Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!

【後編】水夏希×笠松はる『カリソメノカタビラ~奇説デオン・ド・ボーモン~』インタビュー 男であり、女である実在の人物を描いた新作ミュージカルに挑む!

2019/9/4 12:01

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

089s

――笠松さんは今回、2役を演じますが、それについてはいかがですか?

笠松:オムニバス形式のミュージカルでは何役かやったことはあるんですが、1つのストーリーの中で役が変わるのは初めてなので新鮮です。マリーさんとポンパドゥールさんは、王様の横にいるという立ち位置は似ているけれども、背景も性格も考え方も全く違う人物なので、それをどうやって演じようかというのに奮闘している最中です。今は、あれもしなくちゃこれもしなくちゃとなっていて、自分がどこにいるのかわからなくなっているので、本番までには役を自分に落とし込んでいけるようにと思っています。

091s

――時代設定的に、衣装は豪華なドレスなのかなと想像していますが。

水:はい、輪っかのドレスです。浅草九劇という劇場内で3人が輪っかのドレスを着てどうなるんだろうかとも思いますが、すごく豪華です。今回の劇場は、ステージと客席の距離がものすごく近いんですよ。

笠松:想像がつかないですよね。目の前にびっしりお客さんがいらっしゃることになると思うので。

水:私が演劇をやってきた25年間の中で、一番客席との距離が近いと思います。何が起こるのか、ドキドキではありますが、コメディなのでハプニングも楽しもうと思います。

096s

――水さんと笠松さんは今回初共演ですが、お互いの印象は?

水:素晴らしい歌唱技術をお持ちなので、毎日、羨望の眼差しで見ています。時間とお金をかけて訓練されてきた技を、色々と聞き出して、教えてもらっています(笑)。

笠松:私は、宝塚を子供の頃からたくさん観て育ったので、水さんの現役時代から退団された後の舞台も色々と観ています。なので、今回、出演が決まって、水さんのお名前を見たときに「ああ!」って思いました(笑)。トップさんとしての華やかさと美しさもあるし、近寄りやすさも出してくれる。気さくに話してくださるんで、いい意味で気を遣わないで現場にいることができています。それから、私は、実は自分の歌の色んな部分にコンプレックスもあったりして、歌稽古を録音したものも、気合いを入れないと聴けないくらいなんです。だから水さんは、いつも褒めてくれるのですごく嬉しいです(笑)。

126s

――他のキャストさんについてはいかがですか? まずは、溝口さんの印象は?

水:かわいい人です。

笠松:それから、気遣いの人ですね。

水:作品にも真摯に向き合っていて、荻田さんの言葉もきちんと受け止めているので、すごいと思います。ピュアな人です。

――植本さんは?

笠松:毎日驚かされるばかりです。

水:引き出しの多さがすごいんですよ。

笠松:何でもできるので、何ができないんだろうって思います(笑)。もちろん、お芝居もすごい。同じシーンを何パターンか演じてみせてくださるんですが、どれも素晴らしいんです。今回は、新作なので新しい楽譜がどんどん届くのですが、それも翌日には音楽関係で育った人と同じ以上に勉強されていらっしゃるんです。

水:音を取るというだけでなく、それを崩して、面白く、自分テイストにしているんだよね。

笠松:できないことは何なんだろうか?って思ってます。

――坂元さんは?

水:坂元さんも面白い方ですよね。私は、4回目の共演なんですが、大好きな役者さんです。劇団四季では一緒に在団していた時期はあったんだっけ?

笠松:いえ、かぶってないんです。もちろん、私はよく存じていますが。

水:無口な方ではありますが、しゃべりだすとよく話してくださいますし、歌声もめちゃくちゃ素敵ですね。

笠松:いい声すぎてびっくりします(笑)。

157s

――改めて、公演の見どころを教えてください。

水:見どころ満載です。10人の人生が絡み合い、激動の18世紀を舞台にしたフランス、イギリス、ロシアにまたがる壮大なストーリーはもちろん、純米さんが4役やるので、それも見どころです。音楽も素晴らしいんです。全て新作で、歌うのはすごく難しいんですが、どの曲も心のすき間にすっと入り込んでくる美しさです。

――ステージでは生ピアノで歌われるんですか?

笠松:はい、生だからまた楽しみですね。

水:それから、ストーリー的には、お客さんが観劇後に自分の生き方をもう一度自分に問うてみるようなお話しになればいいなと思っています。楽しいという印象の強い作品になるとは思うのですが、ジワったらいいなと思います。

笠松:舞台上にいるのは5人しかいないのですが、国をまたぎ、様々な立場の人が集まって描かれる壮大な物語を、この小劇場の密な空間で見られるというのは、濃い機会だと思います。想像しているよりも驚きのある物語だと思うので、お楽しみ袋を空けるような気持ちで観ていただきたい思います。

水:小劇場だけど、グランド・ミュージカルを観たかのような豪華さがあるんじゃないかなと思います。新しいことをしたいというのが、この作品を作るきっかけだったと演出の荻田さんもおっしゃっていたので、そういう意味でもすごく面白いものになっていると思います。

154s

ミュージカル『カリソメノカタビラ~奇説デオン・ド・ボーモン~』

脚本・演出:荻田浩一
音楽:斎藤恒芳


出演:水夏希/溝口琢矢 笠松はる/植本純米/坂元健児
演奏:安齋麗奈


浅草九劇にて
912日(木)~23日(月)に上演。

 

 

関連記事


Page Up