左から)狩野英孝 川平慈英 三浦宏規 岡まゆみ
ミュージカル『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』囲み取材と公開ゲネプロが5月17日(金)に日比谷シアタークリエで行われ、三浦宏規、川平慈英、岡まゆみ、狩野英孝が初日に向けた思いを語った。
本作は、韓国のポータルサイト「Daum」で連載されたWEB漫画を原作に、韓国文化体育観光庁傘下のソウル芸術団により2019年にミュージカル化され、好評を得て2021年に再演した作品の日本初演。
会見で、一流のバレエダンサーを目指すイ・チェロク役の三浦は「やっとバレエを使った役をできると嬉しくて、舞い上がってしまって、色々な取材で『俺しかいないと思います』と言いすぎて、自分の首を絞めてしまいました。今日、めちゃくちゃ緊張しています」と今の心境を語った。
そんな三浦に川平は「宏規しかないというのは、初っ端でわかります。目から鱗です。期待してください」と太鼓判を押す。そして、川平が演じる、かつて諦めたバレエという夢に挑戦するシム・ドクチュルについては「圧倒的なメロディ力があって、この船に乗りたいと思いました。いいチャレンジになっています」と熱い思いを話した。
さらに、ドクチュルの次男を演じる狩野は本作がミュージカル初挑戦だ。狩野は「このメンバーについていくのが大変でした。どこまで本読みで入れたらいいのかなとか、探り探りだったんですが、(そんな狩野さんの)二歩も三歩も先をいくから。迷惑をかけないようにさせていただきます」と意気込んだ。
ドクチュルの妻を演じる岡は「皆さん一人ひとり、役にぴったりなんですよ。もちろん宏規くんもぴったりだし、ドクチュルも慈英さん以外いない。それから、英孝さんが今回、心も顔もイケメンだって再認識しました」と共演者の印象を明かした。
三浦と川平は、劇中では師弟関係を結ぶという間柄だが、役柄同様、稽古を通して関係性を深めたようで、2人の関係を聞かれると川平は「バディです。養子縁組したいくらい」と回答。三浦も「大ファンなので、一緒に物作りができることが嬉しいです」と笑顔を見せた。
会見の最後に、三浦が「演出の桑原さんをはじめ、スタッフの皆さん、キャストの皆さん、全員が最高に心意気がいい、家族みたいなカンパニーです。自信を持ってお届けする作品に仕上がっています」と話すと、狩野から「韓国のミュージカルの動画を稽古場でみんなでチラッと見たんですよ。宏規くんがそれを見て『いける、勝てる』って顔してました」と暴露も。狩野は続けて「それを見て、俺もスタッフさんもこれはいけるなと一丸となった。ひろきくんがここまでいけるとなるなら、こっちもいけると。心の声が聞こえてきました、『勝てる』と」話すと、三浦は照れ笑いを浮かべながら「頑張ります」と改めて意気込んだ。
ミュージカル『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』は、2024年5月18日(土)〜6月8日(土)に日比谷シアタークリエで上演。