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2019年2月27日 22:30

KERAが書き下ろす最新作、全キャスト決定!主演は多部未華子 KAAT神奈川芸術劇場

KERAが書き下ろす最新作、全キャスト決定!

主演は多部未華子 KAAT神奈川芸術劇場

KERA新作6人横_Ss

2019年秋、KAAT神奈川芸術劇場にてケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)による新作『ドクター・ホフマンのサナトリウム』(仮)が上演される。彼が敬愛する作家・フランツ・カフカの「失踪者」「審判」、そして遺作長編とされていた「城」に続く、カフカの4作目の長編小説の遺稿が発見されたとしたら!?それが舞台化されたとしたら!?ありもしないカフカ作品の捏造が上演される。

出演は、KERA作品初登場の多部未華子を中心に、KERA作品初参加「陥没」では好演が光り、大きなインパクトを残した瀬戸康史、TEAM NACSの個性派俳優・音尾琢真、いまやドラマ・映画でかかせない存在となった渡辺いっけい、KERA上演台本・演出「8月の家族たち」での演技が高い評価を得た麻実れいに加え、KERA作品への出演を熱望していた村川絵梨、谷川昭一朗、武谷公雄。そして緒川たまきと、ナイロン100℃から参加の犬山イヌコ、大倉孝二、吉増裕士、菊池明明、伊与勢我夢らは、KERA作品を知り尽くしたいわばファミリーとも言える強力布陣。

チケットは2019年8月予定予定。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ(作・演出)コメント
フランツ・カフカは生涯で4つの長編小説を書き、40歳で死んだ。3作はどれも未完で、途中が欠落しているか、途中で終わっている。出版されたのは彼の死後だ。
『ドクター・ホフマンのサナトリウム』(仮)は、先ごろ発見されて世界の文学界を騒然とさせた、カフカの4番目の長編小説の遺稿の舞台化だ。もちろんそんなものは発見されていないのだが。
KAATホールという、極めて自由度の高い空間での初めての書き下ろし公演で一体どんなものが創り出せるのか。せめて遺稿が発見されていれば、少しは予想もつくが、そうもいかない。世の中は不条理だ。

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