取材・撮影/RanRanEntertainment
ドラマ８「弁護士ソドム」記者会見がテレビ東京で行われ、主演の福士蒼汰、共演の玄理、山下美月、加藤清史郎、光石研が登壇した。本作は、脚本家・泉澤陽子による完全オリジナルストーリーのドラマで、4月28日(金) 夜8時からテレビ東京系で放送される。
「ソドム」とは旧約聖書に登場する街の名前で、｢廃退｣｢悪徳｣の象徴とされる言葉。周りから「ソドム」と呼ばれる型破りな“詐欺加害者専門弁護士”小田切渉が主人公で、弱者を食い物にする“詐欺師”の味方をし裁判で勝たせていく、まさに“悪徳弁護士”。しかし、それにはある目的があった･･･。
小田切渉を演じる福士は見どころについて「渉という人物はなかなかひねくれているんでですけど、そんな彼にも過去があって、その過去によって彼が形成され、今の渉という存在になり、彼の行動の原動力になっていて、それが正義なのか悪なのか、観てから感じてもらったらいいかなと思っています」とアピール。
渉と法廷で対決することになる人権派弁護士・若松まどかを演じる玄理は自身の役柄を「白黒はっきりつけるのが正義と思っている真っ直ぐな性格の女性弁護士」と説明、「ひょんなことから渉と出会い、二人が互いの考え方に影響を受けながら変化していくのも見どころ」とドラマの内容に自信を覗かせた。
また、渉の幼なじみで、天才ハッカーの八雲カイを演じる加藤は「僕ら（の役柄が）裏の人間なので、アジトでのシーンは目を凝らして見ていただきたい。ハリウッド作品なのかなっていうくらい（セットが）骨骨しい。また、アジトでの渉と弁護士としての渉も全然違うので、福士さんの変わり具合も見どころ」と話す。
同じく渉の仲間であり、変装が得意な元結婚詐欺師の三木天音を演じる山下は「劇中での変装のメイクに、3時間ちょっとかかったり、変装を落とすにも1時間。変装を超えた変装で、それこそ渉さんとカイくん3人での初めてのシーンが、その変装状態でのお芝居だったので、二人とも私が誰か分かっていないくらいの状態でした。清史郎くんが勝手に盗撮とかしてくるし･･･。（3人でのシーンは）ちょっと楽しみにしていただきたいです」と変装での変わり様をアピールした。
そして、SOGA法律事務所代表であり、渉の恩人で親代わりとして渉を見守り続けている曽我一馬役の光石は「福士くんとはもう3度目の共演。毎回違う顔を見せてくれて、今回も弁護士をやっている時の顔が全然違うんです。福士くんの変貌ぶりを見ていただくのが一番だと思います」と福士の好演ぶりを称賛した。
撮影現場の雰囲気について、玄理は「福士さんが今回初めて一緒に仕事するんですけど、クールな方なのかなと思ってたら、本当に無邪気というか、すごい明るくてよく喋る。だけどそれを上回ってすごい喋る人が清史郎くん！」と二人の意外な側面を明かす。それに対し加藤は「僕も緊張してるんですよ、玄理さんと共演したのはまだ1回ぐらいしかないので･･･。美月ちゃんも（どんな人か）分からなかったので、緊張してすごい喋るんです。今日もすごい緊張していて、（会見が）始まる前からどうしようどうしようとマネージャーさん、メイクさんになんでもない話をするんです。まだ緊張しているのかもしれないです」と弁解。山下は「一番静かです。私はおしとやかにやってます」とマイペースだった。
ドラマでは、小田切渉がソドムと呼ばれているが、皆さんが今までに呼ばれたニックネームで印象に残っているものは？という質問に、福士「そうちゃん」、玄理「ヒョンちゃん」、山下「みづき、山」、光石「研ちゃん」などと名前をニックネームとして呼ばれるなか、加藤は「中学卒業した時点で150個。一番印象に残っているのは『子供店長』。最近は『大人店長』とか言われてますけど、もうちょっと大人になろうと現場でも喋りすぎないよう、『おしとやか店長』になります」と答えていた。
最後に福士が、「『弁護士ソドム』はリーガルサスペンスでありながら面白いポップなシーンもありますし、そしてヒューマンドラマのような人情に迫ったシーンもたくさん散りばめていて、その心の動きを大切にしながら毎シーン撮影しているので、最終回に向かってどういう展開になってくるのか楽しみにしていただけたらと思います。スタッフ、キャスト一同、精一杯作っているのでお楽しみにしてください」と会見を締めくくった。
