柳楽優弥、モンゴルでの3週間は本当に最高でした!『ターコイズの空の下で』先行プレミアム上映・舞台挨拶
2021/2/20 09:13
取材:記事・写真/RanRanEntertainment
柳楽優弥の海外合作映画初主演作品で、ドイツを始めヨーロッパ各国の国際映画祭でも高評価を得た『ターコイズの空の下で』の日本初上映となる先行プレミアム上映・舞台挨拶が2月19日(金)、東京・新宿ピカデリーで行われた。本イベントには柳楽優弥のほか、柳楽演じる主人公の祖父(麿赤兒)で大企業社長の秘書役を演じたサヘル・ローズ、およびKENTARO監督が登壇した。柳楽は本作出演の経緯について、「チーフマネージャーから『数週間後にモンゴルに行くのはどうですか?』と言われて・・・。しかも、フランス、モンゴルとの合作映画ということに惹かれて、どういう現場なのだろうとか、KENTARO監督にも会ったことがなかったので、どういう演出をされるのか興味があったので参加させていただきました。本当に最高でした!」とコメント、モンゴルで過ごした3週間は「共同生活して楽しかったです。ネズミがカップ麺を食べちゃったり、でも、満天の星空で何の文句もなし!」と楽しい想い出を振り返った。
柳楽は「映画が公開される喜びもありますが、KENTAROさんと再会できたことが大きいこと。(監督はいろいろな)引き出しで説明してくれる。本当に勉強になるんです」と監督を絶賛。監督は「コマーシャルみたいな演技が一番イヤだったし、彼にはナチュラルなままで撮りたいという気持ちがすごくあって・・・」と補足すると、柳楽は「即興でカメラの横から『ちょっと動いて』とかこういうことを喋ってみてという演出が多かったです。それがすごく居心地が良く、自分らしく現場にいていいんだということを改めて気付かせてくれました」と監督に感謝。
オーディションからの参加となったサヘル・ローズは麿赤兒とのシーンがメイン。「アングラの舞台が好きで麿さんのファンでした。(麿とのシーンは)半分がアドリブで、台本に沿って演るというより空気を感じながら来たものを受け止めてというお言葉をいただいたので、麿さんとのキャッチボールがすごく楽しかったです」と振り返り、本作について「モンゴルの風を感じる。こんなに壮大なのだと。(旅行ができない)今だからこそ、このスクリーンを通して、皆さんが旅をしてらっしゃる気持ちになってもらえたら、主人公と重ねてもらうとすごく愉しんじゃないかと。その一部になれてとても光栄に思いました」と本作へのエールを送った。
最後に柳楽は「ロードムービーなので、シンプルに愉しんでいただきたい。今、旅行などしづらい時期ですので、『ターコイズの空の下で』を観て、トリップ感を味わっていただければ嬉しいです」と、そして監督は「初めて、DCPという17メートル以上のスクリーンで観ていただけるのは、とても嬉しいです。愉しんでください」と映像の素晴らしさをアピールした。
2月26日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー