取材・撮影/RanRanEntertainment
劇場版「緊急取調室 THE FINAL」の緊急取調べ会見（完成報告会見）＆完成披露試写会が5月15日(月)、都内で行われ、主演の天海祐希、共演の田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雄、でんでん、小日向文世、そして常廣丈太監督が登壇した。
主演の天海祐希が「キントリのラストにこれまた強力なゲストの方々にご出演いただきました」と語る注目の、被疑者＝内閣総理大臣・長内洋次郎役を、歌舞伎俳優・市川猿之助が演じることが明らかになった。
長きに渡りテレビ朝日系列で放送されてきた大ヒットドラマ「緊急取調室」（キントリ）がついに映画化！最後に相対する被疑者は、市川猿之助演じる内閣総理大臣・長内洋次郎。主人公の取調官・真壁有希子役の天海祐希を筆頭に、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世らお馴染みのメンバーや、杉咲花をはじめとするドラマレギュラーキャスト陣が続投。劇場版「緊急取調室 THE FINAL」として、6月16日(金)の公開をもってシリーズ完結となる。
完成披露試写会に先だって行われた会見で、映画化された心境について問われ、天海は「何となく映画になったらいいねみたいな話が何年も前からあって。でも実際こういう形になるんだということにすごく驚いたし、皆さんに観ていただける目前になっているのがとても幸せで、不思議な感じです」とコメント。
続いて田中は「それが最後（完結）になる寂しさが勝るというか、（映画化された）嬉しさと寂しさが入り混じった状態で撮影しました」、小日向は「9年間のドラマを年間にわたってやってきて、最後に映画化が決まったときに、監督が思い浮かびました。常廣監督は喜んでいるだろうな」、でんでんは「寂しさが80%」、鈴木は「1年に1度必ずお会いしてきたメンバーとはこれで終わりは寂しい。9年続けてこれたことが一番の幸せ。自分の相棒として一番居心地のいい相棒の速水さんとはもう（ドラマでは）会えないのが寂しいです」など各人がキントリへの万感の思いを口にしていた。
撮影時のエピソードを問われ、天海は「健康の話、植木の話、美味しいものをどうやって作ったらいいかを聞いたり、お子さんの今どのくらい育っているの？」など、世間話に終始しているそう。常廣監督は「スタートをかける直前までこういった話題で皆さんギリギリまで喋ってるし、『いいですか！』って言っても、もうちょっと喋ってからみたいなときもあるので、これは長年やってきたおかげだと思ってますから、仲が良いシーンは皆さんそのままでいいわけだし･･･」と安心して撮影できたという。小日向は「監督はああ言いながら、けっこう粘るんですよ。カット数が増えてくると･･･」、天海が「もういいんじゃない？ 十分です」と撮影時を再現していた。
9年間をドラマで一緒に歩んだ仲間の存在について、天海は「親戚のおじさんたち、親戚の方たちっていう感じですごく近い存在。ちょっと会いたいなと思ってみんなで集合して、一緒にご飯食べたりしますね」と話す。
一方、田中は天海を「皆さん、日本全国の方がご存知のように、本当に男らしく真っ直ぐで、嘘が嫌い。このキントリでご一緒させていただいて、友達というか、先輩です。（自分は）年上なんですけど、人生の岐路に誰に相談するんだろうと思ったら、僕は天海さんに相談すると思います」と真顔で語った。
さらに小日向は「このチームのなかでは天海さんは圧倒的なボスですね。僕は何度も言っているんすけど、佐々木小次郎の生まれ変わりじゃないかと。モニターを見たときに背中に刀が見えた。すごく美しくて凜々しくて、本当にかっこいいと思いました」、そして大倉は「アネキ！久しぶりにお会いすると『ちょっと、元気なの？』って声を掛けられる」と男性陣が揃って天海を大尊敬していた。
最後に天海が「私は『見どころは全部！』と言うようにしております。どんなシーンでも皆が心を込めて作っていますので、全部が見どころ。そして見てくださった方に見どころを決めていただけたらいいなと常々思っています。映画で初めてご覧になる方、ずっと最初のシーズンから気に掛けてくださった方、どんな方にも楽しんでいただけるような緊急取調室になっております。ぜひ劇場で最後を目撃していただけたら」と会見を締めくくった。
会見後に行われた舞台挨拶では、ドラマでお馴染みの「うぇ～い」と円陣を組むシーンを披露し会場を盛り上げた。
劇場版「緊急取調室 THE FINAL」6月16日(金) 全国公開。
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