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2023年6月8日 21:09

落合モトキ×あの W主演 映画『鯨の骨』 今年秋劇場公開

落合モトキ×あの W主演 映画『鯨の骨』 今年秋劇場公開

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落合モトキ×あの W主演 映画『鯨の骨』が、今年秋劇場公開。第27回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭のコンペティション部門に正式出品されることも決定した。

本作の監督は、濱口竜介監督と共同執筆した『ドライブ・マイ・カー』が米アカデミー賞脚色賞にノミネートされ、話題沸騰の配信ドラマ「ガンニバル」の脚本も手がけた大江崇允。いま世界が注目する映画作家が、リアルとバーチャルが混濁する現代の寄る辺なさを、ミステリアスな迷宮ファンタジーに昇華させた。出演は、落合、あの、横田真悠、大西礼芳、宇野祥平。

結婚間近だった恋人と破局した不眠症の間宮は、マッチングアプリで唯一返信をくれた女子高生と会うが、女子高生は間宮のアパートで自殺してしまう。山中に埋めようとするも、気がつけば死体は消えていた。間宮はARアプリ「王様の耳はロバの耳(通称ミミ)」の中で、死んだ女子高生と瓜二つの少女“明日香”を発見する。“明日香”は「ミミ」を通じて再生できる動画を街中で投稿し、動画目当てのファンたちのカリスマ的存在だった。“明日香”の痕跡を追いかけるうちに、現実と幻想の境界が曖昧になっていく間宮。いったい“明日香”とは何者か?彼女は死んだ少女と同一人物なのか?

大江監督は「深海では、海底に落下した鯨の骨に群がり、その栄養を吸って生きる小さな生物群集が存在しています。それらは鯨の骨の栄養を吸い尽くすと、やがて骨と一緒に消えてしまう儚い生物です。そんな生物たちは、薄っすらと発光しているそうなのです。僕には深海の点在する光が、まるで空から見た都会の夜の灯りと重なりました」とコメント。

落合は「撮影中、印象に残っているのはあのちゃんを追いかけるシーン。あのちゃんは信じられないくらい足が速くて、それが可愛らしく見えたり。是非劇場にお越し頂けると嬉しいです」、あのは「ただ無性に冷たくて息もうまく吸えないそんな時期に撮影し、撮影しながらまるで深海にいるような、何度も明日香が自分と重なっては濁って消えていく、そんな体験をしました。鯨の骨でしか味わえない何とも奇妙な浮遊感を皆様にも楽しんで頂きたいです」とのコメントを寄せた。

映画『鯨の骨』2023年秋 渋谷シネクイントほか全国公開
配給:カルチュア・パブリッシャーズ  Ⓒ2023『鯨の骨』製作委員会

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