トップ > PICK UP > 【前編】コゴン&雨宮翔インタビュー「自分たちが信じたその信念も角度を変えればまた違った考え方ができる」 ミュージカル『燃ゆる暗闇にて』で挑む難役

2024年9月28日 20:15

【前編】コゴン&雨宮翔インタビュー「自分たちが信じたその信念も角度を変えればまた違った考え方ができる」 ミュージカル『燃ゆる暗闇にて』で挑む難役

左から)雨宮翔  コゴン

スペインの巨匠と言われる劇作家“アントニオ・ブエロ・バリェホ”の傑作『燃ゆる暗闇にて』。2023年に韓国でミュージカル化され、話題を呼んだ本作が、10月5日(土)からサンシャイン劇場で上演される。盲学校を舞台に、とある転校生が学校にやってきたことで起こる変化を軸に、“幸せ”について問う物語が描かれる本作で、主人公のカルロスを演じるのは渡辺碧斗。転校生のイグナシオ役を佐奈宏紀と坪倉康晴がWキャストで務める。今回は、クラスのムードメーカー的存在のミゲリン役のコゴンと、アンドレス役の雨宮翔(GENIC)に役作りについてや公演に向けた意気込みなどを聞いた。

――雨宮さんは本作が舞台出演2作目になります。最初にこの作品のお話を聞いた時の率直な心境を教えてください。

雨宮:とても嬉しかったのですが、決まった当時は、まだ舞台未経験でしたので、こうした難しい作品の役を僕自身が演じれるか不安もありましたし、しっかりと作り込まなければいけないとも思いました。最後まで責任を持ってやりきります。

――8月に上演されたミュージカル『経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。』で、舞台初出演、初主演を果たしましたが、今、振り返ってみていかがでしたか?

雨宮:GENICでアーティストとしてステージに上がる時と、舞台で芝居をするのは全く違う感覚だなと思いました。役を演じ、その上で伝えていかなければいけないというのはとても難しかったです。初めてのことばかりで、心の持っていき方やステージでの立ち居振る舞い、公演前の過ごし方まで、全てがいつもとは違う感覚で、ずっとそわそわしていたように思います(笑)。普段はあまり緊張しないのですが、舞台の前はすごく緊張してしまって。でも、新たな扉を開けた感覚があり、自分の新しい面に気がつくこともできました。すごく貴重な経験をさせていただきました。

――コゴンさんは、本作の出演が決まった時はどんなお気持ちでしたか?

コゴン:出演することになった時は嬉しかったです。ミゲリンはどういうキャラクターなんだろうと、韓国で上演された公演の映像を観させてもらったのですが、正直にいうと、最初はこれならできると思いました(笑)。でも、日本の台本を改めて読んでみて驚きました。これは無理かもしれないと(笑)。ミゲリンは最初は明るくて、性格がいいキャラクターですが、イグナシオと出会い、どんどんと気持ちが変わっていきます。感情の変化が大きいキャラクターなので、変化をしっかりと見せていきたいと思います。毎日、責任を持って稽古していますが、難しいですね(苦笑)。

――韓国版との違いも感じていますか?

コゴン:単純に韓国と日本では(セリフの)イントネーションも違いますし、表現の仕方も違うと思います。同じ内容ではあるのですが、受け取った時の感覚は少し違うように思います。僕自身は、日本語も含めて、一つひとつ覚えていかないといけないので頑張っています。

――脚本を最初に読んだ時は、どんな感想を持ちましたか?

雨宮:難しい脚本なので、一度読み終えるだけでは理解できないところもありました。生きていく上で当たり前だと思っていたことや幸せだと思っていたものを、ある時、突然、「それは普通じゃない」と言われたらどう思うんだろうと、自分に置き換えて考えながら読みましたが、きっと不信感や不安感が出てくると思います。色々な考え方があるからこそ人生は面白いと思いますが、この脚本を読んで、自分も何か一つのことに縛られすぎてはいけないなと思いました。固定概念を持ちすぎてしまったから、この物語で描かれているような悲劇につながったのだと思います。生きていく上でこの瞬間を大事にしていかないといけないと改めて感じました。

コゴン:ある意味とても悲しい作品だと思いますが、この作品に触れた人それぞれが違う感想を持つと思います。この学校の中で、みんなで同じ方向を目指していて、それが幸せだと思っていた時に、イグナシオがきて、新たな考え方を持ち込んでくる。それは、どちらが正しいということではありません。ただ考えが違うだけです。ですが、そうした考えの違いが対立になって、悲しい結末に繋がってしまいます。とても興味深い物語になっていると思います。

ミュージカル『燃ゆる暗闇にて』

2024年10月5日(土)~13日(日)
サンシャイン劇場
公式HP https://musical-moyuru-kurayami.jp/

演出  田中麻衣子 
音楽監督 落合崇史
翻訳 吉田衣里
上演台本  オノマリコ
【出演】渡辺碧斗/佐奈宏紀 坪倉康晴(Wキャスト) /熊谷彩春/コゴン 高槻かなこ/
雨宮翔(GENIC)松村優 菅原りこ 日髙麻鈴 / 壮一帆                 
 SWING 須田拓未

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