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2022年12月21日 00:26

柿澤勇人、初のジキル役に「いくところまでいきたい」 ミュージカル『ジキル&ハイド』製作発表記者会見

取材・撮影/RanRanEntertainment

ミュージカル『ジキル&ハイド』の製作発表記者会見が、12月20日(火)に東京都内で行われ、石丸幹二、柿澤勇人、笹本玲奈、真彩希帆、Dream Ami、桜井玲香、石井一孝、上川一哉、畠中洋、栗原英雄、演出の山田和也が、公演への意気込みを語った。

 

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左から:山田和也、Dream Ami、上川一哉、笹本玲奈、石井一孝、石丸幹二、柿澤勇人、栗原英雄、真彩希帆、畠中洋、桜井玲香

 

本作は、2001年に日本初演以来、再演を重ねている大ヒットミュージカルの再演。世界的ヒットメイカー、フランク・ワイルドホーンの音楽によって、恐ろしくも美しい物語を描き出す。

初代の鹿賀丈史からタイトルロールを引き継ぎ、10年以上に渡って主演を務めてきた2代目の石丸は、今回で有終の美を飾る。そのバトンを3代目の柿澤に繋ぎ、本公演は両名によるWキャスト体制で上演される。

 

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石丸は、「2012年から関わってまいりました。一つ前(の本作の公演)が2018年だったので、5年近く間が空いているのですが、自分の中ではついこの間のような気がします。それくらいインパクトがある作品で、この役を演じるにあたっては非常に体力が必要だと思い出しました。カッキー(柿澤)に負けないように体力をつけて臨みたいと思います」とコメント。

ジキルを演じるにあたって、山田から「毎回、石丸さんのセクシーさやエロティックさをどうやって届けるか、女性スタッフたちが頭を悩ませています。今回は、『ジキル&ハイド』史上最高にエロティックにやっていただければ」と要望されると、「どこを見せますか?」と冗談めかしながらも「確かにどこまでも探求できる作品です。歳を重ねて、回を重ねて、今の年齢だからできるものを見せたいと思っています」と力を込めた。

 

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一方、今回、ジキル役に初挑戦する柿澤は「日本を誇る大スターがやる役だと思っていたので、まさか若造の僕がやれるとはと驚いています。若輩者なりに、一生懸命がむしゃらに稽古をして、皆さんに刺激を受けながら、石丸さんの素敵なところを勉強していって、なんとか新しい『ジキル&ハイド』を作れたらいいなと思っています」と思いを語る。そして、「どこまで深く入り込んで腑に落ちるところで芝居ができるかということが挑戦になると思います。いくところまでいきたいと思います。演出の山田さんに『それはドン引くからやめて』と言われるくらいにやりたいと思います」と意気込んだ。

 

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ジキルとハイドの間で揺れ動きながらも破滅的な運命を辿る娼婦のルーシー役は、笹本と真彩のWキャスト。笹本は、2012年・2016年公演ではエマ役、2018年公演ではルーシー役で本作に出演しており、今回が4回目となるが、「2つの違う世界からヘンリー・ジキルとハイドを見てきて、この作品にかける思いは今までにないくらいあります。この作品は心も疲れてしまう作品なので、体と心を健康に保ちながら、新しいキャストの皆さんと楽しく、カンパニーとしてまとまっていけたらいいなと思います」と思いを寄せた。

 

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そして、真彩は「稽古場で皆さんからたくさんのことを学んで、丁寧に積み木を組み立てていって、ルーシー役をしっかりと演じたいと思っています。楽しみにしているのは、ワイルドホーンさんの楽曲にチャレンジすること。宝塚時代にお披露目公演でも楽曲を提供していただきましたが、エネルギーがものすごく必要な曲が多いので、チャレンジがいっぱいあると思います」と目を輝かせた。

 

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また、ジキルの婚約者エマをWキャストで演じるDream Amiは、グランドミュージカル初挑戦。「多少不安は残るところはありますが、長年愛される作品に実力者の皆様方に囲まれて出演できることは、新しい自分を発見できるんじゃないかなとワクワクしています」とコメントし、同じくエマ役の桜井は「(この日の石丸と柿澤の)歌唱披露を聞いて、ついにこの世界に浸る時が来たと実感して感動していました。たくさんのものを吸収し、学びながら、エマという力強く愛情深い女性を信念を持って演じられたらいいなと思います」と語った。

なお、この日の会見では、石丸と柿澤による「時が来た」の歌唱披露も行われた。

 

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ミュージカル『ジキル&ハイド』は、以下の日程で上演。
東京公演:2023年3月11日(土)〜28日(火) 東京国際フォーラム ホールC
愛知公演:2023年4月8日(土)・9日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
山形公演:2023年4月15日(土)・16日(日) やまぎん県民ホール
大阪公演:2023年4月20日(木)〜23日(日) 梅田芸術劇場メインホール

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