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2020年10月22日 10:43

中条あやみ、競技用カヌーが1日で乗れるようになった!映画『水上のフライト』の完成報告イベント

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

映画『水上のフライト』の完成報告イベントが10月21日(水)にアンダーズ東京で行われ、主演の中条あやみ、共演の杉野遙亮、小澤征悦、そして兼重淳監督が登壇した。本作は、事故で歩けなくなった悲劇のヒロインが、逆境にも世間にも自分にも負けず、カヌーに出会い夢を実現していく実話から着想を得た驚異の感動サクセスストーリーで、第33回東京国際映画祭の特別招待作品に選出された。

 

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車椅子の生活に苦労しながらカヌー競技に挑む主人公・遙を演じた中条は「“今の中条あゆみはこうです!”と胸を張って言えるような作品になったと思います」と挨拶。さらに「遙という強い女性を演じて、私も人生はこうでありたいとポジティブに強く生きていきたいと思いましたし、カヌーは最初なかなか上達しなくて、不安だったんですけど、“好きこそ、ものの上手なれ”という言葉が降りてきて、好きになることで上達が早くなるのかなと思ってました」と成長の過程を明らかにした。

予告映像では中条がカヌーを颯爽と漕いでいるシーンが映し出されたが、中条は「(レジャー用のカヌーと競技用のカヌーは)は全然違います。そもそも、カヌーに乗ること自体が難しいと言われていて水に面している部分が少ないので、乗るだけで沈(ちん)しちゃう」と解説。乗りこなせた秘訣について「歌舞伎の俳優さんは姿も格好いいし、体感かなと思って、普段から体感トレーニングをしていた」ことを明かした。

 

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兼重監督は「レジャー用カヌーから競技用のカヌーに切り替えて、体育大学の学生さんでも一ヶ月はかかると言われていて、コーチ曰く『初心者でひっくり返らずに、たった1日でカヌーを操れるようになったのは、芸能界では中条さんと武井壮さんだけ』」と中条のスキルを絶賛した。

カヌーが出来ることが出演者の条件か?の質問に、監督は「そんなことなくて。(映像を)合成しようとか、ピアノ線で(カヌーを)引っ張るとか、自転車の補助輪みたいな浮き輪を付けて合成しようかと。(中条が1ヶ月でカヌーを上達して)助かったなと思いました」に周りは爆笑。監督は「合成だと(競技する)必死さが出ないので助かりました。よかったなと思いました」と中条に感謝。中条も「ちょっと角度を間違えると、沈しちゃって、髪の毛や服を乾かすところから始めなきゃいけないし、プレッシャーがありました。カメラ船の波でバランスを取るのが難しかったです」と苦労話を明かした。

 

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コーチの宮本役を演じた小澤は「僕は場を盛り上げようと、ピエロになって面白くしてやろうと思ったんですけど、天然の杉野君には勝てなかったです(笑)」と、遙の裏方としてサポートする颯太を演じた杉野に脱帽(?)。本イベントでも杉野の天然ぶりが炸裂した。

 

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撮影中の印象を問われ、小澤は「子供たちも一緒なので、現場の雰囲気も和気藹々ですごく楽しかった。撮影は去年の夏、川沿いの撮影で隠れる場所がなく、暑いんですよ。中条さんがアイスクリームを差し入れしてくださり、杉野も子供たちと一緒にアイスを取り合ってましたね」と杉野を槍玉に。さらに、小澤は「ロケ中の合間に、某有名遊園地のジェットコースターに乗ってテンションが上がったんですけど、安全バーが下がってくるその時、杉野は何を思ったか、『すげえ、肩ショルダーが降りてきた!』って。肩もショルダーも両方とも肩だし!(笑)。本当に(杉野が?)楽しかったです」とエピソードを披露。一方、杉野は「中条さんが沈したところを助けるシーンでは、一緒に風呂を浴びたりしたことはありましたけど・・・。一緒に入ってないですよ。青空でも使える携帯式のシャワーを浴びた想い出があります」と紛らわしい発言も飛び出した。

 

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中条演じる遥が劇中で試合前に験を担ぐシーンが登場するが、皆さんは?の質問に、監督「髭を剃ります」、続く杉野は「前の日は早く寝るとか・・・」と珍答。験を担ぐの意味が説明され、杉野は「じゃあ、特にないです!」と即答し、会場大爆笑。中条は「私は頑張りたいときには、いつもお米を食べるようにしています」、そして小澤は「大事な撮影のときには赤いパンツを穿きます。赤いモノを身につけると実際元気が出る。10年以上前から赤いパンツ1本、干すと壮観です」と目を輝かせていた。

 

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視聴者からの質問に答えるコーナーでは①困難の乗り越え方を教えてください。

中条「困難が目の前に立ちはだかったとき、それをどう楽しくするかを考えます。人生は自分で楽しくするものと思っているので、いやだな、辛いなと思うことも、どう楽しくできるかを考えると前向きになれます」、小澤「自分を信じるという強い気持ちを持つことが、困難を乗り越える一つの方法だと思います」、監督「困難を前にしたときは大変な方に行くようにしています」とそれぞれが回答。そこで、MCから「杉野さん、(監督の話は)どう思われます?」と振られ、杉野は「どうだろうなあ?そこに意味があったら選ぶと思います」と回答し、ここでも天然さ爆発。すかさず小澤が「オマエさあ、監督の言ったことからパスが来るとは思わなかった?」とツッコみ、改めて杉野は「困難でしんどいとか怖いとかいう自分を見つめつつ、乗り越えたら過去になるので・・・・」と、ここでも珍回答。小澤が「オマエ、困難じゃなくて、混乱してるよ」とあきれていた。

 

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②これから、チャレンジしたいことは?

杉野「やるしかない!」といきなり珍答。具体的にはと聞かれ「海外に行きたい。海外で仕事をする機会があって、すごく刺激的だったので、また経験したいです」。終始、杉野とボケ・ツッコミトークに徹していた小澤は「トークで杉野に勝つこと!」。すかさず「嘘です」と言い直して、「目標は映画の監督をやってみたい。夢というと追いかけるようだから、目標として、そこに向かって着実に頑張って行けたら」と力強く回答。中条は「皆で『水上のフライト2』を海外で、カヌー発祥の地と言われているハンガリーで撮れたら」と想いを語った。

 

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最後に兼重監督は「諦めないヒロインを演じた中条あやみさん、最高です!中条あやみさんの出演作史上最高の芝居だと思っています。宮本役の小澤さん、颯太役の杉野さんもとってもいい笑顔をしていて。皆さん、笑顔に会いに来てください!」と締めくくった。

映画『水上フライト』は11月13日(金)より全国公開される。

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