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2019年4月11日 15:53

倍賞千恵子、夫婦円満の秘訣は「スキンシップ」 映画『初恋〜お父さん、チビがいなくなりました』完成披露試写会

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

映画『初恋〜お父さん、チビがいなくなりました』完成披露試写会が410日(水)に東京都内で行われ、倍賞千恵子と藤竜也、市川実日子、佐藤流司、小林且弥、小林聖太郎監督が登壇した。

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本作は、長年連れ添った夫婦の秘めた想いと愛を描き話題を呼んだ西炯子の人気コミックを実写映画化したホーム&ラブストーリー。3人の子どもが巣立ち、人生の晩年を夫婦ふたりと猫一匹で暮らしている勝(藤)と有喜子(倍賞)だったが、ある日、有喜子が離婚を言い出し大騒ぎに発展する。

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倍賞は「一生懸命やりましたので、観ていただいた後に皆さんのお口で宣伝していただければ」と笑顔で挨拶。そして、本作へ出演を決めた経緯を「年をとってからのラブロマンスの映画に出演したいなと思っていたので、(この台本を読んで)ラブロマンスだなと思って嬉しくてお受けいたしました」と語った。

倍賞と藤は実に28年ぶりの共演となるが、「28年ぶりに会うんだったら『こんなに年をとったの?』って(お互いに)思うんでしょうけど、家が近所なので時々お会いしたり、お食事をしたりしていたので、自然に演技できたと思います」と振り返った。

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一方、藤は本作では無口で頑固、家では何もしないという絵に描いたような昭和の男役。藤は「本当に嫌でした」と苦笑いで明かすと、「どうしても倍賞さんに冷たくできないんですよ。そうすると、監督にダメだって言われてしまう。『日本の奥さん方に嫌われてくれ』っていうから、(倍賞や市川と)仲良くならないように自分の車で(出番を)じーっと待ってた。孤独でした」と撮影秘話を披露した。

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勝と有喜子の末娘・菜穂子を演じる市川は、倍賞と藤との撮影に「入る前は緊張しました。最初にお会いしたのは本読みの顔合わせだったんですが、その時に(猫の)チビ役のりんごちゃんが、ずっと倍賞さんの手の中で眠っていて…そのチビのおかげで和むことができるようになったと思います」と撮影当時を思い返した。

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ペット探偵の笹原と、有喜子がハマっている韓流ドラマの主人公・ヨンギの二役を演じた佐藤は「人生で初めて韓国語に挑戦しました。韓国語でしゃべって、その上で自分に吹き替えをするという作業をしました」と初めてづくしの撮影だった様子。そして、「そうそうたるメンバーがたくさんいらっしゃって、出演することがすごくうれしかったんですが、(それに加えて)猫にも会えると聞いて、最高な仕事だと思ったら一回も会えずに終わりました。それが唯一の心残り」と残念そうに話した。

また、勝と将棋を楽しむ男性・山崎を演じた小林は、「藤さんのことがすごく好きだったので緊張しっぱなしでしたが、実際に会ったら『こっちに来なよ』って気さくに話しかけてくれて、こういう先輩になりたいと思いました」と藤に尊敬の眼差しを向けた。

物語にちなんで、夫婦円満の秘訣について話題が及ぶと、倍賞は「50年、60年とそれだけ長く続いたということは、お互いを必要としているってことじゃないかな。昭和の人は無口がかっこいいってなりますが、思いは伝えた方がいいと思います。時々は肩に手をかけてあげるとか、スキンシップをすることも大事だと思います」と持論を展開し、会場からは納得の声があがった。

映画『初恋〜お父さん、チビがいなくなりました』は510日(金)より新宿ピカデリーほかで全国ロードショー。

©2019西炯子・小学館/「お父さん、チビがいなくなりました」製作委員会
配給:クロックワークス

 

 

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