トップ > イベント > 安田章大主演 パルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』 開幕

2021年7月10日 18:00

安田章大主演 パルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』 開幕

安田章大主演 『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』

revolver_main☆b_2149d_ss

パルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』が、7月10日(土)、PARCO劇場にて開幕する。演出は行定勲、そして主演を務めるのは、約1年半ぶりの舞台主演となる関ジャニ∞の安田章大。

原作は、原田マハ著の「リボルバー」で、フィンセント・ファン・ゴッホの死をめぐる謎に、現代のオークショニストが迫るアートミステリー。本作の舞台化に当たり、原田自らが初めて舞台戯曲の筆を執り、小説版とは異なる視点で新たな物語を立ち上げた。舞台版は、ゴッホが生きた19世紀当時を物語の主軸とし、謎に満ちたゴッホとゴーギャンの愛憎入り混じる関係にフォーカスしている。

演出を手掛けるのは、映画監督として数々の名作を生みだしてきた行定勲。舞台演出としても、15年に演出を手掛けた「タンゴ・冬の終わりに」で第18回千田是也賞を受賞するなど高い評価を受けており、同作から6年ぶりに本作にて舞台演出を手掛る。

フィンセント・ファン・ゴッホを安田章大が演じ、ゴッホのライバルであり一時期は共に創作活動をしていたポール・ゴーギャンに池内博之、画商としてゴッホを献身的に支える弟のテオに大鶴佐助、ゴッホとゴーギャンの謎に迫るオークショニスト・冴に北乃きい、共に謎を解き明かす社長・ギローに相島一之、同僚・JPに細田善彦、医師・レイほかに金子岳憲、謎の少女クロエとゴーギャンの妻ヴァエホの二役を東野絢香が演じている。

今でこそオークションに登場すれば100億円を超える高値で取引され、誰もが知る有名な画家ゴッホが、生前はたった一枚しか絵が売れなかったともいわれている。では、誰が、何が【ゴッホ】=アートの<価値>を決めるのか?今回の舞台「リボルバー」では、かつて現実の世界で生きていた生身の人間・ゴッホを描くことで、価値のあるなしにかかわらず、画家が作品に込めた思いは普遍的なのだというテーマをあぶりだす。

東京公演: 2021年7月10日(土)~8月1日(日) PARCO劇場
大阪公演: 2021年8月6日(金)~15日(日)  東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール

 

revolver2☆b_2523ds revolver3☆b_2353ds revolver4☆b_1499ds revolver5☆b_2023ds

舞台写真撮影:宮川舞子

 

作・原田マハ コメント
文字の世界で生まれた登場人物たちが、舞台上で立ち上がり、動き出す。まるで夢を見ているよう。ゴッホとゴーギャンの間に何が起こったのか、歴史の目撃者になる気分です。ゴッホの圧倒的な魂の叫び、ゴーギャンのゴッホに対する嫉妬と賛美、テオと冴のゴッホの絵を巡るデュエット、ギローのオークションさばき、JPのオタク炸裂の長セリフ、医師レイと警官が放つ真逆のゴッホ評、ヴァエホの切ない涙。いずれのシーンもそれぞれに圧巻です。
稽古場を見学した際に、ゴッホとゴーギャンが反発し合いながらも最終的には心を通わせ、パラレルに進む現代のゴッホ研究者・冴と仲間たちが次第に彼らに心を寄り添わせていく。微妙な心情の変化が演技によって醸し出されるのには引きつけられました。演劇ならではの臨場感と、稽古を重ねていくほどに進化する様子には心が躍りました。
ゴッホとゴーギャンとともに濃厚な時間を共有し、彼らの情熱を受け止めて下されば嬉しく思います。

演出:行定勲 コメント
稽古期間は、ゴッホとゴーギャンを歴史に残る偉人として描くのではなく、俳優たちと共に彼らの心情を探りながら意見を交わし、ひとりの人間として純粋に芸術に向き合う姿を追い求める貴重な時間でした。
この作品は、芸術家や表現者なら誰しもが共感するような苦悩が描かれています。そして、人間は何をみて価値を決めるのか、その尊さや愚かさを感じて頂けたら嬉しいです。
この状況下で大変なときに、足を運んでくださる観客の皆様に感謝します。この一年は、芸術は本当に必要なのか?何のためにあるのか?と真剣に、考えてきました。奇しくもこの作品が、今上演されることに大きな意味を感じます。芸術の価値はどうやってつけられるのか、観たあとに考えてみて欲しいです。出来れば画集を開いて劇中に登場するゴッホやゴーギャンの残した絵画を改めて観て欲しいです。きっと、今までにない感情が湧き起こるはずだと信じています。

安田章大 コメント
作品を通して、これまでの過去にない、みなの創造を越えた人間らしい19世紀の人達が生き還りました。
「19世紀と21世紀が織り混ざりいつの間にか観てる自分も引き込まれている」というのが印象的です。
僕自身の役柄的見どころといえば、神格化されていない人間・ゴッホが、現代口語を使って会話している所かもしれませんね。作品全体の魅力は19世紀の人々、21世紀の人々を演じる役者8人が絶妙に絡み合う事で物語が加速していき、気がつけば知らない時空に、誰もが当事者としてタイムトリップしていくと思います。
皆さんはどの真実を信じますか?
あなたが"視て、聴いて、感じた確かなモノ"を"人生の糧の種を"を手に入れるチャンスかもしれません。
リボルバーに翻弄され過ぎませんように。

 

 

 

トップ > イベント > 安田章大主演 パルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』 開幕

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています