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2021年10月7日 17:07

入江雅人、入手杏奈、清水宏らの常連、今年もこの祭りがやってきた! 『ゾンビフェス  THE END OF SUMMER 2021』開催レポート

『ゾンビフェス  THE END OF SUMMER 2021』開催レポート
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掲載写真は全て 撮影:市川唯人

 

緊急事態宣言が開けたばかりの、2021年10月2日・3日、CBGKシブゲキ!!で、5年目を迎え恒例となった『ゾンビフェス  THE END OF SUMMER 2021』が開催された。

 

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今年は、主宰の入江雅人の呼びかけの下、入手杏奈、清水宏、立川志ら乃、塚本功、オクイシュージ、という常連メンバーに加え、シンガーソングライターの中村 中が初参戦となった。

 

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オープニングは入江雅人とオクイシュージの二人芝居からスタート。映画のゾンビ役のエキストラとして偶然再会したかつてのバンドメンバーが、本物のゾンビに追われ幽霊屋敷に迷い込むという入江の書き下ろし新作「ゾンビ!ゴースト!ソンビ!」を上演。入江とオクイ二人の呼吸はぴったり。山奥の幽霊屋敷やゾンビと幽霊の対決の光景が広がり、冒頭から笑いに包まれた。“ソンビフェスの舞姫”入手杏奈のダンスとともにオープニングムービーが流れる。「また今年もこの祭りがやってきた」といった気持ちがこみ上げてくる恒例のオープニングだ。

 

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次に登場したスタンダップコメディの清水宏は、様々な日本人にとっての“型”というものが何故生まれて来たのか、五反田駅のホームのアナウンスから様々な伝統芸能に到るまで、弾丸トークで、はっとさせられる持論を展開し、それがゾンビに繋がる流れに客席は大爆笑。

 

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続いて、入手杏奈が創作ダンス「DANCE OF THE DEAD V」を披露。入手の体の自在な動き、時に手足を硬直させながら特に伸び伸びと、ワンピースを着た入手が“美しきゾンビ”のように舞う姿にうっとりする。

 

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さらに、落語の立川志ら乃は、新作「魚をキレイに食べましょう」をネタ下ろし。志ら乃が最近気にかけている“流行のお菓子”と“魚をキレイに食べる人”をモチーフに、江戸のゾンビに侵された町で、魚をキレイに食べる能力を買われてゾンビ退治をしようとする奇想天外な物語で笑いを誘う。

一部はここで終了。

 

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二部のトップバッターは、ギタリスト塚本功。「THE END OF SUMMERTIME」と題し3曲を演奏、さらに入手杏奈とのコラボパフォーマンスも披露。コロナ禍の中でも定期的にライブに出演している塚本は、マスクをしてパフォーマンスをするのが慣習化したということで、この日もマスク姿で歌唱。この時期ならではの粋なパフォーマンス。「HIMATSU」という楽曲も披露。塚本ならではのギターの音色と歌声に引き込まれながら、心地よい時間が流れる。最後は入手杏奈のダンスとの即興セッション。ここでしか見られないコラボレーションに、会場全体が引き込まれていった。

 

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そして、次に登場したのは、今回初出演となる中村 中。入江雅人が以前から中村の大ファンでもあり出演オファー。満を持しての登場となった。妖艶な空気をまといながら、ギター1本で、ゾンビフェスの為に書き下ろした「死に損ないの歌」を含む4曲を披露した。「死に損ないの歌」は、ゾンビを現代社会に生きる人々に擬えた、テーマ性のある一曲だ。

トリは入江雅人。毎年恒例の「帰郷」。ゾンビになってしまった幼馴染のしげちゃんと最後のドライブに出かける物語。毎年ゾンビフェスの最後に上演される恒例の演目だが、毎年異なるアレンジがされ、初めて観る人にとっては新鮮な感動もあり、何度見た人でもまた新しい発見があり、物語に奥行きが加わる不思議な演目だ。観れば観るほど深まるしげちゃんと僕のストーリー、来年はどんな進化を遂げるのか楽しみだ。

前年は、コロナ禍の影響が大きく縮小版での実施となったが、今回は、また華やぎが戻って来たゾンビフェス、入江も来年以降も続けて行きたいと抱負を語っていた。

それぞれの分野のプロが技を持ち寄り、”ゾンビ”という無限のイマジネーション秘めた創作物をテーマに、意外性と面白みに溢れるパフォーマンスを繰り広げるゾンビフェス。”プロたちの文化祭”そんな手触り感もある、年に一度の祝祭に来年以降も期待したい。
『ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2021』
10月2日(土)17:00開演(16:30開場)
10月3日(日)14:00開演(13:30開場)会場:CBGKシブゲキ!!
出演: ※50音順
入江雅人(一人芝居)
入手杏奈(ダンス)
オクイシュージ(演劇)
清水宏(スタンダップコメディ)
立川志ら乃(落語)
塚本功(エレクトリックギター演奏と歌)
中村 中(弾き語り)

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