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2019年4月6日 13:35

高橋惠子主演 舞台『まほろば』 共演女優の体調不良で初日は中止!代役を立て7日(日)開幕!

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

高橋惠子、早霧せいならが出演する舞台『まほろば』が45日(金)、東京芸術劇場シアターイーストにて初日を迎える予定であったが、共演女優・生越(おごし)千晴の体調不良により急遽中止となった。7日の公演は種川遼(はるか)を代役に立てて上演、9日以降の公演は生越が復帰する。

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本作は蓬莱隆太が手掛け、2008年に新国立劇場にて初演、高い評価を受けて翌年の岸田國士戯曲賞を受賞し、2012年には再演された名作。様々な世代の女たちが「妊娠」「家」「血脈」という奥深いテーマを描く。今回は劇団チョコレートケーキの日澤雄介による新演出で上演されるもの。

45日(金)の囲み会見では、高橋、早霧、日澤が出席。日澤が、名作と呼ばれている作品で、新演出で挑むことについて「光栄」と語った。またキャスティングについては、「ある種逆のキャラクターがぶつかりあうことを目指してお声がけをさせていただきました。高橋惠子さんは上品な、すごく気品のある感じのイメージですが、このヒロコは逆のイメージ。稽古場では聞いたことのない高橋さんの声が聞けるのが非常に面白かったです。早霧さんは宝塚のトップスターだったので、華のある、かっこいい綺麗な印象。それがミドリというガサツでだらしない(役を演じる)ところが真逆」と解説し、続けて「早霧さんはコメディエンヌなので、その部分がどんどん出てくるので非常に期待していただきたいですね」と力を込めた。

そう言われた早霧は「ストレートプレイは初めてなんです。音楽や歌詞、振付などに頼ってずっとやってきたということを実感しました」と緊張を見せるも「だからこそ台詞劇に挑戦できる実感もある」と気合いを見せた。初めてのストレートプレイという点についてさらに聞かれると「なんだか『ストレートプレイですっ!』って見えるのは、やだなあ(笑)。作品に集中してご覧になっていただきたい」と幾分照れた表情を浮かべていた。

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主役の高橋は「この作品は、一人一人のドラマが描かれているので、誰が主役っていうのはないですね。実際の家族でも誰かが主役っていうのはないでしょう?そこが面白いんです」と語る。また「『まほろば』という作品の持っている力や面白さを、平成最後のこの月に、この作品ができるのは日本人として大事にしていきたいですね。時代が変わっても『こういう言葉って大事だよね』と思ってもらえるように」と願いを込めた。見どころについては「早霧さんのあんな姿が観られるとは!また大先輩・三田和代さんの素晴らしい演技を。他の皆さんも生き生きと輝いていますので、そこを観ていただければ」と語った。

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「この家族における『事件』と、次から次へと起きてくる熱い、あたたかいものが心にじんわり伝わったら嬉しい」と語る早霧は、作品の舞台である長崎県の出身ということもあり「方言も飛び出しますし、そこを誇りに思いつつ、出演出来てよかったなと思います」と笑顔を浮かべていた。祖母、母、娘そして孫という女だらけの家族を描いた本作について高橋は「こんなにズケズケ言っても仲良くいられる家族のあたたかさこそが『まほろば』。変に気を使いすぎたりせず、言いたいことを言ってもOKという場所っていいなって思います」と感想を述べていた。

172A0107s二女キョウコ役・中村ゆり

 

キャストがすべて女性ということもあり、日澤からは「華やかな稽古場でしたが、言いたいことをどんどん言う、すごくありがたかったんですけど、みんなが演出家みたいないい現場でした」と笑いながら振り返ると、早霧は「交通整理していただきました(笑)」さらに高橋は「みんなが積極的にアイディアを出し合って、ね!」とフォローしつつ、また笑いあっていた。

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舞台『まほろば』は421日まで東京芸術劇場シアターイーストにて、その後大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、42324日に上演される。

掲載写真は全てオフィシャル提供。

 

 

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