加藤和樹が主演を務めた舞台『裸足で散歩』が2年ぶりに再演される。2024年9月下旬から11月にかけて東京・大阪・茨城・神奈川・静岡・北海道・宮崎・大分・宮城・愛知・香川の全国17会場で上演予定だ。本作はブロードウェイを代表する喜劇作家、ニール・サイモンによる戯曲。前回に引き続き、新米弁護士のポール役を加藤和樹が務める。そんな加藤に本作にかける思いから、今後の俳優人生について詳しく聞いた。
——まずは2年ぶりとなる再演の話を聞いてどんなことを感じましたか?
初演が終わったときに共演者のみなさんと「いつか再演したいね」と話していたので、今回のお話しを聞いたときは単純に「やったー」という気持ちでした。
初演はコロナ禍だったので限られた中での公演でした。でも今回、北は北海道から南は宮崎まで、計11か所で公演予定なので楽しみです。
——2回目だからこそプレッシャーに感じることはありますか?
初演を観てくれた方が2回目を観てどんな風に感じるだろうか、というプレッシャーはあります。でも、初演から早い段階で再演が決まったことや、前回とほぼ同様の共演者さん、スタッフのみなさんとご一緒できるという楽しみな気持ちのほうが大きいです。演出の元吉庸泰さんはとくにこの作品を楽しんで演出をされていたので、今回は僕も稽古から一緒に作っていけたらいいなと思っています。
——共演者のみなさんは「電話会社の男」を演じる福本伸一さん以外は同じなのでリラックスして演じることができそうですね。
福本さんとは初めましてですが、個人的には僕が子どもの頃に観ていたアニメ「るろうに剣心」で沢下条張という役の声優をされていたのでテンションが上がっています。(高田)夏帆ちゃんに関しては前回が初舞台だったので、かなり緊張されていました。発声や準備運動、休憩時間のセリフの読み合わせも一緒にやりました。僕もパートナーとして支えようと思っていましたがこの2年で彼女も経験を積まれたかと思うので、再演でどんなコリーを演じるのか楽しみです。そしてヴィクター役の松尾貴史さん、コリーの母、バンクス夫人役の戸田恵子さんは変わらず個性的でパワフルに演じてくれると思うので安心感があります。
——再演にあたり、新たに挑戦しようと思っていることはありますか?
コメディ要素のある舞台は前回が初めてだったので自分の中で気負っている部分がありました。また、初共演の方が多かったので緊張している部分もありましたが、松尾さんと戸田さんに引っ張っていただいたおかげで、回を重ねていくうちに肩の力が抜けていったように思います。今回はコリーとのかけ合いも楽しみながら、思いっきりラブラブしようかなと思っています(笑)。とにかく最初から難しく考えすぎないで、純粋にリアクションしながらポールという人物を演じていきたいなと思っています。
——現在は稽古の真っ最中かと思いますが、どんな雰囲気ですか?
夏帆ちゃんが「不安です」と言っていましたが、「稽古を重ねていくうちに思いだすから大丈夫」と声をかけました。稽古場がとにかく楽しいんです。前回の稽古でも笑わないようにするのに必死でした。本番ではポールは絶対に笑えないので稽古場で笑うだけ笑って、本番では追い込まれたポールを懸命に演じるしかないと思っています。
——ポールは真面目にコツコツ勉強して、やっと弁護士になれた人物です。しかも“石橋を叩いて渡る”あまり冒険はしないタイプかと思いますが、加藤さんと重なる部分はありますか? それとも真逆なタイプでしょうか?
コリーを変わらず愛する気持ちや、まじめで真っすぐなところは共感できますが、僕自身は自分の性格を大ざっぱだと思っています。決めたこともついつい後回しにしちゃうタイプなので、共通点はないと思っています。でも、周りからは「まじめな性格だね」と言われるのでその部分はポールと重なる部分があるのかもしれません。
——今作で印象に残っているシーンはどこでしょうか?理由も聞かせてください。
ポールが普段飲まないお酒を飲んで、酔っ払って帰ってくるシーンが印象的です。人は酔っぱらっているときは本音が出てしまいがちですが、ポールはそれでも本音を押し殺しているんじゃないかなと解釈しているので演じていてせつなくなります。
——作品の魅力はずばりどんなところでしょうか?
日常にありそうな出来事を題材にしているので、他人ごとに思えないところが魅力です。登場人物が個性的で皆まともじゃないんですが(笑)、一人ひとりがとても愛おしいです。そこがこの作品の最大の魅力かもしれません。
舞台『裸足で散歩』
作:ニール・サイモン
翻訳:福田響志
演出:元吉庸泰
出演:加藤和樹 高田夏帆 福本伸一 松尾貴史 戸田恵子
企画・製作:シーエイティプロデュース
【大阪公演】 2024年9月27日~9月29日 (サンケイホールブリーゼ)
【茨城公演】 2024年10月1日 (水戸市民会館 グロービスホール)
【神奈川公演】 2024年10月3日 (湘南台文化センター 市民シアター)
【静岡公演】 2024年10月5日 (富士市文化会館 ロゼシアター)
【東京プレビュー(曳舟)公演】 2024年10月10日 (曳舟文化センター)
【東京プレビュー(西東京)公演】 2024年10月13日 (タクトホームこもれびGRAFAREホール)
【北海道幕別公演】 2024年10月16日 (幕別町百年記念ホール 大ホール)
【北海道士別公演】 2024年10月18日 (あさひサンライズホール)
【北海道中標津公演】 2024年10月20日 (中標津町総合文化会館 しるべっとホール)
【北海道札幌公演】 2024年10月22日~10月23日 (札幌市教育文化会館 大ホール)
【北海道大空公演】 2024年10月25日 (大空町教育文化会館 教育ホール)
【宮崎公演】 2024年10月31日 (都城市総合文化ホール 中ホール)
【大分公演】 2024年11月2日 (中津文化会館 大ホール)
【宮城公演】 2024年11月5日 (えずこホール[仙南芸術文化センター] 大ホール)
【東京公演】 2024年11月8日~11月19日 (銀座 博品館劇場)
【愛知公演】 2024年11月21日 (ウインクあいち)
【香川公演】2024年11月23日 (サンポートホール高松 大ホール)
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<応募締切>
2024年11月23日 23時59分
<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
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