佐々木蔵之介、辮髪には苦労!元祖テレワークの暴君を熱演! Team申 第5回本公演『君子無朋(くんしにともなし)』東京公演開幕
2021/7/17 04:00
取材:記事・写真/RanRanEntertainment
佐々木蔵之介が主宰するTeam申、第5回本公演『君子無朋(くんしにともなし)』のフォトコールおよび取材会が、東京公演初日を翌日に控えた7月16日(金)に行われ、取材会には主人公・雍正帝(ようせいてい)を演じる佐々木蔵之介、地方官オルク役の中村蒼、そして脚本の阿部修英ディレクター、演出の東憲司監督が登壇した。さらに、作品化のあたっては「そんなに簡単に企画が通るものではなく、しかたなくTeam申での企画にさせていただきました。自分の企画だからこそ、短期間で上げられたと思っております。中村蒼くん、作家の阿部さん、演出家の東さんたち、皆さんが賛同してくださって今日に至ることとなりました」と経緯を明かした。
続いて、脚本を仕上げた阿部も「演劇には自信がなかったので、中国ロケの最後に、(佐々木から)お声を掛けていただき、腰が抜けるほど驚いたことを覚えています。僕が誰なんだ?と思われるように、雍正帝が誰なんだ?と。(中国の)200何人の皇帝のなかで、一番エキセントリックで、一番面白く、一番パワハラで、一番ワーカホリックな皇帝はおそらく雍正帝じゃないかと思うので、それを史実に基づき(戯曲として)書いてみました」と経緯を説明、非常に興味深い作品ができあがった。
演出の東は「雍正帝は独裁者であり、本当に酷い男なんですけど、魅力的。この話は、現代の日本にマッチしていると思うんです。もし、この男が日本にいたら、どうなっているんだろうなどと考えながら稽古をしてきましたし、蔵之介さんをはじめ、皆さんの力を借りながら、無事初日を迎えることができます」とコメントした。
そして、中村は「初日を迎え、お客さんが入ることによって、新たな反応をすごく楽しみにしています。反応を直に感じながら、お芝居ができる日が来るのをワクワクしています。毎日の稽古では驚かされることばかりで、雍正帝に真正面からぶつかっていくオルクという人間を演じることによって、僕も雍正帝、そして蔵之介さんの魅力に、毎日魅せられてきました。皆さんとこの作品を共有できることを楽しみにしています」と胸を張った。
ただ、佐々木が苦労しているのが辮髪(べんぱつ)。「辮髪は役作りの大きな要素。あと、帽子の被り方とか、所作が分からないので、探り探りやっています(笑)」とコスチュームには、かなり気をかけていた。
【東京公演】 2021年7月17日(土)~25日(日) 東京芸術劇場 シアターウエスト
【仙台公演】 2021年7月28日(水) 電力ホール
【石川公演】 2021年7月31日(土)・8月1日(日) 北國新聞赤羽ホール
【広島公演】 2021年8月3日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
【福岡公演】 2021年8月7日(土)・8日(日) 柳川市民文化会館 水都やながわ 白秋ホール
【長野公演】 2021年8月11日(水) 長野市芸術館 メインホール
【新潟公演】 2021年8月14日(土)・15日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
【京都公演】 2021年8月17日(火)~29日(日) 京都府立文化芸術会館