柄本佑、本作は『変身モノ』、前・後半で服装、髪型を変えました!映画『痛くない死に方』完成披露舞台挨拶

2021/2/4 10:49

柄本佑・主演 映画『痛くない死に方』完成披露舞台挨拶

1宇崎竜童、坂井真紀、柄本佑、奥田瑛二、高橋伴明監督

映画『痛くない死に方』の完成披露舞台挨拶が2月2日(火)都内で行われ、主演の柄本佑、共演の坂井真紀、宇崎竜童、奥田瑛二、そして監督・脚本の高橋伴明が登壇した。

本作は、在宅医療のスペシャリスト・長尾和宏のベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」の映画化で、日々仕事に追われ、家庭崩壊の危機に陥っている柄本演じる在宅医・河田仁が、大病院でなく在宅医だからこそできる医療を模索し、人と向き合うことを実践していく成長物語。

本作の前半は、父親のために、痛みを伴いながらも延命治療を続ける入院ではなく“痛くない在宅医”を選択したのに、父親が苦しみ続けてそのまま死んでしまう“痛い在宅医”のケースを描き、後半は、“痛くない在宅医”のケースを描いている。高橋監督は、「渡された原作が『痛い在宅医』というタイトルで、本作の前半戦の重い苦しい展開ばかりの内容でした。自分も65歳になった頃に、自分はどういう死に方をしていくんだろうということを考え始めまして、死に関する本を読むようになりました。在宅医の存在であるとか、日本尊厳死協会があるということは知っていたんですが、その苦しい前半戦に加えて、自分が今考えられる理想の死、こういう風に死んでいけたらなという思いを乗せたので、こういう構成になっています」と説明した。

 

2柄本佑

柄本は、「(坂井真紀演じる智美の”痛い死”をきっかけに、奥田瑛二演じる先輩に師事する中で、)服装から髪型まで見た目が全く変わる。2年の時を経てガラッと人が変わるというところで・・・」と本作を『変身モノ』と呼んでいる理由を説明。自身の眼鏡を劇中で使用することを提案したそうで、「前半は白衣を着て、髪を七三に分けていて、後半は長尾さんのスタイルに寄せ、(白衣は威圧感を与えるので、)普通の格好に聴診器だけ持っていくというスタイル。衣装合わせが終わった時、伴明監督に『佑、メガネはかけなくていいよな』と言われて、『いいと思います』と答えたんですが、うちに帰って何かの時にいただいたメガネが目に入って、いい具合に冷たい感じがするなと思いました。後半白衣を脱ぎ、髪型がラフになるというのと、もう一つメガネをコンタクトとすることで、変身前後で、高低差が出ていいかなと思って監督に写メを送ったら『いいよいいよ』と言っていただけました」と裏話を披露した。

 

3坂井真紀

坂井は、父親が苦しみ続けて死んでしまうという役。後半の”痛くない死に方”と違い、辛いシーンが多かった。撮影中の様子を聞かれ、「ひと事ではないシチュエーションですので、智美の役と同じような気持ちでいました」と回想。

宇崎は、柄本が演じる河田が新たに担当することになる明るい末期がん患者の役。実は本編の白髪は地毛だそうで、「衣装合わせに白髪染めも何もとってバサバサの髪で行ったら、『それでいいじゃない』と言ったんで。あまり人にお見せしたことがないんですけれど、あれが私の本当の白髪です」と告白し、そのかわいらしさに、会場は大爆笑!

さらに、訪問看護師役の余貴美子とのシーンが恥ずかしかったそうで、「監督に、『お尻映さないでくれる?』とお願いしました。画面を見たらお尻は映っていなかったんですけれど、完全に余さんには丸見えだったんです(笑)。撮っている間中、恥ずかしかったです」と繊細な心境を吐露した。

 

5奥田瑛二

奥田が演じた長野は、柄本演じる在宅医の先輩という設定で、役者の先輩・後輩という実際の関係性にも近い。奥田は、「我が一族にはすごい俳優ばっかりですから、そこは普通に(撮影に)入って行きました。婿だからどうしようということはなくて。違う気持ちになるんですよね。何もしない、邪魔しない。つまり役同士で存在する。それってなんだろうという新しい境地にドアをノックしたみたいな、一言では説明できない位素敵な現場でした」と話した。

『痛くない死に方』の原作者で、奥田が演じた役のモデルである長尾和宏についてのドキュメンタリー『けったいな町医者』(2月13日〜2月19日にシネスイッチ銀座ほか全国順次公開)のナレーションは、柄本佑が務めた。柄本は『けったいな町医者』のみどころを聞かれ、「長尾先生一本です。楽しくて、おしゃべりがうまくて、愛情深くてという長尾先生が街を走り回って往診している姿が生き生きとしていて、楽しいんじゃないかと思います。ぜひ楽しんでいただければと思います」とアピールした。

最後に、高橋伴明監督が、「コロナ禍の中での上映が20日から始まりますけれど、当然のことながら、苦戦が予想されます。よって、もし観て損はないぞと思われたら、いつもより数倍力を込めて、観て来いと言っていただければと思います」と熱いメッセージを送り、舞台挨拶は終了となった。

2021年2月20日シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。

予告映像: https://youtu.be/uQSrkY_7leg

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