トップ > PICK UP > 市村優汰&石原颯也Wキャスト初主演 音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド~海と人がともに生きる~』開幕直前会見 父・市村正親からの思いがけないアドバイスを明かす。天翔天音も父・藤岡弘、との稽古話を披露

2024年8月9日 15:25

市村優汰&石原颯也Wキャスト初主演 音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド~海と人がともに生きる~』開幕直前会見 父・市村正親からの思いがけないアドバイスを明かす。天翔天音も父・藤岡弘、との稽古話を披露

海のSDGs プロジェクト・ファミリーフェスティバル 海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド ~海と人がともに生きる~』が8月8日(木)に有楽町よみうりホールで開幕。公開ゲネプロの後に開幕直前会見が行われ、市村優汰、石原颯也、天翔天音、彩乃かなみ、駒田一、小堺一機が登壇した。

本作は、人魚の王子タリクと伝説の国の王女サラとの愛と冒険の物語を通して「海と人との共生」を描く海の音楽劇。2021年初演、2022年に再演され、今回は、人魚の王子タリク役を舞台初主演となる市村優汰と石原颯也がWキャストで演じる。ヒロインのティヤム王国の王女サラ役を天翔天音が、海の魔女セイレーン役を彩乃かなみが務める。

主演の市村は、「初めての主演で緊張していたのですが、いざ劇場に入って稽古をしてみんなとこうやってできたのがとても嬉しいです。初日これから楽しみにしていてください」と挨拶。ずっと緊張はしているが、「出ちゃったらこっちのもの。出てからは大丈夫です」と自分に言い聞かせるように話した。

Wキャスト主演の石原は「僕も初主演、初舞台で初めてがたくさんあります。学ぶことがたくさんあり、稽古場でもいろいろ教えてもらいながら努力してきたので、僕の初日は明日、今までの成果を出せるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

この日のゲネプロは客席から「自分が出たらどうなるんだろうと想像しながら観て、ダブルで楽しめた」と言う。市村とは全然演じ方が違い、(手のポーズをとりながら)「僕は“ハッ” “イェーイ”」の方なので、そういう気持ちでやっていきたいと思っている」と笑わせた。「割と爽やか系の方でやっているんです」と付け加え、更に笑いが起こっていた。

ヒロイン、サラ役の天翔は「初めてのヒロインで初舞台を踏ませていただくのですが、約1ヶ月間、一生懸命カンパニーの皆さんと駈け走ってきて、今日劇場で皆さんと繋がりながらお芝居した空間が楽しいですし、あぁこういう感じなんだと実感しています。一生懸命楽しんで頑張っていきたいです」とゲネプロを終えた直後の率直な思いを話した。

彩乃は「主演の二人と天音ちゃんをいじめ抜く毒々しい役なのですが(笑)、三人が上品ながらとってもフレッシュでみずみずしくて、それを稽古場で見ていて、あぁ若いって素晴らしいなというのを毎回感じていました。毒々しさを出しながらセイレーンの傷みも悲しみも表現できたらと思います」と話し、いじめ抜くためにどんな決意をして臨んだのかを問われると「決意は必要ありません。私の中にあるもので」ときっぱり。自分で「怖い、怖い」と突っ込んでいた。「3人が真剣な面持ちで近づいてくるので、私もそれに感化されて、もっとエネルギーを渡していけたら」と意気込んだ。

海賊バッカーナ役の駒田は、「私も40年前は爽やかで売っていたんです。何がどう間違ったのか」とまず笑わせ、「お子様から年配の方まで楽しめる作品に出来上がったと思います。私の役はお客様と交流しながらなので、自分自身も楽しみながらやれる気がしています。早く、初日を迎え皆で協力しながら作品作りをできたら」と開幕が待ちきれない様子。「ワクワクしています。僕らの時代の若手と違ってドーンとしてますね。触発されています。一緒に成長出来たらなと思います。いいですね。若いって」と若手への思いを話した。

海の道先案内人ベニクラゲ役の小堺も「芸能界入って、初クラゲ役なので。クラゲの図鑑を見たりしたのですが、特に参考にはなりませんでした」と笑わせた。「クラゲは脳がなくて、神経で生きているそうで、これは私に一番近いと楽しんでおります」とリラックスしている様子。さらに「気が付いたら僕が一番最年長になってしまって、今の若い人たちはまっすぐで、気持ちのいい若者たちです。市村さんも、天翔さんも、僕はお父さん(市村正親、藤岡弘、)にもすごくお世話になって・・・」と感慨深げに話した。

市村は、父の市村正親に、自分が王子役なのに癖で猫背になってしまうので「どうやったら姿勢がよくなる?」と相談したという。すると市村正親は急に家にあるおもちゃの銃を背中につきつけて、「こうやれば姿勢が良くなるだろう」と。市村は背中に銃を突きつけられる真似をしながら、姿勢を良くしてみせて、「今日もお父さんに銃を突きつけられていると思って、舞台に立った」と意外なエピソードを明かした。

また、藤岡弘、を父に持つ天翔は「台本を最初にもらった時に、一回だけお父さんがタリク役をやってくれて一緒に合わせてくれました。女子の声をして、サラの役をやってくれたりもしました」と話すと、周囲からも「えーっ」と驚きの声が上がった。「それがすごくうまくて、それを参考にしながら、やってみたりしました」と明かす。するとすかさず小堺が、藤岡弘、さんの声真似をしてみる一幕も。普段から空手をやっている天翔は、今回の殺陣のシーンに役立ったそうで「セイレーンをぶっ倒したくなったことがありました」と力強く語った。

最後に、主演の市村は「海にプラスティックなどのゴミをポイ捨てる方がいると思います。そういう方々がこの音楽劇を見て減っていくといいなと思っています。ぜひ劇場にお越しください」、そして石原は「今回SDGs、環境汚染にも触れています。いろいろな年齢層の方に楽しんでいただける舞台になっていると思います。僕の爽やかタリクも観にいらしてください。ぜひ皆さんで海の世界を楽しみましょう!」とメッセージを送った。

海のSDGsプロジェクト・ファミリーフェスティバル
海の音楽劇 『プリンス・オブ・マーメイド~海と人がともに生きる~』
日程 2024年8月8日(木)~ 12日(月・休)
会場 有楽町よみうりホール
企画・原作・プロデュース・総合演出 多田誠
原作・脚本・ビジュアルディレクター AWAJI
出演 市村優汰 石原颯也 天翔天音 彩乃かなみ 駒田一 小堺一機 G-Rocketsほか
主催・製作  読売新聞社 ラナハウス シーエイティプロデュース ジャパトラ
公式サイト https://uminosdgs.com/stage/pom2024/

【Story】
人魚と人間が暮らす伝説のティヤム王国が一夜にして海に沈んでしまった。
その悲劇から2000年後の満月の夜──戴冠式を目前にした人魚の王子タリクは、不思議な鐘の音に導かれ、海賊バッカーナに囚われていたティヤム王国の王女サラと出会い、奇跡とロマンに満ちたふたりの海の旅が始まる。やがて、不老不死ベニクラゲの力によって、タリクは亡き父の想いに気づき「海と人がともに生きるティヤム王国を復活させる」とサラに誓う。そのためには伝説の「三つの宝」の謎を解き明かさなければならなかった。だが、海と人との交わりを制する海の魔女セイレーンが、タリクの行く手をはばみ、容赦なくふたりを引き離す。ついに伝説の宝をめぐり、タリクとセイレーンの壮絶な戦いが始まる。果たして、海と人がともに生きる世界は復活できるのか、タリクとサラの運命は……

 

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