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2018年11月26日 21:30

内村光良・櫻井翔・広瀬すず 最強「愛され力」の3人が強力タッグ ーNHK紅白歌合戦 司会者取材会

取材:記事・写真/RanRanEntertainmnet

襟に異素材のラインの入った黒のジャケットをビシっと着こなす総合司会・内村光良、真っ白なジャケットに爽やかな笑顔の白組司会・嵐の櫻井翔、深紅のブラウスを着て可憐に佇む紅組司会広瀬すず。この3人が平成最後の年を締めくくる大みそかの国民的番組「第69NHK紅白歌合戦」の顔となる。1126日(月)、NHKのスタジオで開催された司会者取材会に内村、櫻井、広瀬の3人が顔を揃えた。

去年に続いて総合司会を任された内村は、「2回はないと思っていたので驚いています。去年はフレッシュさだけで乗り切ったという感じですが、今年はそうはいかない。鮮度を保ちつつがんばっていきたいと思います。アーティストの方々の渾身のパフォーマンスを盛り上げていければ」と少し緊張気味に語った。

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一方、終始にこやかにリラックスムードの櫻井は、「紅白に初めて出させていただいたのが2009年、僕らが10周年のタイミングだったんですが、その時に街行く人に『おめでとう』『おめでとう』と沢山お祝いを言っていただいて、あぁ、紅白に出るって本当に凄いことなんだなと思いました。その大きな舞台にこうして司会として立たせて頂けるとは夢にも思っていなかったので、この大役をしっかりと務め上げていきたいと思っています」

櫻井が良い意味で力が抜けているのは、数々の大きな音楽番組の司会を務めてきた実績に合わせてメンバーのサポートも大きいようだ。「何より身近に心強い先輩がいるんですよ。第67回と68回の相葉、二宮という先輩がいますので、彼らに教えを請いながら、務めたいと思いますね」とニッコリ。

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また、司会として大事な役どころの一つは「支える」ことだと話す櫻井。それは「2009年に初出場した際に中居(正広)くんが袖でずっと見守ってくれていて、司会の方が横で支えてくれる心強さを痛感した」という実体験に基づくものだという。「多くのアーティストの皆様をとにかく支えられるように、努め上げていけたらと思っております」と語った。

特に今年はジャニーズの後輩「King Prince」が紅白初出場となる。「凄く見守りたいんですけど、紅白では司会も衣装を変えたりだとか、次の準備があって、意外と袖にいられる時間が限られるので、本番はどうなるか分かりませんけど、少なくともリハーサルの時に見守れたらなと思ってます」と後輩思いの櫻井らしい想いを語った。櫻井はSexy Zoneが初出場の際にも「緊張しすぎても足りないくらいの大舞台だと思うので、十分に緊張し、その緊張を楽しめたらいいんじゃないか」とアドバイスをしたという。

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そんな櫻井を頼りにしているのが「フレッシュさ全開で頑張っていけたら」と語る広瀬だ。今年5月に公開された映画『ラプラスの魔女』で共演している二人。「映画で櫻井さんとは共演させていただいていたので、なんかちょっと心強いというか『何かあれば遠慮なく言ってね』と言ってくださったので、その言葉に一番安心していて、本番楽しめたらなと思います」と語る。「何もかも教えていただきたいです」という広瀬に、「何もかも教えますよ」と答える櫻井。そこにすかさず内村が、「僕も最近『ラプラスの魔女』を観たんです。イケるなと思いました」と切り込み会場は爆笑。すでに息がぴったりのコンビネーションを見せつけた。ここで内村が広瀬にアドバイス「すずちゃんに言いたいのは、去年私が体験したことで、リハと本番はぜんぜん違うぞ」と緊張感を煽りつつ「あの番組はバケモンだ!」とプレッシャーをかけて会場を盛り上げた。

