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2025年4月10日 18:00

【前編】惚てってるズ・金子大地&前原瑞樹&三村和敬インタビュー 第2回公演『惚て並み拝見』 始まりは「自分たちで表現できる場を作れたら」という想い

前原瑞樹 三村和敬 金子大地

金子大地、前原瑞樹、三村和敬による3人組ユニット「惚てってるズ」の第2回公演となるテアトロコントspecial/惚てってるズ『惚て並み拝見』が4月25日から上演される。本作は、脚本を水素74%の田川啓介、劇団普通の石黒麻衣、演出を石黒が手掛け、書き下ろしの短編3本で構成。金子、前原、三村のほか、中尾有伽が出演する。惚てってるズの3人にユニットへの想いや今回の公演への意気込みなどを聞いた。

――惚てってるズ結成の経緯を教えてください。

三村:最初はドラマで共演したことがきっかけで仲良くなって、集まってよく遊んでいたんです。3人でいるのがすごく楽しくて。その面白い空気感を持ったまま、「何かやれることがあったらいいよね」という話から始まりました。ただ、「何かやろうよ」と言ってはいてもなかなか進まなくて。
前原:僕と金子くんの二人で遊んでいたときに、普段はあまり飲まないお酒をたまたま飲んでいたら、金子くんがちょっと火照っていたんですよ。それで「火照ってるじゃん」とツッコんだのですが、その「火照ってるぞ」という響きがすごくいいと盛り上がって。それで「惚てってるズ」を結成しようとなったという経緯でした。「やるなら、もちろん三村も入れるでしょう」とすぐに三村くんに連絡して、「惚てってるズを立ち上げたから」と伝えたのが、4年くらい前です。本当に急に決まったユニットでした(笑)。

金子:3人とも面白いことが大好きで、ふざけるのも好きだったので、自分たちでそれができる表現の場を作れたらいいねという話は以前からしていたんですよ。ただ、行動に移すのがなかなか難しくて。結局、3年が経ってしまって、前原くんが動いてくれて第1回公演が実現しました。

――第1回公演は3作の短編で構成されていましたが、それも進めていく中で決まったのですか? それとも最初から短編を作るスタイルでいこうと決めていらしたんですか?
金子:
スタイルは未だに決まっていないんですよ(笑)。ただ、面白いこと、自分たちがやりたいことをやりたいという思いだけです。それで、前回は前原さんが「こんなにも面白い演出家さんがいる、こんなに面白い本をかける方がいる」というので、(桃尻犬の)野田(慈伸)さんと(画餅/テニスコートの)神谷(圭介)さんにお願いして公演することができました。

前原:ユニットを結成したと言っても、そんなにガチガチじゃなく、緩やかに作っていこうというイメージだったので、いきなり長編を作るよりは、まずは短編を少しずつみんなで作っていこうという方向で進んだんですよ。それぞれ仕事もあるので、できるだけその仕事に負担をかけないまま、前もって時間を緩やかに作っていこうと考えたときに、短編3話が1番いい形だったのだと思います。

――そうすると、時期が来たり、タイミングが合えば、3人で長編をがっつり作るということもあり得るんですね。

前原:もちろん、ゆくゆくは長編をやりたい気持ちはあります。

――旗揚げ公演で手応えはありましたか?

前原:まず、自分たちが楽しんで、その上でお客さんが楽しんでくれたらいいなと思っていたので、その2つを達成できたという興奮や高揚感は味わうことができました。そういう意味では、すごく手ごたえのある第1回公演だったなと思っています。
三村:初めての試みなので、公演前は不安が大きかったんです。スベるのも怖いし、緊張感もすごくありましたが、いざ幕が開いてからは“楽しい”の連続で、本当にやれて良かったなと。それに、この3人でやれたということもすごく大きいなと改めて感じられました。

金子:僕も本当に楽しかったです。お客さんが入るのかなという不安もありましたが、ありがたいことに満席で。たくさんの方に観てもらって、実際に反応をもらったときは感動しましたし、自信にもなりました。そんな第1回公演があったからこそ、今回、第2回公演をやろうというモチベーションにもなったのだと思います。

――4月25日からスタートする、第2回公演はどんな公演になるのですか?

前原:前回はすごくポップで、楽しませることを優先して作り、それは達成できたのではないかと思っていますが、今回はまた全く違うことに挑戦したいと思っています。より物語的でダークでちょっと怖いものを見せながら楽しませられたらいいなと。人間の嫌なところや恥ずかしい部分を曝け出して舞台にしていきたいという思いがあります。

三村:エンターテイメントっていろいろな種類があると思いますし、どんな形でもエンタメにできると思っていますが、せっかく自分たちでやりたいことをやるんだったら「変化」していきたいんです。幅があってもいいし、変わっていってもいい。変化し続けた方が自分たちも楽しめるし、お客さんにも飽きられないし、いろいろなことを届けられるのかなと。なので、今回、テイストは第1回公演からだいぶ変わっていると思います。中尾さんが客演で加わってくださったので、稽古の雰囲気などもまた変わって。

前原:そうだね。作品自体もすごく広がっています。やっぱり3人よりも女性が一人増えて4人での芝居となると、物語にも奥行きが出てきていると思います。

金子:ただ、前回と共通するのは、笑えるということ。ベクトルは違うかもしれませんが、確実に今回も笑えます。前回は、自分たちがパフォーマンスを見せつけるというところがあったけれど、今回は逆に物語が面白いところではあると思います。

三村:誤解を恐れずにいうと、3人とも男なので、これ以上、男性的な面が強まったら嫌だなと。そうした中で、中尾さんに入ってもらったので、今回は違った見せ方ができるのではないかなと思います。演出に劇団普通の石黒さんをお迎えすることで、よりバランスが取れていると思います。

前原:作家の田川さんの作品を石黒さんという女性の演出家の方がどう演出するのかもすごく楽しみにしていますし、女優さんが増えたことでまた違う世界を共有できているのかなと思います。

公演名:テアトロコントspecial/惚てってるズ「惚て並み拝見」
出演:金子大地、前原瑞樹、三村和敬(以上、惚てってるズ)、中尾有伽
脚本:田川啓介(水素74%)、石黒麻衣(劇団普通) 演出:石黒麻衣(劇団普通)
会 期:2024 年4 月25 日(金)~30 日(水)
25 日(金)19:00 開演
26 日(土)14:00 開演/18:00 開演
27 日(日)14:00 開演/18:00 開演
28 日(月)19:00 開演
29 日(火・祝)14:00 開演/18:00 開演
30 日(水)14:00 開演
会 場:ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)
※受付開始・開場は開演の30 分前より。
<チケット取り扱い>
料金:前売5,000 円、当日5,500 円 全指定席
先着先行販売(WEB 受付のみ) 3 月1 日(土)12:00~4 日(火)23:59
一般発売 3 月6 日(木)12:00~
<販売>
ローソンチケット https://l-tike.com/hotetteruzu/
ローソン・ミニストップ店頭Loppi(L コード:33588)

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<応募締切>
2025年4月30日 23時59分
<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
当選者発表までに少々お時間を頂戴いたします。ご了承ください。
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