井上芳雄「許される限り続けたい!」 坂本真綾「この作品にめぐり合えて幸運」、上白石萌音「いつでもやれます!」 ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』公開ゲネプロ&囲み取材

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12月11日(木)、日比谷シアタークリエにて12日(金)より開幕するミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』の公開ゲネプロと囲み会見が行われ、囲み取材には井上芳雄(ジャーヴィス・ペンドルトン役)と坂本真綾(ジル―シャ・アボット役)Wキャスト、上白石萌音((ジル―シャ・アボット役)Wキャストが登壇した。
初日を翌日に控え、ジャーヴィスを演じる井上は「大好きな作品なので、演じることができて嬉しいです。今回はジルーシャが二人いますので、豪華というか贅沢。申し訳ないなという気持ちでやっています」と喜びの表情を示した。

続いてジルーシャを演じる坂本は「私にとっては5年ぶりなので、初演の時のような本当に新しい気持ちで向き合えて、刺激いっぱいで楽しい稽古時間を過ごしてきました。萌音ちゃんと一緒にステージに立つことができないのが残念ですが、心の友が一人増えて心強い気持ちでいっぱいです」とニッコリ。

同じくジルーシャを演じる上白石は「今のお言葉を聞いて幸せな気持ちでいっぱいです。私はお二人がずっと守り繋がれてきたこの作品の大ファンなので、開幕することが一番うれしいですし、すごく興奮しています。私もこの素晴らしい作品を素晴らしい形のまま、お届けできるように頑張ろうと思います」と意気込みを語った。

本作は登場人物が二人のみ。井上は2012年初演から共演している坂本について「変わらないと思う。なんか不思議な薬でも飲んでいるみたい(笑)。でも深みがあって、同年代とやる喜びはあります」と言い、「萌音ちゃんとは(18歳という)設定に近い関係性でやる喜びがあるので、ともに全然違う喜びがありますね」とコメント。
坂本の大ファンだという上白石は「(坂本の)その場で心に任せて生み出される演技が本当に魅力的で、真似したくなってしまうのをこらえるのが大変でした。私も自分のやり方を探さねばという中で、大好きなジルーシャを目の当たりにできて幸せですし、たくさん勉強させていただきました。(この舞台に)戻ってきてくれてありがとうございました」と坂本に感謝していた。
坂本は「5年ぶりで、ただでさえ不安な中、稽古でも私の出番が終わって帰ってくると、『素敵でした』と褒めてくれる人がいる。仕事をしていて褒めてもらえることはあまりないので、だからすごい心の支えになりました。萌音ちゃんがいなかったらステージに立てないぐらい感謝しています」と上白石に最敬礼した。

改めて、今回の再演で新たに発見したことは?と問われ、井上は「チャリティー的に歌を歌うんですけど、毎回、誰かを助けることはどういうことなのかをすごく考える。そして今回も、自分の年齢を考える。助ける、助けられる、与える、与えられるということを身に染みて感じています」と語り、「本作は、許される限り続けたい。大好きなんでしょうね。二人とも同じ気持ちかなと思いますけど・・・」と本作への思いを明かした。坂本も「改めてこの作品の素晴らしさ、この作品と巡り会えたことが本当にラッキーだったと、ありがたく思う日々ですし、この幸福感をより多くの素晴らしい俳優の人たちにも味わってほしいという気持ちです」、上白石は「私は可能な限り見続けたい作品なので、必要な時に呼んでいただけたら、『いつでもやれます!』と言える状態にしておきたいです」と本作に向けた愛を語った。

さらに、手紙にまつわる思い出深いエピソード?を問われ、上白石は「文通している友達があって、たまに伝えたいことがパッと溜まった時に5、6枚書いて、切手を貼って投函しています。それはすごく豊かな時間です。手紙を書いている時とメッセージでやり取りすることは全く別。長さを気にせず書きまくったり、自分のために書くみたいな側面もあったり、すごく大切な時間です」と答えた。
井上は「印象深いのは、小学生の時にもらったラブレターぐらいですかね(笑)。『大好き!』って書いてあって、今思い返すと、元々そういう風に印刷された字だったんです。だから書いてないけれど、まあ嬉しかったです」とコメント。
そして、坂本は「私は、三歳の子供がいるんですけれども、将来子供が大きくなった時に読んでほしいなと思って、手紙を書いて留めてあります。それも毎年とか、思いついた時に、『1歳の時こういうことがあったよ』とか、『こういうことができなかった。ごめんね』、といろいろ書いています」と子供への思いを明かした。

足長おじさんのような陰で応援してくれる存在は? 井上は「飲食店の方とか、地方で良くしてくれて、その都度美味しいものを食べさせてくれる人がいて、僕を支えてくれると思うことはあります。お金は払いますけど、それ以上の無償の愛みたいなのをくださって、お金以上のものをもらっています。人生の先輩という感じで、いろんな話をします」、坂本は「私は真っ先に思い浮かべるのは、この作品を生み出されたジョン・ケアードさん。前に『レ・ミゼラブル』でご一緒したんですけど、この作品のオーディションに呼んでいただいた。なんで私のことを覚えてたんだろう?ということもありましたし、そういう意味で足軽おじさんみたいです」、上白石は「祖父母は高齢なんですけど、(自分の出演作品を)全部観てくれています。祖母は最近刺し子にはまっていて、作った布を持たせてくれたので、今回それを鏡前に敷いて、祖母の見えないパワーと共に頑張っています。やっぱり家族の力は大きいです」と改めて『足長おじさん』の存在に感謝していた。
最後に、井上は「とにかく一人でも多くの方に観ていただきたい作品を、今回は三人で届けられることをとても嬉しく思っております。ぜひ楽しみにして劇場にお越しください」と呼びかけ、会見を締めくくった。
井上は「年々集中力が切れてきて、大変なことをやっていたんだと思うのですが、回を重ねる毎に喜びが増していくので、幸せな作品だと思ってやっています」と感慨深げ。坂本は「初演の12年ぐらい前から年齢を重ねましたので、18歳に見えるかなとか不安はありますけど、今の自分にしかできないものもあると信じて頑張っています」

ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』
2025年12月12日~2026年1月2日
日比谷シアタークリエ
公式HP https://www.tohostage.com/ashinaga/





