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2017年2月3日 23:45

黒蜥蜴”中谷美紀×”明智小五郎”井上芳雄 デヴィッド・ルヴォー演出 舞台『黒蜥蜴』 2018年1月上演決定

デヴィッド・ルヴォー演出 “黒蜥蜴”

中谷美紀×”明智小五郎”井上芳雄

グロテスク・ビューティーへの挑戦!

20181月上演決定!!

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来年2018年1月より日生劇場にて、舞台『黒蜥蜴』を上演することが決定。

『黒蜥蜴』は三島由紀夫が残した最高傑作戯曲の一つと称されている代表作だ。美貌の女盗賊“黒蜥蜴”と名探偵“明智小五郎”が繰り広げる耽美と闇の世界。怪奇小説を世に送り出した江戸川乱歩の傑作を、三島由紀夫が戯曲化した究極のエンターテインメントである。

主演の“黒蜥蜴”役には中谷美紀、黒蜥蜴の好敵手であり運命の恋人、探偵“明智小五郎”役に井上芳雄を迎え、演出は、日本でも『テレーズ・ラカン』や『ナイン』、『ETERNAL CHIKAMATSU』など、数多くの作品を手掛けている英国人演出家・デヴィッド・ルヴォが担う。

演出家ルヴォ―氏が1988年の初来日以来、日本で演出をし続けたいと願い、日本に魅了されている理由を、三島由紀夫作品と歌舞伎に出会ったことだと言う。三島戯曲を演出することは、彼が演出家であり続けるアイデンティティの一部と言っても過言ではない。日本に魅了され続けてきた英国演劇人が、敬愛してやまない芸術家(作家)三島由紀夫の戯曲を、長年夢に描いてきた演出プランでいよいよ実現する。

【演出家 デヴィッド・ルヴォよりふたりについてのコメント】
◆中谷美紀さんについて
黒蜥蜴役は、まず目を見張るような絶世の美女でなければなりません。同時にある種の緊張感を持ち、何かに駆り立てられている女性で、謎めいており、この人のことを知りたいと、周囲に思わせる磁力の持ち主。中谷美紀さんは、そのすべての要素にかなうだけでなく、繊細な部分も併せ持っていて、申し分ありません。

◆井上芳雄さんについて
明智は、完全にアウトサイダーであり、ハンフリー・ボガードのようなハードボイルドですが、まっとうなモラルも併せ持っています。『ルドルフ・ザ・ラストキス』でご一緒した井上芳雄さんは、他者からの共感を呼ぶことができる才能に恵まれた俳優で、クールで知性的な点でも、明智にふさわしいでしょう。もう王子様役は十分でしょうから(笑)、新たなハードボイルド役に期待しています。

【中谷美紀 コメント】
◆出演にあたって
今回、江戸川乱歩が創作し、三島由紀夫が書かれた物語をデヴィッド・ルヴォーさんが演出されるということで、三島さんが巧みに描かれた文章を表現することは容易なことではないですし、とても大きな劇場で演じるということに恐れを抱き、逡巡もしたのですが、やはり心が動いてしまい、出演させていただくことを決めました。

ルヴォーさんとスタッフの方々が温かく支えてくださるということと、また、井上芳雄さんという素晴らしい明智小五郎さんにもめぐり会えるようですので、自らの身を委ねてみたいと思います。

◆「黒蜥蜴」という作品の魅力
耽美的でありながら、毒も含んでいて、きちんとエンターテイメントになっている、とても分かりやすい物語であるということが、この作品の魅力なのではないでしょうか。

◆演出 デヴィッド・ルヴォー氏について
「言葉の魔術師」という感じで、人を抵抗なく説得する天才なのではないかと思っています。人の不安材料を取り除いたり、ご自分の世に引き込む力がある方だと思うので、ぜひ私も魔法にかけて頂きたいと思っています。

◆井上芳雄さんの印象
私自身は本作が舞台4作目と経験がありませんが、井上さんはミュージカルスターであることはもちろん、ストレートプレイでも実のあるお芝居をなさる方ですので、いろいろ教えて頂き、助けて頂けることを期待しています。

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【井上芳雄 コメント】
◆出演にあたって
この作品をやりたいと感じた一番の理由はルヴォーさんの演出だということです。過去に『ルドルフ 〜ザ・ラスト・キス〜(2012年 帝国劇場)』での経験が素晴らしかったので、いつかまたご一緒したいという気持ちがあり、ルヴォーさんが来日するたびに顔を見せに行き、「いつかまた一緒にやりたい」と言い続けてきました。今回のタイミングでお話を頂き、是が非でもやりたいとお返事しました。

◆「黒蜥蜴」という作品の魅力
お恥ずかしながら三島さんの作品はそこまで多く読んだことは無いのですが、もともと「黒蜥蜴」はすごく好きで、話自体に興味がありました。「黒蜥蜴」というキャラクターに魅力がありますし、作品で描かれている時代の日本は今の日本に無いものが沢山あるので、不思議な話ではありますが、ずっとすごく好きな作品でしたね。ルヴォーさんとやりたいというのは第一ではありましたが、題材が「黒蜥蜴」だったということも二重のラッキーでした。

◆演出 デヴィッド・ルヴォー氏について
今までいろんな演出家の方とご一緒させて頂いていますが、ルヴォーさんの演出は魔法にかけられているような、演出を受けて本番中も知らないうちに彼の意図する作品の世界に連れていかれているという経験だったので、「もう一度あの中に行きたい」と思っていました。数年が経ち、お互いに日々少しずつ変化していると思うので、今の彼が何を考えて、何を表現しようとするのかを知りたいですし、一緒に良い作品を作れたらこんな幸せなことはないと思います。

◆中谷美紀さんの印象
以前、ドラマで一度ワンシーンだけご一緒して、その時は一瞬お会いしただけだったのですが、その一瞬だけでも「ご一緒できて良かった」と思える方でした。女優さんとして素晴らしいのはもちろんなのですが、その現場で中谷さんは主演だったのにもかかわらず、現場の誰よりも気を遣っていて、「こんなことってあるのかな」と信じられない程、素敵な印象しかありません。今回、舞台で「黒蜥蜴」と「明智」としてご一緒できることを本当に光栄に思います。

「黒蜥蜴」 公演概要
原作:江戸川乱歩
脚本:三島由紀夫
演出:デヴィッド・ルヴォー
出演:中谷美紀、井上芳雄 他
《公演日程》
東京公演:20181月 日生劇場
大阪公演:20182月上旬 梅田芸術劇場メインホール
主催:[東京]フジテレビジョン ぴあ 梅田芸術劇場 [大阪] ぴあ 梅田芸術劇場
企画・制作:梅田芸術劇場

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