舞台初主演・中島裕翔、ストレートプレイは初めてだったので全部が新鮮!『WILD』 開幕!
2019/4/28 13:55
取材:記事・写真/RanRanEntertainment
4月28日(日)に初日を迎える舞台『WILD』の公開ゲネプロおよび囲み取材が行われ、主演の中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、共演の太田緑ロランス、斉藤直樹が囲み取材に出席した。
本作は、英国気鋭の劇作家マイク・バートレットによる社会派戯曲で、2013年アメリカ国家安全保障局の元局員がアメリカの行き過ぎた個人情報収集の手口を内部告発した「スノーデン事件」に着想を得て書かれている。
ストーリーは、主人公アンドリュー(中島)が身を潜めているモスクワのあるホテルに、アンドリューを助けに来たと言って、見知らぬ女(ロランス)と男(斉藤)が順番に尋ねてきて、それぞれが自分こそアンドリューを助けに来たのだと。アンドリューはこの世界の全てが不確かであることに気付いていく、このホテルまでも。登場人物は3人のみの比較的静かな舞台、中島に向けるカメラのシャッター音が鳴り響いた。
全幕を通して出ずっぱりとなる中島は「僕より二人の方が(アンドリューを)翻弄する役。特にロランスさんはメチャ喋ってますから、マシンガントークです」と二人を持ち上げる。ロランスは「多分稽古場で私が一番苦労しましたね。彼を翻弄して、どこにもっていくのか、なかなか面白い道筋を探れなくて。演出の小川絵梨子さんが丁寧に導いてくださったので、いろいろな手で中島さんを翻弄できるのではないかと明日から楽しみ」と胸を張った。
中島もシャッター音について「客席が近く、前を向いたときに(シャッター音が)バチバチバチっと。逆にそれを利用させてもらいました。芝居の中で、お客さまとのコミュニケーションが取れるという意味で面白かったです」とコメント。さらに、アンドリューが上半身裸になって腹筋をする場面では「シャッター音で(この場面が取り上げられるんだなと)分りました。全然腹筋は鍛えていないです。舞台上で腹筋していたら、筋肉がつくんだろうと思っていたら、すぐにノックされ(ロランスが入ってきて)、実際には3回くらいしかやっていません(笑)」と謙遜していた。
Hey! Say! JUMP !は中島のほか、藪宏太がミュージカル『ハル』を4月28日まで梅田芸術劇場にて、高木雄也が5月5日から『クイーン・エリザベス』(日生劇場)に出演と、映像以外での活躍が続く。
舞台『WILD』の東京公演は、4月28日(日)~5月25日(土)東京グローブ座にて。そして大阪公演は6月2日(日)~5日(水)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われる。