トップ > PICK UP > 【前編】大野拓朗&松田凌インタビュー 初の海外公演に懸ける強い想い「この歴史的な瞬間を全うしたい」『進撃の巨人』-the Musical-

2024年10月12日 17:00

【前編】大野拓朗&松田凌インタビュー 初の海外公演に懸ける強い想い「この歴史的な瞬間を全うしたい」『進撃の巨人』-the Musical-

大野拓朗   松田凌

2023年1月に大阪と東京で上演された『進撃の巨人』-the Musical-が、10月11日からアメリカ・ニューヨークで上演される。本作は、コミックス累計発行部数1億4千万部を超える諫山創による大人気漫画を舞台化した作品で、巨人の脅威に立ち向かう人間たちの苛烈な戦いを歌やダンス、アクションを交えてアグレッシブに描く。主人公のエレン・イェーガー役を岡宮来夢、ミカサ・アッカーマン役を高月彩良、アルミン・アルレルト役を小西詠斗、リヴァイ役を松田凌、そしてエルヴィン・スミス役を大野拓朗が初演に引き続き演じる。ニューヨーク公演後には、東京、大阪での日本凱旋公演も決定。さらにパワーアップしたステージに期待が高まる中、大野と松田に初のニューヨーク公演、そして日本凱旋公演に向けた意気込みや本作に懸ける想いを聞いた。

――初演時、出演が決まった時にはどのような心境でしたか?

松田:驚きました。まさか僕に声をかけてくださるとは思ってもいなかったですし、さまざまな意味で、悲願を果たすという想いのこもった作品だと思いましたので、とても光栄なことだとも思いました。ただ、同時に、この役を演じるということに相応の責務も感じました。

大野:僕も(松田と)同じで、ミュージカル版のオリジナルキャストを担わせていただけるというのはすごく光栄なことだと思いました。僕にとってこの作品は、初めての2.5次元ミュージカルです。初めての挑戦をさせていただくに当たって、大好きな原作で、大好きなエルヴィンという役を演じさせていただけるというのは、非常に嬉しいことですし、幸先のいい1歩目を踏み出せたと思います。もちろん、世界中にファンの方がいる大人気作ですし、ファンの方の多いキャラクターだとも感じていましたので、プレッシャーや怖さも感じてはいました。

――初演は大好評のうちに幕を下ろし、お二人の演じたエルヴィンとリヴァイも非常にハマり役だという声も多かったと思います。ご自身では、どの段階で手応えを感じられましたか?

松田:空中にいるリヴァイの姿は、象徴的な瞬間で、きっとファンの方も待ち望んでいただいていたと思うので、それをお見せしなくてはと思っていましたが、初日の公演の幕が開くまでは気が気ではなかったというところがありました。ただ、その僕の背中を押してくれたのは、僕がワイヤーアクションをしている最中にエルヴィン役の拓朗くんが歌う楽曲でした。その曲中に飛べたときに、手応えを感じたように思います。この作品は、さまざまなギミックや(植木)豪さんが手掛ける演出がうまく噛み合って作り上げられているシーンがたくさんありますが、そのひとつが空中にいるリヴァイのシーンだと思います。二人でこのシーンをしっかりと作り上げていけば、きっといいものになると強く感じていましたし、拓朗くんの歌があったから翼が生えたような気持ちになれたのだと思います。

大野:あのシーンは、ファンの方々が待ち望んでいたシーンの一つでもあると多います。原作ではエルヴィンが歌う場面はないので、同じようなシーンがあるわけではないのですが、あの1曲で昇華させるというのはすばらしい演出だと思いました。凌は、エルヴィンがいたからと言ってくれましたが、僕はエルヴィンがエルヴィンであるためにはリヴァイの存在がものすごく大きいと思います。リヴァイがこれだけ強くて格好良くて人類最強の兵士でいてくれるからこそ、エルヴィンのカリスマ性や説得力が出てくる。エルヴィンにとってリヴァイは、翼でもあるし、分身のような存在でもあると思います。凌は最初からリヴァイでしかなくて、めちゃくちゃ格好良くて、僕自身も凌のことが大好きです。エルヴィンとしても大野拓朗としても彼が大好きで、尊敬している人なので、信頼と安心感がありました。ただ、エルヴィンは格好良い姿をずっとお見せし続けなければいけないので、僕自身はプレッシャーもありました。皆さんの感想を聞くまでは本当に不安でした。初日が明けて皆さんの感想を伺って、良いと言っていただけたことで手応えを感じることができました。

――今、お話されていたエルヴィンとリヴァイの関係性は、どのようにして作り上げていったのですか?

