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『パルレ』韓国オリジナルミュージカル キャスト独占インタビュー!!

2012/7/8 03:51

韓国ソウルの大学路(テハンノ)は、表通りから裏通りまで多くの小劇場が密集しており、いわば、韓国演劇のメッカだ。そして、日夜、芝居やミュージカルが上演され、観客は夢の一時を過ごし、小劇場ならではのステージと客席の近さからエネルギーをもらって帰宅することができる。

その大学路で2005年に初演されてから、ロングランを続けているミュージカルがある。「パルレ」だ。「パルレ」とは「洗濯」という意味の韓国語である。

そして、この作品は外国作品の焼き直しではなく、韓国オリジナルのミュージカルなのだ。それだけ、韓国人の感情を、韓国社会を写実に映し出している作品と言っても過言ではないだろう。

2005年 第11回 韓国ミュージカル大賞「脚本賞」「作詞賞」、そして、2010年 第4回 ザ・ミュージカルアワーズ「脚本賞」「作詞・作曲賞」を受賞している作品を、いま、日本にいながら観て感じることができる日がまたやってきた。


地方からソウルという大都会に出てきた書店店員のナヨン。彼女が暮らす長屋ではいろいろな人々の生活が垣間見られる。ある日、洗濯物を干そうと外に出たナヨン。そこでモンゴルから出稼ぎに来ている青年ソロンゴとである。そして、いつしか2人に恋心が芽生える。しかし、それぞれ、生活の悩みは尽きることない。一見華やかに見える都会の生活。しかし、地方出身者や外国人労働者にとっては…。華やかどころか、かなり厳しい。

ソウルの路地裏の一角を舞台にした「パルレ」。そこに暮らす人々の日常が描かれている。主人公達は韓流ドラマでよく見かける財閥の御曹司や令嬢、セレブ、マダムなどではない。庶民。それもどちらかというと社会の底辺にいるような人々の生活と感情を笑いと涙で描いている。それがかえって観る人々の心のなかに「私も同じ…。」「その気持ち分かる!」という思いを抱かせ、ロングランにつながっているのではないか。

この「パルレ」が韓国でのヒットを機に、その韓国での熱気をそのまま携えて、日本にやってきたのは、2012年2月。その初演からわずか3ヵ月後の5月には再演、そして、今夏8月にvol.3として新たなキャストで再々演を行なう。韓国公演そのままに行なわれる日本公演、どんな“力”を、“エネルギー”をもらえるか、いまから楽しみだ。


公演を前に、主要キャストである上杉輝氏(ソロンゴ役)、大塚加奈子氏(ナヨン役)、岡まゆみ氏(アパートの大家役ほか)、美羽あさひ氏(ヒジョンちゃんママ役)の4名から、この「パルレ」にかける熱い思いが語られた。

Q1:自身の演じるキャラクターについて教えてください。

A1(上杉):モンゴルからソウルに出稼ぎに来た、つまり、田舎から都会に出てきた青年・ソロンゴ役を演じています。ゲル育った田舎者のソロンゴが都会に出てきてもまれて、不当解雇や賃金未払いに合ったりします。僕自身も広島の山の中で育ってて…。小学生のころまで、薪を割って、五右衛門風呂に入っていたような田舎ですから、僕の故郷は。(一同、“五右衛門風呂”と言う言葉に驚き、笑いがこぼれたものの、なんと、隣に座っていた大塚は中学生まで私も薪割ってた!と。)ソロンゴと僕自身が重なる感じがするので、演じるのではなく、苦しいことも、楽しいこともすべてにおいて、ソロンゴの気持ちを素直に僕に“憑依”させて、観ていただく方々に伝えたいと思っています。


A1(大塚):演じるナヨンは夢を持って田舎から出てきた女の子です。年齢も27歳で、実際に私自身とも近いですし、また、先ほどもちょっと話しましたが、私も岡山から出てきていて、境遇も似ているので、スッと役に入れるかなと思っています。ナヨンは弱い部分もある普通の女の子ですが、正義感が強くて、純粋な女の子です。また、感情豊かでお酒を飲んで酔っ払ったり、喧嘩をするシーンもあるんです。ただ、私はお酒があまり強くないので、お酒を飲むシーンはリアルさを出すためにも練習しときます!(笑)私自身の殻を破って、感情をリアルに出していきたいと思っています。


A1(岡):スーパーの奥さんの役、…それとよりナヨンとソロンゴの2人と関わりが強い重要な役として2人が暮らす長屋の大家さんを演じます。その女性は先天性の四肢切断で脳性麻痺の40歳を過ぎた娘を抱え、父親が違う息子とは絶縁状態。もとは田舎から出てきて、苦労してきた女性だと思います。その女性が持つ苦しい境遇のなかでも決して暗くなることなく、“力強く生きる”“お金は大事”“生きることが大事”という“強い生命力”を表現できればいいなぁと思っています。また、クビになってしまう書店の店員も演じます。お酒を飲んで恨み節も言うこともあるので…。私もお酒練習しなきゃ。(笑)


A1(美羽):ヒジョンちゃんママを演じます。ブティックを経営していて、娘がいる42歳のバツ1女性です。それにダメ男好きで…。(笑)過去がありながも、自分の心に正直で、前向きに強く生きている女性でありながら、苦労をした分、人の痛みが分かるそんな女性です。軽くなり過ぎることなく演じられればと思います。また、たとえ、40歳過ぎていても、娘がいても“女性”を忘れていない、そんな女性なんですが、でも、どこか“おばちゃん”の持つコミカルな感じを出せればと思っています。


Q2:日本や外国の作品とこの韓国オリジナル作品「パルレ」に違いはありますか?どんなことを感じますか?

