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2020年11月16日 12:43

北村匠海、ナレーションでは泣いてしまいました!映画『さくら』公開記念舞台挨拶

映画『さくら』公開記念舞台挨拶

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映画『さくら』の公開記念舞台挨拶が11月14日(土)、新宿ピカデリーで行われ、兄弟妹役を演じた北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、小松の友人役で映画初出演の小林由依(櫻坂46)、矢崎仁司監督、そして愛犬サクラを演じたちえが登壇した。

北村は満席の観客席を前に「遂に、間を空けずに座られたみなさんを前に、舞台挨拶に立ててすごく嬉しいです」と笑顔を見せ、兄弟妹揃っての舞台挨拶に「顔面が強いなと。濃いなという感じがありました」と会場の笑いを取った後で「3人で会うと、あの時、ああだったなという撮影の空気感や思い出が蘇る感覚があります」と、小松たちと顔を見合わせた。

 

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小松は2人との共演について「最近、メイキング映像を観させてもらったんですが、私たちは本当に楽しそうにやっていたんだなと。夜の撮影も多く、深夜ならではの変なテンションになっていて、今思えば全然面白くないことも全部面白く感じていました」と言うと、北村も「面白かったね」とうなずく。

吉沢も「いつも菜奈ちゃんは、撮影が終わった後『おつカレーライス』と言って帰っていくんですが、それで僕たちも『おつカレーうどん』『おつカレーそば』とか、よくわからない感じで言ったりしていました」と言うと、北村も「今聞いても全然面白くないけど、当時はめちゃくちゃ面白かった」と3人で笑い合った。

 

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小林は、オーディションで美貴の親友・大友カオル役に選ばれた。「初めての映画出演で、こんなに豪華な、いつもテレビで観ていた皆さんとご一緒させていただくということで、本当に緊張しました。撮影現場がウソのような夢見心地ではあったんですが、すごくいい刺激をいただきました」と紅潮しながらコメント。小林との共演シーンについて小松は「バスケのシーンは撮影に入る前に2人で練習して息を合わせたり、心と心で通じ合うシーンもたくさんあったりして、アドリブもけっこう多かったので、一緒にお芝居を考えていきました」と撮影を振り返った。

矢崎監督は、原作の魅力について問われると「僕は『愛が動機なら、やってはいけないことなんて何ひとつ、ない』という言葉を胸に ずっと映画を撮り続けてきました。原作にはそこが書かれていた。最後に本を閉じた時、すごく温かいものがきて……」と、感極まって 涙で声を詰まらせ「それをみんなに伝えたいと思って作ったんですが、きっと今、みなさんもちょっと温かいものを感じてくれていたら嬉しいです」と感涙する。

 

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薫役とナレーションの両方を担当した北村は「まさしく監督も感じられたという、なんとも言えない温かい愛情を込められればいいなと思い、薫役を演じるうえで、主観性と俯瞰性を大事にしました」と言い、「撮影が終わって、そのまま仮りでナレーションを録った時は、けっこう感情が入ってしまって、音声さんと僕とでやりながら泣いてしまいました。その後、観てくださる方たちの目線を意識して録り直したんです。監督が、自分の声がすごくいいとおっしゃってくれたので、そこは自信を持ちながらやりましたが、一人で勝手に映画を振り返られる優越感も感じました」と続けた。

 

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その後、劇中でサクラ役を演じた犬のちえが登場。吉沢は、ちえとの共演シーンについて「本当にすごかった。彼女の動き1つでシーンが変わる。芝居が上手い。みんなで卒業アルバムを覗くシーンは完璧だった」と感嘆したそう。北村も「サクラが、僕ら5人を(いい意味で)振り回してくれた。近寄ってきたかと思ったら、すっとどこかへ行っちゃったりして。僕なんかカーストが低いほうで、すぐに亮くんや永瀬正敏(父役)さんのほうへ行っちゃう(苦笑)。僕は芋をあげないと来てくれなかった」と笑いながら、撮影時のエピソードを明かした。

矢崎監督は、サクラを含めて長谷川家について「作り上げていくというよりは、みなさんが家族になっていたので、僕は窓の外からよ その家庭を覗くような感じて見ていました。本当に素晴らしかったです」と賛辞を送った。

最後に、北村は「この家族は、最初、笑顔に溢れた普通に幸せな日々を過ごしていたけど、いろんなことが起こり、愛という形が崩壊してしまうけど、また再生していく。家族の形って人それぞれですが、自分を産んでくれた母や父、兄弟妹をはじめ、友達、恋人など、いろんな身近な存在を改めて感じれる作品になったかなと。いつまでも温かいものが胸に残る作品になればと思っています」と締めくくった。

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