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2025年2月8日 19:10

【前編】ファン・チャンソン&穂志もえかインタビュー 映画『誰よりもつよく抱きしめて』 (三山)凌輝とは絶対合う、と感じました(チャンソン)内田監督のフラットな視点が面白い(穂志)

ファン・チャンソン   穂志もえか

感涙必⾄の究極の純愛⼩説として話題となった新堂冬樹の同名⼩説を映画化した『誰よりもつよく抱きしめて』が2月7日(金) より全国公開される。主演・三山凌輝が強迫性障害による潔癖症で、同棲している恋人・月菜(久保史緒里)の手すら触れることが出来ない絵本作家・水島良城を演じる。
この度、月菜の前に現われる、恋人と触れ合っても心が動かない男 イ・ジェホンを演じたファン・チャンソン(2PM)と、良城と同じ症状を抱える女性 村山千春を演じた穂志もえかに、役作りや印象に残ったシーンなどを聞いた。

――本作に出演を決めた理由を聞かせてください?

ファン・チャンソン:日本で映画に出演したいと思っていました。軍隊から帰ってきた後、韓国で活動をしていましたが、コロナの時期に日本での活動が止まってしまって、その後状況が良くなってきてどうしようかと悩んでいました。2年前から本格的に活動を再開しようと思っていた時に、日本の事務所からこの映画の話を聞いて、めちゃくちゃ嬉しかったのですが、最初はスケジュールの都合でできないと断ったんです。でもその後、スケジュールを調整して出演できるようになって、「できたー!」って(笑)。すごく嬉しかったです。

穂志もえか:私はオーディションだったのですが、脚本をいただいて、強迫性障害という私たち現代の方たちがいつ罹ってもおかしくないような状態を扱うことはとても意味があると感じました。かといって、「病気の人は大変です」という見せ方ではなく、例えば私の役(村山千春)のように、病気を患っているけれど、普通の人間のように暮らしているよ。周りからは少し嫌な奴に見えてしまう瞬間があるし、フラットに一生懸命生きていては、どうしても誰かにとっては嫌な事をしてしまうということを描いていたのが面白いなと思い、出演を決めました。

――イ・ジェホン役、村山千春役、それぞれどのように演じようと思いましたか?

チャンソン:最初に台本を読んだ時は、イ・ジェホンという人が理解できませんでした。ちょっと悪い人かなと思う瞬間もありました。台本の最初から中盤ぐらいまで、この人は一体どういう人間なんだろう?という感じだったんです(笑)。でも最後に、イ・ジェホンの過去や人生をみて、理解ができるようになりました。実際に演じる時は、自分自身にもその悩みがはまっているようにならないとだめなので、撮影の前までずっと悩みました。この人を理解する方法とか、この瞬間ってどんな気持ちなのだろう?と。昔、ジェホンがお父さんと喧嘩した時の気持ちはどうだったのだろうかなど、これまでの状況を理解しないと演技が自然にできないと思いました。表情とか、台本に書かれていない感情を考えて、表現するのが俳優の仕事だと思うので、悩みながら一生懸命探しました。上手くできたのか今でもわかりませんが、そういう風に意識して演じました。

穂志:本編ではカットされてしまったシーンもあるのですが、月菜に強く当たるシーンもあって、有り得ないようなタイミングで登場して修羅場を起こして帰るところなど、本当にどうしようと思いました。あまりにも嫌われ過ぎしてしまい、嫌な人に見えてしまうと思って、せめて観客の人と繋がれて、汲み取ってもらえるとしたらどういう部分だろうと考えました。千春は千春なりに苦しんでいる、ということを理解してもらえたらいいなと思うようになりました。この人なりに闘っているのだと。病気や、人を好きになってうまくいかない苦しさや、葛藤が伝わればといいなと気づきました。

――実際に演じてみて、印象に残っているシーンは?

穂志:びしょぬれで来た三山さん(良城役)を拭けないというシーンです。あそこは辛かったですね。辛いと言う意味で印象に残っています。

――切ないですよね。

穂志:伝わるといいなと思っています。

――チャンソンさんの印象に残っているシーンは?

チャンソン:初登場のシーンもそうですし、海で月菜と一緒にいたシーンも印象に残っています。何というかナンパですけれど(笑)。「抱きしめ合う喜びを知らない者同士」というセリフがありますが、そういうセリフをどうしようかめちゃくちゃ悩みました。

――どう言おうかと?

チャンソン:どんな感じで話せばいいのか。どんな気持ちなのか?どういう風に言えば軽い感じではなく、本気でそういう人たちに伝わるか悩みました。それから最初のシーンも印象に残っています。月菜から「この店は(月菜の働く本屋)どうやって見つけてくれたんですか?」と聞かれて「好きだから」と言うところです。「好きだから」は言って大丈夫かなと言う感じでした。お客さまが観る時は、これは大丈夫かなと思いました。

でも、その悩みは僕だけの悩みでした。「ジェホンだからそういうことができる。ジェホンにとって月菜は初恋のような感じだから。唯一の愛を感じた人だから」と。ジェホンは、料理の勉強のためにヨーロッパに行くと決めていて、初めて出会った場所が“夢の扉”なので、最後に行ってみたら、偶然月菜に出会った。そこでの答えが「好きだから」(本屋も月菜も)

穂志:(あのセリフは)唐突でしたものね。

映画『誰よりもつよく抱きしめて』 
2月7日(金)~ TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
原作:新藤冬樹「誰よりもつよく抱きしめて」(光文社文庫)
監督:内田英治
脚本:イ・ナウォン
出演:三山凌輝 久保史緒里(乃木坂46) ファン・チャンソン(2PM)
穂志もえか 永田凜 北村有起哉 北島岬 竹下優名 酒向芳 
配給:アークエンタテインメント
©「誰よりもつよく抱きしめて」HIAN/アークエンタテインメント
公式サイト https://dareyorimo-movie.com/
【ストーリー】
鎌倉の海沿いの街で同棲する、絵本作家の水島良城(三山凌輝)と書店員の桐本月菜(久保史緒里)。学生時代から付き合ってきた二人は、お互いのことを大事に思い合っているが、良城は強迫性障害による潔癖症を患い、恋人の月菜にも触れることができず、手をつなぐことすらできない日常が続いている。ようやく治療を決意した良城は、合同カウンセリングで初めて同じ症状を抱える女性・村山千春に出会う。思いを共有できる相手に出会えたことを喜び、千春との距離を縮めていく。仲睦まじく思いを共有する二人の交流を目の当たりにし、月菜はショックを受けてしまう。二人の溝がどんどん深くなっていくなか、月菜の前に、恋人と触れ合っても心が動かない男・イ・ジェホン(ファン・チャンソン)が現れる。愛する人と触れ合うことがままならない者たちがすれ違い、ぶつかり合い、関係が交錯していく―。

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