2016.04.30取材:記事・写真/RanRan Entertainment
「FAIRY TAIL」は魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に所属するナツとその仲間達の冒険ファンタジーだ。ある日「妖精の尻尾」のマスター、マカロフより『闇ギルドの最大勢力「六魔将軍(オラシオンセイス)」を討て』という指令が告げられる。強大すぎる敵の討伐のため4つのギルドと連合を組むことに。封印された破壊魔法“超反転魔法ニルヴァーナ”と、その封印を解こうとする「六魔将軍」の目的が明らかになっていく。
この舞台は最新の映像技術を駆使しており、背景だけでなく手前の薄幕にも映像を投影することで、ド派手な魔法を演出している。また、LEDの棒に光を映し、それを振り回すことで魔法や剣の動きを表現しているのも非常に見ごたえがある。
脚本・演出を手がける児玉は「映像や照明、音響の助けはもちろんですが、演劇ならではの生身の役者さんの動きやアナログ的な表現が巧く組み合わせられていれば良いのですが」と語る。豪華なキャストによる歌やダンスだけでなく、殺陣やプロスケーターによる疾走感のあるバトルシーンなど見どころは満載だ。
主演を務めた宮崎(ナツ・ドラグニル役)は、「最新の映像技術に加えて、あえて古典的に表現しているところもあります。最新鋭の演出とアナログの表現の良さの繋ぎや、それを引っ張る役者の力を観てほしいです。映像と音の融合、役者の持つ生の迫力を是非劇場で体感していただきたいです。」と語った。
本公演は5月9日(月)まで。8月3日(水)にはDVDの発売も決定している。
ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」
原作:真島ヒロ「FAIRY TAIL」(講談社「週刊少年マガジン」連載)
脚本・演出:児玉明子
日程:2016年4月30日(土)~5月9日(月)
会場:池袋・サンシャイン劇場
キャスト
ナツ・ドラグニル:宮崎秋人(俳優集団D-BOYS)
ルーシィ・ハートフィリア:愛加あゆ
グレイ・フルバスター:白又敦(俳優集団D-BOYS)
エルザ・スカーレット:佃井皆美
ウェンディ・マーベル:桃瀬美咲
ブレイン/ゼロ:郷本直也
ミッドナイト:古谷大和
コブラ:山本一慶
エンジェル:伊波杏樹
レーサー:伊藤千秋
ホットアイ:クリス・マッコームス
一夜:富岡晃一郎
ヒビキ・レイティス:小野健斗
ジュラ:熊野利哉
リオン・バスティア:小澤廉
ジェラール・フェルナンデス:荒木宏文(俳優集団D-BOYS)
声の出演
ハッピー:釘宮理恵
シャルル:堀江由衣
(C)真島ヒロ/講談社 (C)「FAIRY TAIL」舞台製作委員会 2016