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2024年12月2日 21:04

堂本光一『Endless SHOCK』がついに終幕 「この想いは永遠に持ち続ける」

堂本光一が主演する『Endless SHOCK』の大千穐楽のカーテンコール・囲み取材が11月29日(金)に行われ、堂本がシリーズを走りきった想いを語った。

2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本が国内ミュージカル単独主演を更新し続けてきた「SHOCK」シリーズ。“Show Must Go On!”という言葉の意味を問い続けながら、エンターテイナーのコウイチとそのカンパニーが運命を駆け抜ける姿を描くオリジナル・ミュージカル作品だ。代役なしで堂本光一が単独主演をし続け、2024年9月の博多座公演では前人未踏の2100回公演という大記録を記録した。2025年2月に帝国劇場が一時休館に伴い、『SHOCK』シリーズは今回の公演で終幕を迎える。大千穐楽となったこの日、堂本は終演後にマスコミの取材に応じた。

公演を終えたばかりの堂本は、報道陣から「涙が見える?」と問われると「泣いてないです」と苦笑いを浮かべ、「背負ったものを下ろせるのかなと思っていましたし、下ろせましたが、それ以上に重たいものが乗りかかったような気がします。それが何なのかは、分からないです。客席を見ていても、ありがたいことに僕が作るエンターテインメントを皆さんが欲してくださっているような空気になっていたので、荷を下ろそうかなと思ったら、余計にのしかかってきたなと」と心境を明かした。そして、「ただ、『SHOCK』は幕を下ろしますが、自分は舞台に立つことをやめるわけではないし、それ以外はいつも通り活動していきます」と言葉に力を込めた。

また、劇中の好きなセリフを聞かれると、「本編ではなく、『Eternal』のセリフですが『思い続ければいつでもそこにいる』。想いは人を強くさせるものだと思うので、思い続ければいつでもそばにいるということを大事にして上演してきました。共演者の皆さん、スタッフの皆さんを信頼して全てを任せられるのは想いのつながりです。ファンの方もたくさんの想いを客席からステージに届けてくれる。そうした集合体が舞台の世界だと思います」と熱く語った。

さらに、「印象に残っているシーンは?」という質問には「あり過ぎてしまって…。でも、『SHOCK』において全てを経験させていただいたと思います。もっとたくさんのことがこれから先の人生で起こるんだろうかと考えると、ないと思うんですよ。あってはならない事故もありました。天災もありました。地震があったし、コロナ禍もあったし、いろいろなことが起きて、その都度、エンターテインメントを届けるためにどうしたらいいかを考えてやってきたんです。もうこれ以上のことが起こってくれるなと思いますが、そこで学んだことは絶対に今後、生きてくることだと思います」と回答。続けて、「今の世の中でこれを誇らしげにいうのもおかしいことですが、自分の体調で一度もストップさせなかった。とにかく、それは思いがあったから。いろいろな方の思いがあるのに、自分のことの一つで幕が開けられないのは自分の中ではあり得ないこと。もちろん、ケガとかしんどいことはたくさんありましたし、今なら絶対止められることもありました。強行突破だったけれど、やれたことが幸せでした」と思いを述べた。

最後に、「光一さんにとっての『SHOCK』とは?」と問われると、「今後にも期待を込めて、“永遠”であって欲しいです。永遠にさせないと、という努力をしないといけませんが、自分としてもこれからもこの想いは永遠に持ち続けると思います」と語った。

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