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2017年10月19日 06:00

舞台『オーファンズ』細貝圭さん×佐藤祐基さん×加藤虎ノ介さんインタビュー!「僕らならではの『オーファンズ』を届けたい!」<前編>

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

マキノノゾミ演出による現代版舞台『オーファンズ』が10月14日から兵庫・東京で上演される。

 3人の孤児たちの深い孤独、深め合う絆の先に見えるものは……
『オーファンズ』は、“蝕まれた心が愛によって癒されていく”というテーマで書かれた、ライル・ケスラー脚本による傑作舞台。米国では名優アルバート・フィニーやマシュー・モディーンらのキャストで映画化され、日本でも1986年に劇団四季が初演し、椎名桔平、根津甚八、吉原光夫、高橋和也など、錚々たる俳優達が演じてきた。

今回、兵庫と東京で上演される本作では細貝圭、佐藤祐基、加藤虎ノ介が挑み、思いやりを求め合う3人の孤独な魂が傷つけあいながらも人生を再生していく姿を描く。時代を超えて名作を世に送り出してきたマキノノゾミが上演台本・演出を手掛ける。

 ランランエンタメ(RanRan Entertainment)では、細貝圭さん、佐藤祐基さん、加藤虎ノ介さんにインタビューを敢行!作品に懸ける思いや役へのアプローチの仕方、家族のことやお互いの印象などについて語っていただいた。

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佐藤祐基・加藤虎ノ介・細貝圭

【3人の関係性をきちんと作ってみせていく(加藤)】

 ――まず、出演オファーを受けた時はどのように思われましたか?

細貝:嬉しかったですね。『オーファンズ』という舞台は、去年、柳下大くんがやられていたので作品名は知っていましたが、まさかその作品に自分が出ることになるとは思いも寄りませんでした。この作品は難しい翻訳劇という印象がありますが、今回はマキノノゾミさんの演出ということで安心して。初めてマキノさんとご一緒できることが嬉しかったですね。

佐藤:「嬉しい」という気持ちと同時にプレッシャーを感じましたね。お話をいただいた時から稽古が始まるまで結構、時間があるなと思ったのですが……。最初にこの作品の台本を読んだ時から何となく、他の仕事をしていてもどこか頭の片隅に『オーファンズ』があって……。

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――それは台詞の量の多さということも?

佐藤:もちろんそれもありますが。とてもいいストーリーだなと思いながらも、その中で(フィリップとして)“どうやって生きていこうかな”という想いがずっと心の片隅にあったんです。それくらい自分の中で大きなことなのかなと思いつつ、それでも、「やらせていただくのであればやってやろうじゃないか!」という感じでしたね。

加藤:僕は『オーファンズ』という作品を知らなかったので……って、いや嘘すぎるわっ(笑)。

佐藤:嘘ですね。去年、観てますよね(笑)。

加藤:拝見しました(笑)。だから最初、『オーファンズ』をやると話を聞いた時、純粋に「あれ?またやるんだ」という驚きがあったんですよね。でも、先ほど聞いたら去年の公演は別の制作会社こちらの制作サイドの「今回は少人数の濃密な作品を上演したい」という熱い思いがあって企画したそうです。これ初出し情報ですよ!?

細貝・佐藤:あははは!制作の人みたい(笑)。

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――ありがとうございます(笑)。では、“濃密な男の3人芝居”という本作品にどのような期待感をお持ちですか?

細貝:演出のマキノさんが、その時の心情や動きにともなう台詞の言い方を、上手く誘導してくださるんですよね。今は台本を初めて読んだところから、さらに構築している段階で。昨日、ちょうど一幕があたり終わったところですが、これから先はどうなるのか、台本を読んだ印象とどう変わっていくのかが楽しみですね。

佐藤:自分でやっていることが合っているのか間違っているのかわかりませんが、そうやって葛藤している感じは嫌いじゃないですね。今僕らはマキノさんを信じてやるだけで、どんどん深いお芝居になっていけたらいいなという想いですね。自分でどう演じようかというより、それこそマキノさんが仰っていた「どういう関係性を築いていくか」というところに重点を置いているので。もちろん、自分でどう演じようかと考えてはいるのですが、そこの比重はそんなに大きくはないですね。

加藤:言葉は悪いけれど、とりあえず“馬鹿になろう”と。様々なアイディアを自分の中にどんどん取り入れて、そこからいろいろと乗っかっていけばいいかなと思っています。稽古の進み方にも依りますが、今はある程度の形を作っていくような段階ですので。(稽古の進みは)割りと早めのペースだよね?

細貝・佐藤:早いですね。

加藤:今はそれをやりきってから、いろいろ自分の中に溜めていって、そこからの稽古で乗せていきたいかな。「こうしよう、ああしよう」という具体的なことではないのですが、今、重点を置いていることは、この3人の関係性をきちんと作ってみせていくという形の稽古なので、それをやってからですね……ちゃんと答えたな(笑)。

佐藤:ちゃんと答えてください(笑)。

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舞台『オーファンズ』の兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて10月14日(土)~10月15日(日)まで。東京公演は草月ホールにて10月18日(水)~10月22日(日)まで上演。

公式HP:http://www.orphans-stage.com/

孤児(オーファン)との共生によって再生する孤児たち(オーファンズ)―
フィラデルフィアの廃屋で暮らすトリート(細貝圭)とフィリップ(佐藤祐基)の孤児兄弟は、凶暴な性格の兄トリートが臆病な弟フィリップを外界に出さずに支配し、トリートの稼ぎだけで生活をしていた。そこに、やくざ者のハロルド(加藤虎ノ介)が迷い込んできて、彼もまた孤児だったことから、3人に疑似家族のような日々が訪れる。
ハロルドはかつて自分がされたことを返すかのように、若い二人にさまざまな事を教えていく。フィリップの中でトリートの存在は少しずつ薄れていき、やがてトリートは孤独感にさいなまれてしまう。
孤児(オーファン)との共生によって再生する孤児たち(オーファンズ)の物語の向かう先とは・・・。

■Staff
【作】ライル・ケスラー
【翻訳】小田島恒志
【上演台本・演出】マキノノゾミ
【美術】奥村泰彦
【照明】中川隆一
【音響】高橋巌
【衣装】三大寺志保美
【ヘアメイク】中原雅子
【演出助手】齊藤理恵子
【舞台監督】小川亘
【宣伝写真・宣伝美術】トリプル・オー
【宣伝写真スタイリング】堀井香苗
【東京公演広報】ディップス・プラネット
【プロデューサー】栗原喜美子
【共同製作】サンライズプロモーション東京/兵庫県立芸術文化センター

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