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2026年6月9日 16:30

【前編】橋本祥平&北川尚弥 「いろいろな経験をしてきた5人だからこそ、最高の形でこの物語を作れる」『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Requiem from Knights-

『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』の最新作、『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Requiem from Knights-が、2026年6月26日(金)から上演される。本作は、2015年4月にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ「あんさんぶるスターズ!」を原作にした舞台公演。今回の公演では、3年生メンバーの卒業を目前に控えた『Knights』を描く。『Knights』の月永レオ役の橋本祥平と、朱桜 司役の北川尚弥に本シリーズへの思いや公演への意気込みを聞いた。

――約1年ぶりのご出演になります。改めて今回の公演に向けた意気込みを聞かせてください。

橋本:そもそも1年前の公演が、めちゃくちゃ久しぶりだったので、止まっていた時がようやく動き出した感覚がありました。今回は、卒業をテーマとした物語なので、よりエモさがあります。長い間、『Knights』としてみんなと一緒に過ごした時間を思い返すと、公演がより楽しみになりましたし、『Knights』の集大成ともいえる公演になると思っています。

北川:前回出演した『Desperate Checkmate』は司が加入前の話がメインだったので、今回、『Knights』のみんなとの物語をより深くお届けできるのではないかと楽しみです。脚本を読むと、みんながめちゃくちゃ腹を割って会話しているシーンもあったので、原作では見えてこなかった部分や、舞台ならではの物語をお届けできるのではないかと感じています。

――今のお話にもありましたが、卒業が描かれていることもあり、今回は「エモさ」が一つのポイントなのかなと思いますが、本作の魅力や面白さを、今の段階ではどのように感じていますか?

橋本:「卒業」や「継承」をテーマにしていることをすごく感じています。『Knights』の変わらないわちゃわちゃ感のある会話から始まりますが、脚本を読んでいると、どこか違和感があって。読み進めるうちに、卒業への不安や司の迷いといったものが各々の中で渦巻いていて、これまでのシリーズとは全く違うテイストの作品だなと思いました。

北川:これまでは、レオに引っ張られて、そこに巻き込まれる形で物語が進んでいきましたが、今回は、司がズバズバ言って、レオが気を遣っているように感じるところもあったんですよ。みんながみんなのことを好きで、人のことを想いながら進む物語になっているなとすごく感じました。

橋本:そうだよね。レオは伝わった気でいたのに司は違う捉え方をしていたという、すれ違いがあって、歯痒い瞬間があるんですよ。ここまで重ねてきてこのやりとりは、新鮮だなと感じました。

北川:今までと本当にテイストが違いますね。

――橋本さんが感じていた違和感は、そのすれ違うことへの違和感ですか?

橋本:明るい会話をしているけれども、裏では何か抱えているような感覚を文章から感じたんですよ。レオが嫌われ役を買って出て、卒業式直前までそわそわしている姿も、すごく理解できます。言葉には出さないけれども、裏の感情が滲み出ているなと思いました。

北川:レオからは特にそれを感じますよね。他のメンバーは比較的、思っていることを言葉にして伝えられているように思いますが、レオは恥ずかしさもあるのか、いい子だからこそ真っ直ぐに伝えられないのか、そうした性格がすごく出ているなと思いますし、本当に『Knights』が好きなんだなというのが分かります。言葉の裏にある気持ちが感じ取れる部分があると僕も思いました。

――そうしたレオや司の心の動きは、お二人も共感できたり、理解できるところは多いですか?

橋本:そうですね。ただ、例えば学生の頃に部活で部長をやっていたら、よりレオの気持ちが分かったところはあったかもしれません(笑)。

北川:僕は芸能活動をしながら大学に通っていて、大学を卒業したら北海道に戻って家業を継ごうと思っていたんですよ。でも、「今のままではダメだ、1本に絞らなくてはいけない」と考えて、芸能を選んで大学を途中で諦めたんです。司はそれが嫌だから、「2つとも成功させる」という意気込みでやっているので、そこは自分とは違うなと思います。でも、根本で考えていることは、自分と通じるものがあります。僕は、現実世界では司のようにはできませんでしたが、もちろん東京に出てきたときは、両方とも成功させるという気持ちでいたので、理解できるところは多いです。

――では、それぞれの役柄を今回は、どのように演じていきたいですか?

橋本:この物語を観ている客さまも、きっと違和感を感じるところがあると思うので、「いつもの会話なんだけれども、何か裏がある」という部分には、しっかりアプローチしていきたいと思います。『Knights』の公演でのレオは、物語を大きく動かすようなポジションで、ユニットのリーダーではありますが、実はそれぞれの物語の主人公は別のメンバーだと僕は思っています。昨年の公演は、(高崎)翔太くんの演じる瀬名(泉)の物語でしたし、『JoK』(Judge of Knights)のときは、司の物語だったんですよ。今回も司の物語だと僕は捉えているので、レオはいい意味で引っ掻き回して、時には嫌われ役を買って出て、物語を大きく動かしていきたいと思います。それから、今回は、珍しくレオがメンバーそれぞれと会話をしているんです。そうすることで、レオがみんなに寄り添って、最後に「王」としての責任を果たそうとしているのかなと感じるので、彼の信念をしっかりと持って演じたいと思います。

北川:司は、芯を持って行動しているキャラクターです。今回は、1人で行動することが多いんです。家業とアイドルのどちらを取るべきなのか、両方をつかみにいくのかと葛藤しながら進んでいくので、彼のその迷いや芯として持っている気持ちを大切に役作りをしていけたらと思います。今回もレオ発信で物語が進んでいくので、レオから受け取るものも多いと思います。レオの気持ちに乗っかって、熱量の高い作品にしていきたいです。

――お二人にとって「あんステ」はどんな存在ですか?

橋本:難しいですね…。キラキラさせてくれる場所じゃないかな。僕たちは役者なので、普段はアイドルではないですが、アイドルとしてステージ上で輝ける場所が「あんステ」です。青春を感じられる場所。

北川:お芝居だけでなく、ライブもありますからね。ライブではお客さまと一体になって、みんなで作品を作っているなといつも実感します。熱いファンの方も多いですし、皆さまに支えられていることを感じます。それから、僕はデビューして1年くらいでこの作品への出演が決まったんですよ。錚々たるキャストの皆さんがいる中での出演だったので、最初は不安しかなかったですが、今となっては自分の帰るべき場所の一つになっています。そうした作品に出会えたことが幸せですし、今回こうしてまた一緒に作品を作れることが幸せです。

橋本:しかも10周年というタイミングですからね。僕にとってもこれまでで一番長く携わっている作品かもしれません。

北川:僕もです。同じキャストでこれほど続く作品はなかなかないので、より特別感があります。

『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Requiem from Knights-

https://www.nelke.co.jp/stage/ensemble_stage_2026rk/index.html

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