国民的番組の司会を務めるとなると様々なお祝いの言葉が集まるはずだが、櫻井は「今コンサートツアー中なので、MCでそういう話題になるんですね。67回の相葉は白組が負けているんです。68回の二宮の時は勝っていると。(メンバーからは)『どうか…(ここで広瀬の方を向き)ごめんね、すずちゃん…優勝旗を持ってほしい』とは言われています。もしこれで、白組が勝つと、嵐的には勝ち越せることになりますので。ただその受け取る横で、リーダー大野が俺も持ちたいと謎のことを言ってますけど(笑)」櫻井を慕う後輩たちからなる櫻井軍団からお祝いのメッセージがありましたか?との質問には「櫻井軍団が実在するかどうか僕も分かってないんですけど」と照れながらも「それこそSexy Zoneの菊池(風磨)からは『おめでとうございます』という連絡はもらいました。彼らも出場するので『精一杯頑張ります』ということは言ってくれました」

一方、内村は「さまぁ~ずから『総合』とよく呼ばれております。『総合、今日の居酒屋はこちらです』とか、あいつらちょっとばかにしてるんですよね(笑)。あだ名のように言われています」と会場を沸かせた。

広瀬も「同世代の役者さんや高校の友達とかこんなに反響あるんだなというぐらい、メールとかいただきました」と反響の大きさを告白。また20194月にスタートするNHK連続テレビ小説「なつぞら」のヒロインに決定し撮影中の広瀬だが、「現場でも朝ドラの取材の記事は一枚もなく紅白の記事ばかりが貼ってあって、キャストの皆さんにも見ていただいています」と紅白という番組の大きさに改めて感じていたようだ。

楽しみにしているアーティストは最近ずっと聴いている『あいみょん』だという広瀬。一方櫻井は、初出場となる後輩King & Princeについて「彼らのフレッシュなパフォーマンス。この舞台でどういうパフォーマンスをしてくれるのかってところが一つ楽しみです」。また今回初となる「刀剣男士」について「2.5次元と呼ばれるパフォーマンスを(紅白の舞台で)どう見せてくれるのかすごく楽しみにしています」と共演者についても楽しみにしているようだ。

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「ほかの2人に期待したいことは?」との質問には、内村は「櫻井くんはアイドルでありながらインテリジェンス溢れる方ですので、インテリジェンス櫻井氏と私は呼んでいます。他局でも歌番組の司会をやられているので、ここはですね、放っておこうと思います(笑)。その分、すずちゃんを沢山サポートしたい。本番中私はほとんどこっち側(広瀬側)を見ていたいと思います」と笑いを誘うと、櫻井がすかさず「構ってくださいよ。僕は今年LIFE!に出させていただいたんですが、撮影中もずっと車座になってお話してて、大先輩ですけど垣根を作らず接してくれる人なので、なるべく僕をかまってもらえるように、なつきたいなぁと思ってます」

LIFE!~人生に捧げるコント~」で内村が扮するキャラクター・NHKゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクターの三津谷寛治氏からどのような声をかけられたかという質問には「後半のダブルのスーツが良かった。思いのほか似合ってた」と答えて会場の爆笑をさらった内村だが、昨年の紅白を振り返って「すごい幸福感というか、もっとこのステージにいたい。あの熱気の中にいたいってそう感じたんですね。それがやってよかったなぁと思いました」と少しほろりとするコメントをしみじみ語ったと思ったら最後はやはり「新たな野望も出てきまして。ポケットビスケッツとして紅組で出場して、総合司会をやったので、次は白組で出場したい。審査員としても出て紅白のグランドスラムを実現したい」として笑いで締めくくった。

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出演アーティストの世代交代が進む中、国民的番組にも転換期が来ている。今回の司会の三人の共通点は、「どの世代からも愛される」こと。内村のほんわりとした優しい笑い、頭の回転が速い櫻井のウィットに富んだコメント、清涼な透明感を持つ広瀬。この三人がタッグを組んだなら最強だ。そして「本日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます」という言葉で始まり、会見終了後何度も何度も礼をして会見場を後にする彼らに、日本を代表する国民的番組の顔としてふさわしいおもてなしの心を見た。2018年、平成最後の紅白歌合戦―彼らの「愛され力」にNHKも視聴者も大いに期待したい。

 

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