
マイケル・メイヤー 望海風斗 坂本昌行
ミュージカル『ファニー・ガール』囲み取材が2026年9月7日(月)に日生劇場で行われ、望海風斗、坂本昌行、演出のマイケル・メイヤーが登壇。公演に向けた思いを語った。
本作は、ニューヨークのブロードウェイレビュー、ジーグフェルド・フォリーズの大看板だったファニー・ブライズさんの伝記ミュージカルとして1964年にブロードウェイで初演。その後、映画化もされ、主演のバーブラ・ストライサンドはアカデミー賞主演女優賞を受賞した。ブロードウェイでは初演以降、リバイバルされていなかった本作だが、2022年にハーヴェイ・ファイアスタインさんの改訂台本によって半世紀以上の時を経て、名匠マイケル・メイヤーさんによってブロードウェイ凱旋。今回、生まれ変わったこのミュージカルが日本でも上演される。

望海は、「早く観てほしい気持ちと、まだやることが残っているという状態という気持ちがありますが、皆さんに観ていただけるときがきたんだと非常にワクワクしています」と初日への思いを語った。

また、坂本は、「稽古中から僕は観る時間の方が多かったので、お客さまと同じような感覚でずっと観てきました。望海さんはその分、大変ですが、ずっとワクワクしておりましたので、1分1秒でも早くお客さまにお届けしたいです」と挨拶した。

演出のマイケル・メイヤーは、「今回の作品がいかに特別かということは、このお二人含め、キャストの皆さんが素晴らしいということもありますが、我々はこの日本オリジナルのバージョンが作れたということだと思います。長年にわたってこの作品を作ってきましたが、いろいろと直したかったところや、こういうふうにしたかったというところを、今回の『ファニー・ガール』に込めています。なので、アメリカから来日したクリエイティブチームとともに、我々にとっては今回の『ファニー・ガール』が一番のお気に入りです」と胸を張った。
本作の製作発表では、自身が演じるニックとは真逆だと話していた坂本。望海は、稽古を通して坂本を見てきて「登場しただけで人を魅了してしまう説得力は、(ニックだけでなく坂本)ご本人が持っていらっしゃるオーラと、これまで重ねてこられたものがあるんだなと、隣で学ばせていただいています」と話す。続けて「でも、たまにボソッとおっしゃることが面白かったり、何かがツボにハマって後ろを向いて密かに笑っている姿を見るとほっとします」と明かした。
一方、坂本は初共演となる望海の印象を普段は非常にナチュラルでニュートラルな方。僕は稽古に入ると休み時間でも集中してしまって、皆さんとあまりコミュニケーションをとらないタイプですが、(望海さんは)フラットで、僕にないすごさを持っていらっしゃるなと思います。とはいえ、稽古に入るとガラッと変わる。そのギアチェンジがすごく、クレバーさを感じます」と絶賛した。
そうした二人に対し、メイヤーも「とにかくお二人の芸術性やプロ意識に感謝しかありません。お互いを尊重し合っている姿を初日から見ることができました。この作品はコメディですが、コメディというのはやはりおふざけになってしまうこともあるんです。ですが、お二人が真摯に向き合ってくださったことによって、コメディはそうした緊張感から生まれると思いました」とべた褒めしていた。
最後に、坂本は改めて「この『ファニー・ガール』という参加できたことを心から嬉しく思います。日本のミュージカル史の中でも、皆さんの心に残る作品だと思っています。観ないと後悔することになると思うので、ぜひ劇場に足をお運びください」と呼びかける。望海も「ミュージカルを続けてきて良かったなと思える瞬間がたくさんありました。素晴らしい音楽も、ストーリーも、きっと皆さんの人生と重なる瞬間や、思い当たることがあって、人生に寄り添ってくれる作品です。これぞミュージカルというシーンもたくさんあって、私も演じていてミュージカルが大好きだなと感じました。たくさんの方に届いてほしいと願ってやみません。ぜひ、劇場で体感していただけたらと思います」とアピールし、取材を締めくくった。
ミュージカル『ファニー・ガール』は、以下の日程で上演。
東京公演:2026年9月8日(火)~29日(火) 日生劇場
大阪公演:2026年10月9日(金)~18日(日) 梅田芸術劇場メインホール
福岡公演:2026年10月24日(土)~11月1日(日) 博多座
愛知公演:2026年11月10日(火)~15日(日) 御園座










