたら、怒られるから・・・」と言いつつも、「ホント3秒で・・・。『こんばんは、寝ても覚めてもねぇ~、うちの母さんも泣いていたよ~』。本当に勘弁してください」には大ウケ、会場も拍手喝采だった。

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撮影現場について、瀬戸が「唐ちゃんが写真をいっぱい撮って・・・」と切り出すと、唐田は「今、新宿ツタヤさんで展示させていただいている」と紹介。「行くしかないですね」と瀬戸が会場に訴えかけた。

さらに話題は、女性から見た麦について。伊藤「3人で話していたとき、麦はちょっと怖いよね」唐始まって、ミステリアス(伊藤)、宇宙人、異生物みたい(唐田)、とどめは唐田の「目が合ったら、殺されそうだよね」には東出も苦笑、会場は大爆笑となった。

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撮影が終わった後も月一で会っているというキャストたちの楽しい話はまだまだ続きそうだったが、最後に東出は「緊張感がある現場だったのですが、お芝居とか女優について激論を交わすシーンでは、カメラが止まると、あえてクイズやしりとりをしてオンとオフを切り替えないと頭がグチャグチャになる。集中してお芝居したすてきな時間が流れる現場でした。ですので、この映画は胸を張ってご覧いただける」とアピール。さらに、「この作品の撮影中は、『寝ても覚めても』のことしか考えていなかったです。僕はこの映画が公開されるまで死ねないなと本気で思っていました。冗談じゃなく本気で愛しています。皆さんもいろいろ考えて味わっていただければこんなに光栄なことはないです」と締めくくった。

©2018 映画『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
公式サイト:www.netemosametemo.jp
9/1()より、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷シネクイントほか全国ロードショー!

 

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