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2020年8月20日 14:59

南原清隆、近藤芳正・出演 M&Oplaysプロデュース『あんまと泥棒』今秋本多劇場にて上演決定

南原清隆、近藤芳正・出演M&Oplaysプロデュース『あんまと泥棒』

★あんまと泥棒①【2019年-内子座公演より】-(002)★あんまと泥棒②【2019年-内子座公演より】-(002)

2019年 内子座公演

 

南原清隆と近藤芳正の出演によるM&Oplaysプロデュース『あんまと泥棒』が11月27日(金)より29日(日)まで東京・本多劇場にて上演される。

本作は、業突く張りな盲目のあんまと、あんまの元に忍び込んだ人のいい泥棒による人情喜劇で、近藤演じる泥棒稼業に身をやつしているが実は気のいい泥棒・権太郎と、南原演じるあんまの仕事の裏で高利貸しを営み小金を貯め込んでいるらしいしたたかな秀の市による軽妙な会話が見どころ。

1951年にNHKのラジオドラマとして放送されたのち、故中村勘三郎たっての希望で1966年に舞台化。これを、2019年に気鋭の劇作家・演出家の倉持裕が脚色・再構築し、南原、近藤の出演で上演。幻ともいわれる2人芝居が、同じ顔合わせで今秋、演劇の街・下北沢の本多劇場にて復活する。

南原は「ここ10数年、舞台で狂言や落語をする機会はあったのですが、時代劇はなく、ずっとやりたかったので、近藤芳正さんからお声をかけて頂いた時は、とても嬉しかったです。若手の時に立った思い入れのある本多劇場で江戸情緒を味わっていただけたら幸いです」とコメントを寄せ、近藤は「企画が始まる前にヴィレッジの細川さんから、『愛媛の内子座でさぁ~なにかやろうと思ってるんだけど~、こんちゃんどう?』って、かなりゆるく軽く話し掛けられた事を覚えてます。僕はすぐさま、『ナンチャンはどうですか?狂言で、良く芝居小屋でやられてるし、僕のプロデュースの芝居にも出て頂いて接点がありますし~』と、実はあまり良く考えずに即答しました。そんな会話が実を結び、内子座でたった一日の2ステージだけという幻のような公演体験をさせて頂きました。なので、どこかでまた演りたいなぁと思ってました。それが東京の芝居小屋 本多劇場で演れることに。コロナが無ければ実現しなかった企画です。意気込み満載です。ただ意気込み過ぎると空回りするタイプだということはわかっているので、まぁ適当に、イイ加減で」と舞台化の経緯などをコメントしている。

詳細は後日発表となるが、ライブ配信も予定されている。

【あらすじ】夜更け、泥棒・権太郎(近藤)は、あんま・秀の市(南原)の家へ泥棒に押し入る。権太郎は、秀の市が高利貸しの烏金を貯めていると噂を聞きつけ、秀の市に金を出すように迫る。
しかし、秀の市はしらばくれて、利息はもらっているもののほとんど貸し倒ればかりだと言い逃れる。権太郎は金のありかを白状させようとするが、秀の市はとぼけるばかり。
やがて、二人は台所にある焼酎を飲み始め、お互いの身の上話を始める。そのうち、日が昇り始めるので、権太郎が家の中を物色し始めると、位牌が出てくる。すると、秀の市は死んだ女房に仏壇を買ってやりたいが、金が貯まらないと言って涙を流す。これを気の毒に思った権太郎は、盗みを諦め、秀の市に金まで与え出ていく。これに感謝する秀の市だが…。

M&Oplaysプロデュース『あんまと泥棒』
2020年11月27日(金)~29日(日) 本多劇場
※開場は45分前 ※29日公演に収録用のカメラが入ります
チケット発売日:2020年10月31日(土)

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