5月30日、いよいよ7月22日に開幕する日本初となるアリーナショー「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」のまるわかり説明会&公開稽古を都内にて開催された。また、この日、ヒロインであるビアンカとフローラがショーに登場することも併せて発表された。
ビアンカとフローラは、1992年に発売された「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」に、ヒロインとして登場する人気キャラクター。主人公と幼い頃旅を共にしたビアンカと、青年期に交流を持つ深窓の令嬢フローラ、という対照的な二人。ゲーム中盤において、どちらか一方をパートナーに選ばなければならないという重要な場面があるが、発売から20年以上経過した今でも、「どちらを選ぶべきか」という熱い議論が交わされるほど、人気の高いキャラクター。ビアンカは富田麻帆、フローラは杉本朝陽が演じる。
『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』は、5大アリーナで計40万人を動員する超大型のプロジェクトで、日本“発”、そして日本“初”制作のアリーナショー。演出に数々の人気テーマパークのショーやB’zのドームツアーなどを手掛ける金谷かほり、ステージデザインにロンドン、北京五輪の開会式やレディー・ガガ、マドンナなどの世界ツアーを手掛けるレイ・ウィンクラー率いるStufish Entertainment Architectsを迎えるなど、国内外のトップクリエイターが集結。早くも完売公演が続出しているこの夏注目のショーだ。
◆ショーのご説明 金谷かほりより
一般的にアリーナというと、その規模からコンサート会場というイメージを持つ方が多いと思うのですが、このショーはその空間の大きさを存分に活かして創り上げる、壮大なアリーナショーです。具体的な大きさは、アリーナ中央にあるセンターステージを挟んでイーストステージからウェストステージまでは、なんと60mあります。そしてセンターステージの周りには、4つの島状のステージがあり、上下に可動するブリッジで繋がっています。さらにそれらの間にサブステージが4つある形状です。このステージデザインは、エンターテイメント建築を知り尽くし、北京五輪やロンドン五輪の開会式といった世界トップクラスの仕事を手掛けてきたレイ・ウィンクラーさん率いるStufishのデザインで、彼らだからこそ実現できる世界です。この壮観なステージセットを舞台に、可動式のスクリーンやロールスクリーンで映像を写し出し、演者のアクティングさらにはブリッジやリフトといった装置ともシンクロさせつつ、物語が進みます。
◆パフォーマンス披露
本作は、アクション、エアリアル、ダンスをはじめとしたトップパフォーマーによるアクロバティックなパフォーマンスと最先端の映像テクノロジーの融合も見どころの一つとなっており、ダイナミックな動きが特徴的で高い技術を必要とするエクストリームマーシャルアーツが、ご出演の神戸豊さんによって披露されました。
◆登壇者 コメント
【演出 金谷かほり】
技術的にも誰もやったことのないものを手掛けているので、技術・展開の仕方などに対し大きな責任も感じています。これほどのショーをドラゴンクエスト30周年の記念すべき年に手掛けられるのは大変光栄です。お客様が、『観に来たこと、ここにいることに意味がある』と思ってもらえるようなショーにしていきたいです。
【勇者役 松浦 司】
観に来てくれた皆さんが、『今、自分がステージに立っているんだ!』と実感できて自分もこの中で一緒に冒険をしていると感じられるような、そんな気持ちのリンクができる勇者になれたら、と思っています。日本で初めて制作されるアリーナショーです。見たこともない世界が頭の中で膨らんでいます。ぜひ、この夏楽しみにいらしてください。