A2:(上杉):違いはあると思うんですが…。まだ、自分自身よく分かっていない部分が多いです。韓国でもロングランしている作品ですし、実際にソウルで観たときには感じる部分がすごくあって、日本でも同じようにロングランできる作品だと思うし、させたいと思う作品です。今回、僕自身がこんな大きな役をいただいたのが初めてで、比べることはできません。ただ、ロングランの作品に僕は、“挑戦”するだけです。成長する機会をいただけたと思います。はじめてのミュージカルで本当にすごくプレッシャーを感じています。ロングラン作品の持つ責任を担わなければならないという責任感でいっぱいです。

A2(大塚):ブロードウェイで上演されていた歌と踊りで構成された作品に出演させていただいたことがあります。それは“ショー”なんです。この「パルレ」の持つ人間臭さとは正反対の作品です。そのため、いまはその人間臭さをいかに上手く出せるかが問題だと思っています。ただ作った偽物ではなく、共演者と息を合わせて、リアルさを追求して演じていきたいですね。

A2(岡):ソウルで実際に2回観劇して思いましたが、日本のミュージカルとなんら変わらないと思います。でも、この作品の持つ力がすごく、すごく大きいんです。そして、韓国の俳優さんたちのレベルの高さには驚きました。私の役を29歳の俳優さんが演じていたこともあって、本当にすばらしかったです。このチャンスをいただけて、うれしいと思います。お芝居を大切にするミュージカルは最近、日本でも海外でも少なくなってきていて、どうしてもダンスなどが中心になってしまっているので、この「パルレ」のような“芝居”を大事にしている作品を私たち俳優陣も大事に演じていければと思っています。

A2(美羽):残念ながら、韓国のミュージカルを実際に観ることがまだ叶っていないのですが。単純に日本人と韓国人の感情の違いはあると思っています。私は日本人ですが、この作品では韓国人なので、その韓国人の感情をリアルに出せるよう頑張るだけです。それが上手くできれば、作品はものすごくすばらしい作品ですので、成功すると思っています。

Q3:この作品を一言で表現すると何でしょう?

A3(上杉):“パワー!”ですね。皆、泥臭くても一生懸命生きている人々がいるんだから、君も頑張れ!というような思いを感じて、帰っていただければと思います。

A3(大塚):“一体感”です。感情豊かな作品でもあるので、ご覧いただく方も一緒に感情を舞台上にいる私たちと共有してください。

A3(岡):“洗濯=人生の重み”ですね。この作品のタイトル「パルレ」は「洗濯」と言う意味です。でも一言で洗濯と言っても洗濯機でするのではなく、洗濯板を使って手で洗うんです。それは、とても大変なことです。洗うこともそして、絞ることも。干すときには手では絞りきれない水分で重いはず。でも、苦労をした分、乾いたときはうれしさが倍増するのではと思います。洗濯はつまり人生そのものなんだと思います。私もたまには手で洗濯して、感触や石鹸の匂いを感じてみようと思っています。(笑)“人生の洗濯も必要”ということですね。

A3(美羽):“感情”でしょうか。日本人が忘れてしまったような感情がこの作品にはあるように思います。そして、日本人はとかく感情を表に出さない、それが美徳だと考えているところがありますよね。でも、この作品では感情を出しても良いんだ!はっちゃけてもいいんだ!ということを皆さんにメッセージとしてお届けしたいと考えています。

お忙しい中、打ち解けた雰囲気で、一つ一つ丁寧にお答えいただいた4人のキャスト陣に感謝しつつ、「パルレ」の成功を祈っている。

なお、この「パルレ」には韓国のOST界のプリンスJUSTもソロンゴ役でWキャスティングされている。出演者陣もまだ、スチール撮りでしか、顔を合わせていないようだが、岡まゆみ氏から、「日本のオモニ」(いやいやオモニ<お母さん>ではなくて、ヌナ<お姉さん>ですね、十分に。)になりたいという言葉が飛び出した。国籍を超えた日韓の俳優陣の息の合った演技も歌も期待大である。

作・演出:チュ・ミンジュ

音楽:ミン・チァンホン

美術:ヨ・シンドン

上演台本・歌詞:保坂磨理子

共同演出:鈴木孝宏

2012年8月22日(水)~27日(月)

三越劇場(日本橋三越本店本館6階)

パルレ公式HP http://www.bballae.puremarry.com/

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