大野:豪さんがステージングをつけて、立ち位置を演出してくださっていたときに、凌が「多分、リヴァイは真ん中にいない方がいい。エルヴィンが真ん中にいた方が絶対にいいから場所を交換しませんか?」と提案してくれたことがあったんです。エルヴィンの存在感を際立たせるために移動しましょうと言ってくれたのはすごくありがたかったと思ったことを覚えています。そういうことが稽古中に何度かあったんですよ。「エルヴィンがここにいるから、僕はこう動きます」と二人の動き方を考えてもくれるので、二人で一緒に作っていった感覚がありました。

松田:今、拓朗くんがおっしゃってくれて、じわじわとその情景が思い出すように浮かんできました(笑)。大きなことを言ってしまいますが、僕は『進撃の巨人』-the Musical-において、エルヴィンを誰が演じるのかというのはすごく重要なことだと思っていました。なので、「大野拓朗が演じた」ということは革命だと思っています。拓朗くん自身も初めて漫画原作の舞台に出演するということでさまざまな思いもあったと思いますが、我々も最も大事な要所としてエルヴィンの存在は意識しなければいけないと考えていました。そうして稽古に臨みましたが、拓朗くんがそこに立ってくれているだけで実は成立していたんですよ。最初の稽古からすでに(大野は)エルヴィンだったので、自分たちは彼にどう関わり、効果的にエルヴィンを見せるか。稽古でコミュニケーションを取りながら自分は自然とその位置につくということをやっていたという印象がありました。

大野:でもそれこそがまさに原作のリヴァイとエルヴィンの関係性だったなと感じます。リヴァイは、エルヴィンが求めていることを何も言わずとも察して、自分の判断のもと行動します。それが信頼につながる一つの要因だと思いますが、凌も稽古中からそうしてくれていたので、役の上だけでなく、僕たち自身も信頼関係が築けたのだと思います。

『進撃の巨人』-the Musical-
公式HP https://www.shingeki-musical.com/

【サイン入りチェキプレゼント】

<応募方法>
(1)ランランエンタメの公式X(旧Twitter)アカウント「https://twitter.com/ranranentame」をフォローする
 (2)【前編、後編】の両方の記事を、リツートする。
 (3)ダイレクトメッセージから「大野拓朗さん、松田凌さん希望」と書き、申し込む。
<応募締切>
2024年12月22日 23時59分
<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
当選者発表までに少々お時間を頂戴いたします。ご了承ください。
<ご応募について>
※リツイートは、公式リツイートに限定させていただきます。
※X(旧Twitter)アカウントを非公開にしている場合、リツイートを確認することができないため応募対象外となります。
※ご応募後のキャンセル、変更、返品、お届先の変更はできかねますので、ご了承ください。
※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。
<商品発送について>
※商品の配送は日本国内のみとさせていただきます。お届け日は、指定できません。
※当選者の長期不在や、賞品お届け先ご住所や転居先が不明等の理由により、賞品のお届けができない場合は、ご当選を無効とさせていただく場合がありますので、予めご了承ください。
<注意事項>
※プレゼントの応募によりお預かりした個人情報は商品の発送にのみ使用いたします。
※ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
※ご応募いただいた時点で、本応募要項に同意いただいたものとみなします。

 

 

トップ > PICK UP > 【前編】大野拓朗&松田凌インタビュー 初の海外公演に懸ける強い想い「この歴史的な瞬間を全うしたい」『進撃の巨人』-the Musical-

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています