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2018年10月3日 22:39

黒木華・多部未華子が華やかな和服姿で登壇!樹木希林の思い出に浸る 映画『日日是好日』特別試写会

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

黒木華主演の映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)特別試写会 KIMONO de CHINEMA103日(水)東京・明治記念館にて開催され、主演の黒木華、共演の多部未華子、原作の森下典子が登壇した。KIMONO de CHINEMAは茶道、そしてひろく日本文化を愛し、次世代に引き継ぐことを目指している方々が着物を着て映画を楽しむ会で、250名の参加者を前にして、登壇者それぞれが武田先生を演じた故・樹木希林の思い出に浸っていた。

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本作のスペシャル・アドバイザー観世あすか氏によると「この会は、樹木希林さんから与えられたミッション。希林さんが『今度、お茶の映画でお茶の先生をやる。あなた、お茶を教えなさい』と言われて後、1年半本気で取り組まれた。今年3月に入って鹿児島の病院にいた希林さんから電話をいただいて、『余命は年内と言われた。私はこれから先の仕事は断ります。この映画に残された時間とエネルギーを使っていきたい』は、希林さんならでは言葉。お金がない映画だけど、(宣伝は)どうやろうかと最初に思いついたのが、KIMONO de CHINEMAだった」という。さらに「この映画は1年以上の歳月をかけて彼女が役作りをし、宣伝の陣頭指揮を執ってここまできた映画です」と樹木の本作への熱情と功績を讃えた。また、「黒木と多部がまさに、『自分の後を継いでくれる芯のある女優』だと期待していた」ことも明かした。

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本作では、武田先生を樹木、弟子の典子を黒木、同じく弟子で典子の従姉妹、美智子を多部が演じていて、黒木、多部はいずれも樹木とは初共演。樹木の印象を聞かれた黒木は「他の俳優さんから『希林さんとは一度共演したほうがいい。得るものがたくさんあるから』と伺っていて、実際共演して、“役を生きる”、すごいと感じました。言葉で言われる方ではなかったですけど、姿で役・芝居を感じることができ、なんてありがたい時間だろうと思いました」としみじみと語った。一方で「雑談では『なんであんな映画に出たの?』とか聞かれた」とのこと。

多部も「希林さんが、『どこに住んでいるの?』『誰と住んでいるの?』『誰か付き合っている人いるの?』『整形しているの?』と直球で聞いてこられて、それに一生懸命答える感じでした」と続けると会場は大爆笑となった。

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また、女優として樹木から吸収したことについて、黒田は「お着物の着方。希林さんも『女優さんはちゃんと勉強しておかないと駄目よ』とおっしゃっていました」、そして多部は「希林さんは台詞を正確に言うのではなく、言葉ひとつひとつ自分のものにしていて、簡単にできることではないなと思いながら見ていました」と答えた。

黒田・多部も初共演。お互いどんな印象を持っていたか?を一言で表すという問いに、黒木は多部について『箱』。「一言の意味を一文字と間違えてしまって」と断った上で、「(多部を)最初は静かな方で、でもふたを開けると何が入っているのか分らない。すごくパワフルだったり、センシティブだったり」と説明した。一方の多部は黒木について『ミステリアス』!「普段ご一緒する機会がないので、今回興味深くジロジロ見てました。いい意味でつかみどころがない。メイクさんと話していると結構物怖じしないし・・・」と対抗した。

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最後は、黒木が本作について「人生を楽しむヒントに満ちあふれた映画だと思います。希林さん演じる武田先生の茶室を楽しんで、五感で感じ取っていただければと思います」と締めくくった。

©2018 『日日是好日』製作委員会
配給:東京テアトル ヨアケ
106,7,8日先行上映決定!1013日(土)より全国ロードショー

 

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