
左から愛華みれ、三木美怜、寺田美蘭、実咲凛音、長野博、別所哲也、小山十輝、ダイアモンド☆ユカイ
ミュージカル『チキチキバンバン』公開ゲネプロ&取材会が1月17日(金)に東京建物 Brillia HALLで行われ、長野博、実咲凜音、小山十輝、寺田美蘭、三木美怜、ダイアモンド☆ユカイ、愛華みれ、別所哲也が公演への意気込みを語った。
本作は、「ジェームズ・ボンド」シリーズの著作で知られるイギリスの作家イアン・フレミングの童話を基に1968年に製作された映画を原作としたファンタジー・ミュージカル。英国人発明家で魔法の車「チキチキバンバン」を作ったカラクタカス・ポッツを長野、有名なキャンディメーカーの社長令嬢トゥルーリー・スクランプシャスを実咲が演じる。
長野は「夢の詰まった作品で、実は主役はチキ(魔法の車)で、それを取り巻く僕たちがいる。チキを中心に僕たちがいろいろな物語を作っていきます。子どもの頃から夢を持っていて、それを大人になっても持ち続けるという役なので楽しくやっています」とコメント。見どころを聞かれると「家族の愛も子どもたちへの愛、好きなことを続けること、好きな人。いろいろな愛が詰まっていて、それを持ってチキが大奮闘する。空も飛びます。大人から子どもまでいろいろな夢を持って楽しんでいただける舞台かなと思っています」と語った。
一方、実咲は「2025年始めにこんなにもハッピーでファンタジーにあふれる作品に出演させていただけて、2025年も頑張るぞという思いでゲネプロをさせていただきました。初日に向けてどんどん気持ちが上がっている感覚があるので、皆さまと力を合わせて、支えあいながら、すてきな舞台をお届けできるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。
長野が演じるカラクタカス・ポッツの父親・グランパを演じる別所は「僕は冒険家の役ですが、夢を持つことや希望を持つことの大切さを教えてくれる、力を与えてくれる作品。長野さんの父親になれているということも楽しいです。素敵なチキチキファミリーと一緒にこの作品を届けられることを嬉しく思っています」と話し、続けて「阪神淡路の大震災から30年という大きな節目の日ですが、こうして劇場で上演できるのも安全で幸せだから。改めてエンターテインメントができる喜びを伝えられたらと思います」と思いを馳せた。
カラクタカス・ポッツの娘ジェミマ役は寺田と三木のWキャスト。寺田は「こんなにすてきなカンパニーで演じられることが楽しくて、嬉しいです。まだ始まったばかりで東京公演も大阪、博多も公演がたくさんあるので、カンパニー全員で心を込めて協力していきたいと思います」、三木は「お稽古のときから美蘭ちゃんと皆さんと一緒に頑張ってきたので、みんなで力を合わせて本番も頑張ります」とそれぞれ初日への意気込みを述べた。
また、息子ジェレミー役の小山は「稽古場からあっという間で、今日が初日なのかとすごく楽しみにしていました。こんなに広い劇場で3都市も回らせていただくことをとても楽しみに思っています。今日から全員で頑張っていけたらと思います」と挨拶した。
バロネス・ボンバースト役の愛華は「ミュージカル大好きだということを改めて感じさせていただける作品だと思います。子ども嫌いのお役ですが、私自身は大好きですので、たくさんのお子さんに観に来ていただきたいと願っております」、バロン・ボンバースト役のユカイは「私は夢の中の世界に登場します。夢の中の世界だから何をやってもいいと言われたので、毎回、違います。相棒(愛華)がいるから何でもできます」と話した。
本作は家族の絆が描かれた作品だが、ユカイは「今日はこんな格好をしていますが、3児の父です。娘が今、オリンピックを目指していて、今日、大会なんですよ。本当は初日を観に来てもらいたかったんですが大会なので、『頑張れよ、パパも頑張るから』とメッセージを送りました」と明かす。アーティスティックスイミングの大会だそうで、「本気で目指しています」と力を込めた。
ミュージカル「チキチキバンバン」は、以下の日程で上演。
東京公演:1月17日(金)~26日(日) 東京建物 Brillia HALL〈豊島区立芸術文化劇場〉
大阪公演:2月7日(金)~9日(日) 森ノ宮ピロティホール
福岡公演:2月15日(土)~16日(日) キャナルシティ劇場