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2025年4月5日 12:00

【前編】鈴木勝吾インタビュー「新しいミュージカル『憂国のモリアーティ』を作っていきたい」 ミュージカル『憂国のモリアーティ』大英帝国の醜聞 Reprise

19世紀末、大英帝国最盛期のロンドンを舞台に、“犯罪”という手段をもって国にはびこる階級制度を覆そうと暗躍する“犯罪卿”ジェームズ・モリアーティと謎を追い求める“名探偵”ホームズの宿命の戦いを描く漫画『憂国のモリアーティ』。2019年に“ピアノとヴァイオリンの生演奏”で初めてミュージカル化され、大きな話題を呼んだ。その後、シリーズとして公演を重ね、原作第1部のクライマックスを描いた第5弾公演Op.5-最後の事件-、『モリミュ』シリーズ5周年をファンとともにお祝いしたコンサートが上演され、大盛況の中で幕を閉じた。

そして2025年5月、これまでのシリーズでW主演を務めてきた鈴木勝吾&平野良の二人と新たなキャスト陣を迎え、2020年7月に上演し好評を博したOp.2「大英帝国の醜聞」編の再構築に挑む。シリーズを通してウィリアム・ジェームズ・モリアーティを演じている鈴木に、これまでのシリーズを振り返ってもらいながら、新たな幕開けへの意気込みを聞いた。

――新たにモリミュの幕が上がります。公演が決まったときの心境を聞かせてください。

2020年に上演したOp.2はコロナの影響もあって観たくても観ることができなかった方もたくさんいらっしゃったと思います。その作品をRepriseとしてこうして上演できるのはすごく素敵なことだと思いました。また新たに届けられることがすごく嬉しいです。

――2020年のOp.2「大英帝国の醜聞」の上演時に印象に残っている出来事を教えてください。

2020年のときはやっぱりコロナ禍真っただ中だったということが印象に残っています。お稽古もそうですが、本番でもたくさんの段取りや新しい決まり事があり、お客さまにもルールを強いてしまった。それは誰が悪いわけでもなく、その時代がそうさせてしまったのですが、苦しかった思い出になっています。ちょっとしたことで公演ができなくなってしまった時代だったので、この公演を絶対に失くしてなるものかという熱意がお客さまからも伝わってきた公演だったことを覚えています。

――当時は、1席空けて着席の時代でしたよね?

そうです。劇場では休憩中も含めてお話を控えていただいたりもしました。コロナ対策は僕たち作り手側もお客さまも、演劇業界全体で行っていて、何か新しく行う機運が作りにくい状況の中で作っていました。

――そうした時代を経てシリーズは続き、昨年はコンサートも開催されました。コンサートやこれまでのあゆみを振り返って、改めて今、モリミュに対してどのような想いがありますか?

モリミュは、僕にとっては家族のような場所です。「共犯で同志で家族」という歌詞やセリフが劇中に登場しますが、それは僕自身がこのカンパニーに思っていたことでもありました。共に歩んできた5年間があることがすごくありがたい、そんな場所だなと思います。

――そうして今回は、また新たなスタートとなります。今回、再構築して上演される「大英帝国の醜聞」というエピソードの魅力はどんなところにあるとお考えですか?

『憂国のモリアーティ』を紡いでいく上で、とても大事な、基盤になるようなお話だと思います。「醜聞」という言葉が秀逸ですよね。そうしたものにどう向き合っていくのかが、『憂国のモリアーティ』の大きなテーマでもありますし、今の時代に通じるものもあると思います。そして、(Op.2は)シリーズの2作目ではありますが、この事件の始まりだったのかなとも感じています。Op.1は僕たちにとっては「決意」を伴うような作品だったのですが、Op.2は、ウィリアムチームやシャーロックチームが世間をどう捉えて進んでいくのかという始まりのように思うので、それを大切に演じたいと考えていました。同時に、この作品のテーマが伝わりやすいエピソードだと思います。

――今回は再構築して上演ということですが、前回とはどのような違いがあるのでしょうか?

まだ稽古が始まってみないと分からないところもありますが、新曲もありますし、描き方の角度も違います。同じシーンでも違う光の当て方をしているので、違う解釈もできるのではないかなと。それがどのくらい大きな違いになるのかは、これからみんなで作ってみいないと分かりませんが、きっと演出の西森(英行)さんや(作品の)プロデューサーさんもさまざまな思いがあると思いますので、よりブラッシュアップして意図に沿った新しいクリエーションができたらいいなと思います。

ミュージカル『憂国のモリアーティ』大英帝国の醜聞 Reprise

2025年5月16日(金)~18日(日)  シアターH
2025年5月23日(金)~25日(日)  京都劇場
2025年5月30日(金)~6月8日(日) 天王洲 銀河劇場

公式HP https://www.marv.jp/special/moriarty/intro.html

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