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2022年10月5日 17:23

『平成中村座 十月大歌舞伎』開幕!4年ぶりに浅草で一番太鼓が鳴り響いた

取材・撮影/RanRanEntertainment

『猿若町発祥180年記念 平成中村座「十月大歌舞伎」』が10月5日(水)に初日を迎える。4年ぶりの浅草での公演となる平成中村座、初日恒例の儀式「一番太鼓」が中村勘九郎と田中傳左衛門によって行われた。

 

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「一番太鼓」とは、寛永元年(1624)に初代田中傳左衛門が開場を知らせる太鼓を打ったのが始まりで、後に興行のある日の夜明け前に打たれるようになったという。

 

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今回も、勘九郎から撥を渡され、傳次郎が大太鼓を打ち鳴らした。トトントトン、ドンドンと伝統の儀式が始まると、「平成中村座、いよいよだ!」という空気に包まれた。

4年前の「一番太鼓」ではお客さまの前で披露されたが、コロナ禍のためそれは断念。それでも熱心なファンは朝から駆けつけ、鳴り響く太鼓の音を芝居小屋の塀の外で聞いていた。

『猿若町発祥180年記念「平成中村座十月大歌舞伎」』の演目は、第一部 双蝶々曲輪日記 角力場、極付幡随長兵衛「公平法問諍」、第二部 綾の鼓と宮藤官九郎による新作歌舞伎、唐茄子屋 不思議国之若旦那。引き続き「「平成中村座十一月大歌舞伎」が11月3日(木・祝)~27日(日)まで行われる。

勘九郎は初日の一部での出番間近のため、挨拶の代わりコメントを寄せた。

 

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中村勘九郎 コメント
四年ぶりに浅草に帰ってきました。
今から180年前、天保十三年十月五日に中村座がここ浅草の地で開幕しました。
同じ十月五日に初日を迎えられるという、奇跡的なご縁を感じます。
宮藤官九郎さんに書いていただいた新作『唐茄子屋』ももちろんですが、古典の持つ魅力も合わせて、平成中村座でご堪能いただきたいと思います。今から二ヶ月皆様のご来場をお待ちしております。

『猿若町発祥180年記念「平成中村座十月大歌舞伎」』
日程:2022年10月5日(水)~27日(木)
会場:平成中村座(東京・浅草寺境内・仮設劇場)
脚本・演出:宮藤官九郎
出演:中村勘九郎、中村七之助、中村獅童、中村勘太郎、中村長三郎、小川陽喜
主催:松竹株式会社 フジテレビジョン
製作:松竹株式会社

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