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2019年5月17日 13:37

藤原竜也と鈴木亮平がW主演で小学生役に! 舞台『渦が森団地の眠れない子たち』

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

藤原竜也と鈴木亮平がW主演する舞台『渦が森団地の眠れない子たち』の上演が決定し、ふたりがそろって意気込みを語ってくれた。ふたりの共演は、2009年の日英共同制作舞台『ANJINイングリッシュサムライ』以来10年ぶりとなる。

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作・演出は、劇団モダンスイマーズの蓬莱竜太。蓬莱が藤原に新作を書き下ろすのは、2013年の『木の上の軍隊』以来、2度目となる。 団地を舞台にした同作の主人公は、同じ団地に暮らす小学生のA少年(藤原竜也)とB少年(鈴木亮平)。B少年が低学年の時に団地に引っ越してきて以来の親友である。そんなふたりの関係性がささいなことをきっかけに変化し、団地の王座をかけて、次第にふたりは対立していく……。

ふたりは小学生を演じるということで小学生らしい衣装を着けて現れた。その姿に違和感はなく、「可愛い」という言葉が思わず口から漏れた。

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藤原は「蓬莱さんの書き下ろし作品で、演出も受けられることは、とても光栄に思います」と蓬莱の演出に強い信頼を寄せる。また、「蓬莱さんは物語の作り方が優れていて、強くメッセージ性を与えてくれる貴重な作家だと思います」と蓬莱作品の魅力について語った。

一方、鈴木は「初めての蓬莱さんと、書き下ろしの新作をやらせていただけるということで、とても楽しみです。蓬莱作品は、切り口が面白く、観終わった後に心から素晴らしかったという作品ばかり。 どんな世界観になるのか、今から楽しみです」と蓬莱作品に熱い期待を寄せる。

藤原は「蓬莱さんは何を思って、僕と亮平で小学生というイメージが涌いたのかな……」といいつつも、なぜか小学生役ということに不満は無いようで、鈴木も「小学生というのは、経験してきているので、ストンと落ちましたね。逆に(経験していない)老人役とかのほうが難しい」と話した。また、「蓬莱さんはこの芝居では、有名人はいらない。実力者だけ集めると言っていた」と明かし、実力俳優たちによる群像劇に意欲を燃やす。

また、お互いの印象について、藤原は「亮平は、俳優としても人間としても信頼できる人間なので、ふたりでどっぷりと蓬莱ワールドに浸りたいと思います。(演劇で)負けないようにしっかり稽古したいと思います。苦労しながらみんなでいい:稽古が出来るといいなぁ 」と今後の稽古を楽しみにしている様子。

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鈴木は「竜也くんとは10年ぶりの共演。感慨深いものがあります。(舞台経験の多い)竜也くんとはキャリアも違うので、自分の成長も見せたいし、竜也くんの演技を受け止めるキャッチャー的な役割もしたい」と静かなる闘志を燃やす。さらに、「子供の目というフィルターを通して、人間のいいところや悪いところ、ぶつけあうさまを見て欲しい」とメッセージを伝えた。

作家の蓬莱は本舞台について、「子どもの視点で描くと、 団地の世界は、 戦争、恋愛、ファンタジー、ホラー、恐怖の大人たちというようなエンターテインメントに溢れていて、それを盛り込んだ群像劇、人間ドラマを描きたいという意欲です」とコメントしている。まったく新しい“団地大河ドラマ”はいったいどんな作品になるのだろうか。藤原と鈴木の演技合戦とふたりの小学生ぶりにも注目したい。(取材・文 福住佐知子)

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舞台『渦が森団地の眠れない子たち』は10月、東京・新国立劇場 中劇場にて上演、大阪ほか地方公演も予定されている。

(C)ホリプロ

 

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